今日は、天気が良くなる気配が窓の外に広がっています。

霧が濃く、あたりの景色をすっぽりと覆っていました。

柔らかな空気に包まれているようで、気持ちが落ち着きます。

 

人は思いがけない優しさに触れた時、心の振り子が大きく揺らぎます。

様々な感情が入り混じり、最後には深い感謝の気持ちで心が満たされます。

 

昨夜、大切な方からの話を聞いて、私自身もふと思い返していました。

 

本能的に、見せかけなのか、真意なのか、を知らず知らずのうちに嗅ぎ取っていくもの。

大人への階段を上っていく度に、処世術を身につけていきます。

 

慎重になり、保険をかけながら前を向く。

ある意味、素直な気持ちに対してどこかでブレーキをかけてしまう自分がいます。

 

そんな中で、無条件の優しさに触れた時には、何も考えられずへたり込むだけなのかもしれません。

温かい記憶が尽きることなく込み上げてきて、その都度思考は停止してしまいます。

 

その方の心中を察するだけで、胸が詰まる思いです。

 

当然のように喜怒哀楽の感情を表せるのは、本当の意味でしあわせの証です。

 

歳を追うごとに、両親への感謝の気持ちが日に日に増していきます。

責任を負うことができるようになった今、若い頃のいい加減だった自分をもどかしく思います。

わかっていたつもりでいたことを、本当の意味で理解できるようになった時、激しく押し寄せてくる波に一気に呑み込まれてしまいます。

 

大切な方のおかげで、私自身改めて人との繋がりの大切さをしみじみと思い深く味わいました。

 

 

高校生の頃ですかね。

ものすごくヒットしました。

レコードも買いましたよ。

和訳がとてもマッチしています。

英題『hard to say I'm sorry』。

邦題『素直になれなくて』。

シカゴです。

昔のシカゴとは、ずいぶんと趣向が変わりました。

アルバム『シカゴ16:ラブ・ミー・トゥモロー』より。