最近、リビングにあるCDプレーヤーの調子が悪く、リッピング不良を起こしていました。

パソコンに向かっている時は、必ず音楽をかけます。

そういう考え事やシーンを思い描いている時のバックは、決まって歌詞のないジャズです。

時々、気分転換に好きなアーティストの画集を広げたり、お気に入りの作家の小説を手にとったりと……。

好きなカントリー・ミュージックをかけて、コーヒーを飲みながら、煙草を吸いながら、リラックスした気分に浸りたいのですが、CDプレーヤーがうまく信号を検知してくれません。

 

一昨日の夜、居ても立ってもいられなくなり、アマゾンを開きました。

CDプレーヤーの紹介ページを目で追いながら、ある商品へと行きつきました。

ずいぶん安く販売していました。

もともとオーディオは趣味で、そこそこのものを自分の部屋には揃えていました

プリメインやセパレートのアンプ。

海外製のスピーカーやアナログ・プレーヤー。

最近は、自分の部屋もご無沙汰で、それらの装置も3か月は放置状態です(本気でもったいないと思ってしまいます)。

でも、リビングなので、これくらいで大丈夫、と思いそれに決めました。

よく見ると、さらに2000円も安いのを発見しました。

早速購入、そして昨日届きました。

 

よく見えなかったのだと思いますが、どうやら中古のようです。

当たり前で、新品を買ったつもりだったのです。

思いもよらない、私だけの心象的事故でした。

ピックアップ・レンズの消耗残が心配ですが、昨夜は気持ちよく動いてくれました。

 

会社にはハズキルーペはありますが、リビング用にも買わないといけないな、と痛切に思います。

最近CMが、なんだかよくわからない感じになってきましたね。

見ていて楽しいのですが、ゴージャス感満載で、なんだかもったいない気もします。

映画やドラマにも同じようなことを感じますが、どうなんでしょう。

誰が主軸で、誰が主人公なのかが分かりにくいほどの豪華なキャスティングに絢爛たるシチュエーション。

求心力を高めようとする表れかもしれませんが、蛇に足を描き加えてもかっこいい龍にはなりません。

 

内容が充実していれば、必ず人は振り返ってくれるもの。

そう思いながらも、まだまだ自信が持てない自分がいるのも事実。

迷ったり、悩んだり、嬉しかったりの繰り返し……。

でも、それも悪くないな、と思う今日この頃です。

 

Oh yes I’m the great pretender
Pretending that I’m doin’ well
My need is such, I pretend too much
I’m lonely, but no one can tell

『グレート・プリテンダー』の歌詞の一部です。

若い頃は、こんな感じで毎日を過ごしていた気がします。

今思うと、どうしようもないほどの馬鹿だと思いますがね。

ザ・プラターズのベスト・アルバムより。