先日の社交ダンスのレッスンの時に、時間がぎりぎりになりました。
というのも、飼っているブラックタンのほうのダックスが急に吐いてしまいました。
部屋が暖めすぎたのが原因かもしれません。
たまに吐きます。
先生も犬を2匹飼っておられるので、レッスンの前にそんな話をしていました。
先生は売れ残りの犬を引き取ったのだそうです。
私と似た思いに、なんだか嬉しくなりました。
私のところも同じです。
生まれつき奇形だったため、すぐに繁殖にまわされ、劣悪な環境での生活を強いられていたのでしょう。
NPOの方から連絡をもらい見に行くと、おびえた表情で、気持ちを窺うような上目遣いです。
毛は硬くがさがさしていて、口の中を見ると真っ赤な歯茎に歯はぼろぼろ。
妙になついてきます。
出産の時に子宮ごと取り出したため、里親が見つからないと殺処分とのことでした。
まずは散歩からです。
外を歩いたことがないので、怯えて一歩も足を踏み出しません。
自転車のかごに乗せ、一緒に歩くことから始めました。
うちに来て、もう10年目です。
はじめに我が家に来たのはレッドのダックスです。
これも売れ残りで繁殖に回される手前でした。
娘が小学5年生でした。
時間が経つのは速いものだ、と感心します。
今では、2匹とも仲良しです。
そして、今ではきちんとシートの上でおしっこやうんちをしてくれます(はじめの頃はリビング全体が犬たちのトイレでしたが……)。
時間の経過は、どんなことも和らげてくれるのかもしれません。
自分の記憶をたどってみても、楽しかったことのほうが多い気がします。
それは、悲しかったり、辛かったっことを、いつのまにか淡い想い出に変えてくれているのかもしれません。
どんな時でも、生きる希望を捨てないで欲しいと思います。
痛みや苦しみを乗り越えたピアノの音色は、きっと多くの人の琴線に触れると思います。
何が正しいのかわからない世の中で、自分の居場所を見つけるのはとても難しいことです。
でも、自分の居場所は必ずあるもの。
分厚い座布団か素敵なソファを用意して待っていてくれていると思います。
how gone is goodbye
Is that last bridge burnin'
Is that point of no returnin'
What I'm seeing in your eyes
How gone, how gone is goodbye
パム・ティリスの『HOW GONE IS GOODBYE』の歌詞の一部です。
エネルギーに満ちていて、いつ聴いても気持ちが上がりますね。
個人的には、ポスト・ドリー・パートンだと思います。
私も負けないように、ジルバに没頭します。
アルバム『HOMEWARD LOOKING ANGEL』より。

