今日は、どんよりとした空気が辺りに漂っています。

 

空を仰ぎ見ると、厚い雲がホールや音楽室にしつらえてある緞帳のように重く垂れこめています。

 

お客さんでもあり同級生の奥さんが先日亡くなりました。

肝硬変だったそうです。

 

出張だったため、通夜、葬儀に参列できず、

若いのに思いを託し、香典を手渡しました。

 

52歳とのこと。

 

同級生のそいつは大泣きしていた、と聞き、さもあらんと納得します。

 

今日、顔を出してきました。

 

香典を手渡し、線香をあげさせていただきました。

 

同級生のそいつは、相続関係の書類を取りに行き、不在とのことでした。

娘さんが対応してくれました。

 

家をあとにしてハンドルを握っていると、同級生のそいつから、お礼の電話が入ってきました。

 

 

振り返ったとき、ふと思うことがあります。

 

自分が子供の頃に抱いていた大人に対する印象と今の自分はどうだろうか、と……。

 

正解がないなかで、迷いながら生きてきたような気がします。

 

結婚し、子供が生まれ、新たな責任を背負うことになります。

 

いつのまにか――放置された建物に張り付く蔦のように――時間が経つにつれ心身ともに窮屈になっていきます。

 

私の娘も、ブログを拝見させて頂いている方の娘さんと同じく今年二十歳を迎えました。

来年成人式です。

 

また、ブログを拝見させて頂いている方と同様に、人生の折り返し地点を迎えた今、これからは残りの時間を大切に使っていきたいと思います。

 

 

ドリス・デイとアンドレ・プレヴィンとのデュエットです。

歌声とピアノの絶妙なブレンド感。

世紀の大物同士の贅沢なアルバムです。

社交ダンスも同じですね。

相手を思いながら踊る。

余裕がないので、先生としかうまく踊れませんが……。