近頃は微妙な天気です。
陽射しが出てきたかと思えば、通り雨がせっかくの熱を奪っていきます。
人生、カム・レイン・オア・カム・シャインですかね。
海の景色のように、うまい具合に水平線がバイオリズムの波を映し出してくれます。
ブルーなときもあれば、夢色に染まることもあります。
相手があればこそ、のケミストリーの産物。
社交ダンスでも同じです。
相手への気遣いが、知らぬまに自分へと返ってくる。
どんなことにも共通します。
先日、よく拝見している方のブログにジョージ・ベンソンのことが書かれていました。
自分の部屋のCDの棚から同じものを抜き出して聴いてみました。
なるほど、陽だまりの中でロッキング・チェアに揺られて、鳥のさえずりを枕に目を閉じる。
そんな印象の演奏が多く収録されていました。
そのときそのときの自分の感情の波の高さによって、曲や演奏の印象ががらりと変わります。
若い頃、誰もが抱える焦燥的情熱はいつしかその影を潜め、
気づかないうちにため込んだ滋養は、岩盤から滲み出てくる水のように枯れることはない。
決して後ろ向きではなく、常に前へ。
過去は消すことはできないし、その必要もまったくない。
送ったメールと同じ。送信のボタンを押す前には慎重を期す。
ジョージ・ベンソンのハイ・スピードで煽りまくる『オール・オブ・ミー』。
初めて聴いたときは、カッコよすぎて痺れました。

