今朝は小雨がしとしとと窓ガラスを濡らします。
やっぱりどんよりとした曇り空には――気持ちを静めるような――こんな雨の降り方が似合います。
どんなことにも“お似合い”はつきものです。
他の選手の方と会話をする中で、
“なんちゃって”の気持ちではないことに気づきます。
はじめてフロアーで練習をされている方たちを見て、
素直に感動します。
笑顔で踊ることを心がけ、はじめにジルバ、そしてルンバと。
結果は予選落ち。でも、とても楽しく踊れました。
パートナーをしてくださった年配の方に感謝しつつ、
帰途を見送ったのち、
私は最後まで観戦していました。
先生も見に来てくださり、
自分のゼッケン番号を叫んでくれます。
そのたびに照れくさく、苦笑いがこぼれます。
今の身の丈を超える貴重な体験をさせて頂きました。
あとで、先生にも“練習していれば結果は違ったかもね”、
と慰めの言葉を頂きました。
社交ダンスの扉を開け、また一つ奥の部屋へ。
その先にある新しい広間は、
より一層精彩に富んだ色彩を放つことでしょう。
焦る気持ちを抑えつつ、
確実に一つ一つを咀嚼し、
次のステージを迎える自信へと繋げていきたく思いました。
ハンク・モブレーのアルバム『ディッピン』。
『リカード・ボサ・ノバ』。
そんな気持ちです。
イーディー・ゴーメが歌う『ザ・ギフト』と同じ。
確か煙草のCMで使われていました。
左側のペア、イケてないオヤジです。


