昨日、先週に続き、家の勝手口を煉瓦で装飾。
午前中に済ませました。
玄関先のメダカにも遅めの朝食。
あまりの暑さに少し心配です。
日中は、さすがにエアコンを効かせたリビングで、のんびりと。
ギターを練習したり、DVDを観ておりました。
これだけ毎週のようにDVDを観るのも、本当に久しぶりです。
『シンデレラ・マン』。大恐慌時代、映画のタイトルのあだ名を持つ実在のプロボクサー、ジェームズ・J・ブラドックの大番狂わせの末、家族のためにチャンピオンベルトを掴むという伝記映画です。
愛する家族との生活を守るために、主人公の心の中には見栄や虚構は一切介在せず、ただひたすらに正義を貫く。
ストレートに胸を打つ映画でした。
清々しい余韻に浸れ、しあわせな空気に包まれました。
それで、驚いたことがあります。
監督が、ロン・ハワード。名前を忘れていましたが、特典映像で監督として椅子に座っていたのが、
なんと、大好きな『アメリカン・グラフィティ』に出演していた俳優さんでした。
こんなところでも“自分な好きなもの”がつながっているものなのか、と感慨にふけりました。
『アメリカン・グラフィティ』は、私にとってバイブル的存在です。
プロムでのダンス。車を流しながらのナンパ。将来の夢への希望と不安。
シーンを彩るヒップなオールディーズの数々。
ブログで拝見させて頂いている方が、先日、伊藤銀次とセッション。
今の天気と同じくらいキラキラとしていた頃の自分へ、瞬時に気持ちが引き戻されます。
まさに、私にとって、懐かしさがどっと押し寄せてくる瞬間でした。
佐野元春、杉真理、伊藤銀次、山下達郎、そして、その頂の大滝詠一。
ハイティーンの入り口に立った頃だと思います。
海で女の子に声をかけて、四人でボートに乗ったことがあります。
潮に流され、約2キロほど離れた地点でようやく砂浜に辿り着きました。
ボートを置きっぱなしにして歩いて帰っていると、
自転車に乗ったおじさんが、「こっちにボートに乗った連中、こなかったか?」、って息を切らしながら、私たちに向かって声をかけてきます。
乗ろうとした時に、偶然係員の人がいなかったので、私たちはそのまま黙ってボートを漕ぎ出しました。
ゆえに、そのおじさんは、ただ乗りされたと思い、追いかけて来たのだと思います。
「向こうのほうにいましたよ、そんな感じの人たち」、と答えたのを覚えています。
その時の友達は、今では高校の先生です。
時折、そのことを生徒に笑いながら話すのだそうです。
佐野元春を、1枚目、2枚目、3枚目と大好きな頃のアルバムを、一気に聴きました。
アメリカの文学的ヒップさとブリティッシュなソリッド感を併せ持つ、この頃の元春が一番フィットします。
1枚目からは『勝手にしなよ』。
2枚目からは『ハートビート』。
3枚目からは『ダウンタウンボーイ』。
たまりませんね。




