先日、時間が空いたので、久し振りにDVDを鑑賞しました。
タイトルは英題『Love is all you need』、邦題『愛さえあれば』。
スサンネ・ビア監督のデンマークの映画です。
ごく普通に、日常的にあり得るであろう状況設定の中に、それぞれの心の葛藤を描いた作品です。
単に甘いだけの映画ではありません。
そのあたり、監督の懐の深さ、人への敬意、
美しいものへの感動と畏敬の念が溢れています。
ロケーション、キャストに至る細部のこだわりを感じます。
小粋なアドリブにきづく場面があったり、と。
渇いた砂地に雨の雫がすっと吸い込まれていくような、
気づくといつのまにか近くの空に虹がかかっているような。
そんな爽やかな後味をもたらしてくれる映画でした。
カトリーヌ・フロ主演、『地上5センチの恋心』も素晴らしいですね。
本当に素敵ですよ。
おそらく地球上の誰もが抱くような感覚を――的確にあぶりだしながら――おもしろおかしく表現しています。
この作品は、脚本の素晴らしさとカトリーヌの魅力がうまくブレンドされています。
チョコレートは好きだけど、甘くていまひとつ触手が伸びない。
そんな感覚に似ています。
単に恋愛の行方だけに終始しない小説や映画は面白いですね。
味付けとしては、恋愛はなくてはならない香辛料のひとつですが……。
今日は、個人レッスンの3回目です。
ブルースの続き。
7月8日のパーティーまでに、ジルバとブルースを踊れるように、と
ダンス教室の年配の生徒さんにわりと強めに言われました。
気持ちは嬉しいのですが、私的にはちょっと負担です。
たまらなくキュートな曲が聴きたくなります。
そういう時の最右翼は、『just squeeze me』。
デューク・エリントンのナンバーですが、多くの女性ボーカリストが歌っています。
ジェーン・モンハイト版がネイティブでは好きです。

