昨年末のある日、ぶらっく魔王さんから
「最近、Ghibli Cupの記事書いてないですね。
 書きませんか?」
と言う超素敵な申し出をしていただいたので(脅してないよw)いつものようにウヒョヒョヒョとこの嬉しい申し出を受けることに。

久しぶりに対面する黒姫嬢は相も変わらず艶っぽさを振りまいています。

早速乗り込んでキーを回します。
長めのクランキングがオープンカップのハイチューンエンジンであったことを思い出せます。

久しぶりに運転して思ったのはやはりそのバランスの良さですね。
絶対に2Lとは思えないパワーに改めて感動します。
特に4000rpmから上のパワーの溢れ出方がハンパないです!

今回は高速ステージとワインディングの両方を味わわせていただきました。

まずは久しぶりの高速ステージです。
ガツンと踏むと怒涛の加速!

ホンマに2Lか?

2速フル加速から3速→4速→5速とシフトを上げていっても加速感は全く衰えません。
そのまま6速全開で物凄い速度域に(プププ

もうね、呆れるような加速です。

アッという間に途方もない速度になっていますが、これが全く怖くない(抜腰)

ふわわkmを超えてもなお抜群の安定感!

姫も前脚はQPⅣevoの脚が入っていたおかげで、その前に乗っていた’96の2.8GTよりウンと安定感がありましたが、このCupは別次元です。

まず何よりも「重厚」と感じます。
やはり改めてこのエンジンは別物ですね。

姫は一にも二にも軽く、まるで軽量NAのような回り方が魅力でした。

しかしこのOpenCupのエンジンは全く別次元のエンジンです。
フルバランス取りされた手組みのエンジンだけが持つ精密機械特有の重厚感を持っています。
しかしマスは感じさせない!
これは凄いなぁ(シミジミ

オマケにボディ剛性がまた凄い!
この二つの相乗効果で、とてもビトルボ・マセラティとは思えない重厚感があります。

ただしこの重厚感は、ドイツ車のようなそれではなく、また最新の車のようなハイテク感満載のそれでもなく、あくまでもこれまでのビトルボの延長線上であるとすぐに分かる、しかし別次元の安定感です(笑)

正直ふわわ㎞オーバーで、それほどの速度感を感じないのはビトルボでも初めてですね。

また、スルーギアでの追い越し加速にも凄いものがあります。

5速で流している状態からそのまま右足に力を入れると、これがまぁ、呆気にとられるような加速をします。
前回の記事でも書きましたがターボのレスポンスはストックのギブリよりも一段と鋭いですね。

ギブリは普通、高速ステージでは大排気量GTのような振る舞いをしますし、実際姫も高速ステージでは一気に加速してあとは6速で巡航が普通でした。
5速で引っ張っても出来るだけ早く6速に入れて巡航モードに入れたいのです。

しかしこのCupは違います。
6速に入れても加速し続けたいのです。
ということはとんでもない速度で走り続けないといけないのでこちらがもちません。
結果私はどうしたかというと「5速で走る」です(プププ
でもこれは”生活の知恵”です
でないとマジでこちらがもちません。

とにもかくにも常にこちらを煽り続けてきます。
こんなエンジンはビトルボにはないですね。
シャマルだってここまで煽っては来なかったなぁ。。。
まぁノーマルは、ですけどね。

 

で、お次は山に。
このエンジンとボディは山でどんな振る舞いをするんでしょうか?

本当は少し遠出をして(かなり遠いところですが・・・)走ってみたかったのですが、時間と塩カルの都合で断念、いつもの山へ(笑)

で、初めてこのCupで山を走りましたが驚いたのはいつも姫と走っていたワインディングですが、ギアが一速上がったことです!

とにかく一速上のギアで走れてしまう!!
この安心感はなに?!

上手く伝えられませんが、とにかく速いのなんの!
「俺ってこんなに上手かった?」
と錯覚起こしそうで(笑)

姫の時に感じた「上りでの若干の痛痒感」も全くありません。
怒涛のパワーでガンガン上っていきます!

もう面白いように登っていきます!
コーナ出口でフルブーストをかけると鬼ダッシュ!
こっちの息が上がりそうで・・・

しかしさらに凄いのは下りです。

ビトルボとは思えない強固なボディ剛性と素晴らしい足廻りのおかげでこれまた何の不安感もなくいけます(笑)
この剛性感は姫にはなかったなぁ。。。

姫にはしっかり感はあってもこの剛性感はありませんでした。

まぁCupはストックのギブリに150か所以上のスポット増ししてあります。
しかもロア・アーム、サブフレームも補強されています。
剛性感が違うのは当たり前です。

 

普段はボディ剛性なんか気にしないのですが(ビトルボで気にしたら乗れないし-笑)乗り比べるとその違いは明らかになりますね。
そして安心感の違いはそのギア選択にも明らかな差となって出てきます。

下りながらコーナー手前で減速、鼻先を入れてからアクセルオンで曲がっていく時の安定感、そしてコーナー出口でフル加速!
下りと相まっての加速感はもう言葉にならないですね。
最高のアドレナリン発生器です。

ブレーキは一般的なCup、つまり2.8と同じでフロントはブレンボの4ポッドキャリパー、リアは何故かAteのフローティングキャリパー、、、

パッドを換えるとまたフィールも変わっていいかも。。。

ブレーキフィールは姫の方が良かったですね。
ま、ブレーキ使う速度が違いますけどね(笑)

 

山を走ってみて思ったのは関西の山では道が狭いですね。

信州か、東北の豪快なワインディングに持っていって走りたいと思いました。
個人的には信州は諏訪から佐久へ抜ける国道299号の峠越えルートを走りたいですね。
あの道はいい!!

何年前だったか、8年の姫との共同生活の中でも思い出に残る飛ばし方をしたみちです(笑)
あそこに連れて行きたいなぁ、と密かに思った次第です。。。

またお願いしますね(笑)
ありがとうございました!