カフェで韓国語 CAFE-COREA通信 -7ページ目

クォン・サンウ? グォン・サンウ?

皆さん、アンニョンハセヨ!


先週の週末から、クォン・サンウ主演のドラマ
「悲しい恋歌」の放映がスタートしました。

前作の「天国の階段」の時もよく聞いた話ですが、
月曜日から土曜日の4時が待ちきれないと言う方、多いのではないでしょうか。

「悲しい恋歌」がどこまで視聴率を伸ばすのか注目されますね。


さて、そのクォン・サンウという名前。
最近では、どの雑誌やテレビを見てもォン・サンウといわれますが、
出始めの頃は「ォン・サンウ」と書かれていたりしましたね。

どうしてこのように、媒体によって書き方が違うのか。
不思議に思った方も多いと思います。

韓国語の平音と呼ばれる音、主にp、t、k、jは頭では濁らない音になります。
しかし、これらの音は文章の真ん中に来ると濁る音になるのです。
(※全てがそうというわけではありません。濁らない場合もあります)

たとえば、冬のソナタペ・ヨンジュンが演じていた役名、ュンサン。
これに苗字までつけて言うと、「カン・ュンサン」になります。

このように、位置によって発音が変わるため以前はアルファベットの表記も
文頭と文中で別々に表記されていました
(文頭ではp、文中ではbと言った具合に)。


対して、濃音と激音と呼ばれる音は、文中に来ても濁ることがありません。

濃音を場合はこれらの音を2回書いてあらわします(pp、tt、kk)

こちらはまだいいのですが、激音の表記をする場合、
文頭でもp、t、k、と表記するため、平音と混乱する場合が生じたのです。

これではアルファベットを用いると、どっちがどの音か区別がつけられません。

そこで、平音を濁った音b、d、gと表記を統一することにしたのです。

以前は釜山をPUSANと書いていたのに、
BUSANに変わっていることに気づいた方もいらっしゃるはずです。

これはアルファベット表記の変更のために生じた変化なのです。

クォン・サンウの「ク」は平音です。
アルファベットで書いたらgwonになります。

これを見たら、「グォン」と書きたくなりますね。
そのため当初は「グォン」と書かれていたのでしょう。

しかし、実際の音はグォンではなく、「クォン」の方が近いため、
次第に「クォン」に変わっていったのだと思われます。


ちなみに、日本でも有名な苗字である「キム」や「パク」の頭の音も平音ですが、
すでに表記がkimとparkで定着しているため、そのまま使われています。


日本語表記で頭の音が濁っている場合、
まず間違いなくその音は平音であるということを覚えておくと
韓国語を勉強する時に役に立つと思います。


さて、今週末5月7日(土)にはCAFE-COREAがお送りする
六本木ヒルズ韓国語講座第2弾が行われます!

講座名は「これさえ覚えれば韓国通! 
旅行ですぐに使える旅行会話レッスン&ソウル穴場情報」
です。

皆さまが韓国旅行ですぐに使えるあいさつ表現や、
緊急時に使う韓国語をCAFE-COREAのネイティブ講師が分かりやすく教えます。

ただ今予約受付中です!

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http://www.academyhills.com より承っております。

皆さまのご参加、心よりお待ちしております!


それでは、ゴールデンウィークの残りも楽しくお過ごし下さい!

チョウン ハル ドゥエセヨ!

クォン・サンウに注目!!

アンニョンハセヨ★

いよいよ今日の16時から
クォン・サンウ主演の「悲しい恋歌」が放送されます。

ファンの方はもう痺れを切らしていることでしょう!!
わかります、わかりますよ~^^その気持ち。

私も半ばあの魅力にとりつかれ気味です。

先日放送終了したドラマ『天国の階段』では
じつ~にスーツが似合う若い社長役で人気を博しましたね★

ちょっと強引で、でも傷つきやすい繊細な心を持った役で
劇中、壁にぶつかった時にどうしようもなく
世間を悲観したような(笑)涙が好きでした。

今回はどんな役なんでしょうね^^
楽しみv

でも、また日本語吹き替えなのかな?
クォン・サンウの声が聞きたいのにな~

そんなファンの方々も是非CAFE-COREAで韓国語を学んだら
新大久保あたりでビデオを借りて、
韓国語で生のクォン・サンウを体験しましょう!!

最後はしっかり宣伝してしまいました^^;
皆さん今日は16時までに買い物とか
しっかり終わらせておいてくださいね~

それでは、よいGWを!


羽田-金浦便のお話。

皆さん、アンニョンハセヨ!


羽田空港からソウルの西のはずれにある金浦空港への直行便。
もう就航して1年以上経ちました。


東京や神奈川、埼玉に住んでいる人にとっては願ってもない就航でした。
神奈川に住む私も、羽田までは1時間でいけるので、移動が楽になりました。


ソウルについてからも市内まで1時間。
移動の時間が大幅に短くなり、韓国がより近く感じられるようになりました。


海外旅行ですからね。いくら3泊4日で行くとしても、
荷物はそれなりに多くなりますし、それを持って歩くのは非常に苦になります。
その時間が短くなるのは大助かりです。


羽田-金浦便が就航する前までは、成田まで行かなければなりませんでした。

私の自宅の神奈川県中部から成田に行くとしましょう。


すると、まず電車で横浜まで行って、そこから成田エクスプレスで1時間半。

便利なことは便利ですけど、何より高いのです。


東京都内からだと3000円以下ですが、横浜からだと4000円を超えます。
これだとちょっと成田エクスプレスに乗るのに躊躇します。


じゃあ、快速エアポートで成田まで行くとしましょう。
お金自体は2000円以下ですが、途中駅が多く、横浜から2時間かかります。


硬いシートに2時間以上座っていたら、飛行機に乗る前に疲れてしまいますよね。

小田急線で新宿まで行ってから成田エクスプレスに乗ることも出来ますが、
どっちにしろ、3時間かかってしまうので、移動が面倒極まりないのです。


その上、成田からソウルに行くと、おろされるのは仁川空港。
きれいな空港に出迎えられるのはうれしいですが、何よりソウルから60キロ。


またそこから1時間以上車なりバスなりに乗らなければならなりません。

結局全ての時間を含めると約半日。
こうなると移動だけで疲れてしまい、初日は何にも出来ずに過ぎてしまいます。


よく日本と韓国のことを「近くて遠い国」といいますが、
私にとって以前の韓国は「本当に遠い国」でした。


羽田-金浦便が出来て、移動の手間が約半分になり、
「ちょっと韓国行ってくるわ」というのが可能になりました。


そんな感覚で昨年の12月、留学から帰国する際に取っておいたオープンチケットを使い
フラッと韓国に行ってきました。


9月の頭に「帰国します」と言って散々送別会などをやってもらったくせに
3ヵ月後に「来ちゃった」と言って現れる男。

本当に迷惑な男だと思います。


羽田空港に9時に着き、11時15分の飛行機に乗ろうと、
お土産を買ったりしながら出発を待っていました。


ところが、搭乗を終えて飛行機が滑走路に動き始めたとたん、
エンジントラブルでまたターミナルまで戻されてしまったのです。


すぐに直るということだったので、我々を飛行機の中で待たせたまま
修理に取り掛かったようですが、どうもうまくいかない。


予定時刻を1時間過ぎたところで、再びロビーに下ろされます。


ここで、問題が起きました。


羽田空港は国内線が主に発着する空港であるため、
国際線ターミナルは非常に規模が小さく、
出国審査を終えて中に入ると、食堂と言えば学校の購買部みたいなのしかありません。


時間は昼食時。
飛行機が飛ばない上、腹をすかせた乗客のイライラが募ります。


「購買部」が我々のためにソフトドリンクをサービスすると言いますが、
昼食を韓国で取る予定だった人たちにとって、それだけでは腹の足しになりません。


しかもこの日は12月にもかかわらず、朝方に台風並みに突風が吹き荒れた日で、
国内線の飛行機も軒並み遅れていました。


結局、離陸した時間は午後3時15分。定刻から4時間が過ぎていました。

ソウルについた頃、私が疲れきり、何もできずに寝た事は言うまでもありません。


「いったい何のために羽田便を使ったのか…」
これは多分私だけではなく、乗り合わせた人全てが思っていたことでしょう。


ちなみにこの飛行機には、俳優の萩原聖人さんが乗っていました。

映画「力道山」の試写会に出席するためこの飛行機に乗り合わせ、
このトラブルに巻き込まれたそうです。


非常に感じのいい方で、いろいろな方と気さくに話してらっしゃいました。


その萩原さん、座席はビジネスクラスの一番前。ほぼ1トップ状態でした。


「私もいつかあそこの席に座ってやろう」

そんなことを思った、羽田-金浦便の大騒動でした。

韓国から見た日本の女性

アンニョンハセヨ!
今日は日本全国よい天気に恵まれてそうですね。
  
東京もすばらしい晴天です!
  
  
さて今日は韓国の方から見た日本、
特に日本の女性について日記を書きます。
  
韓国のお友達がいる方はよくこういう言葉を耳にすると思います。
「日本の女性は謙虚で、おとなしくて、いつも笑顔。」
「従順で、お嫁さんにはもってこいだよ」と。
  
 じゃじゃ馬な私などは少々苦笑いですが
それでも外国の方には「つつましい」と思われるようです。
  
現在、韓国のSBS人気ドラマ『不良主婦』に
出演中の笛木優子さん[韓国での芸名:ユミン]が演じる
韓国男性と結婚した在日韓国人の妻役を通して
韓国では再び「日本人妻」ブームに火がつきそう。
  
ハリウッド映画『ラスト・サムライ』でも
小雪さん演じる「たか」は外国メディアに多く注目されました。
  
韓国映画の『力道山』でも
力道山に尽くす妻が脚光を浴びています。
  
夫を信じて、静かに見守る妻の姿は
結婚適齢期の男性のツボを刺激するのでしょうね^^
  
ただ黙って、従順に主人に尽くす日本女性。
このイメージはもはや韓国でも定着している様子。
  
様々なご意見・ご感想があると思われますが
「日本(イルボン)」にいいイメージばかりではない
韓国の皆さんも日本女性には少なくとも
評価をしてくださっているみたいです。
  
少し日本の女性にはプレッシャーかな?と
思われますが、さらなる日韓友好のために(笑)
私もしっかり女性を磨こうと思います!
  
ファイティン!
  
それでは今日も一日元気に頑張りましょう★
チョウン ハルガ テギル…

統一展望台・東側

皆さん、アンニョンハセヨ!

2回連続で森崎が担当いたしました、スタッフ日記。
今日は久々に私、片桐が担当いたします。


留学生をやっていた頃、私も韓国国内いろいろなところに行きましたが、
その中でも印象に残っているのは東海岸沿いにある、統一展望台でした。


板門店のことはご存知の方、多いと思います。
映画・JSAの中で警備区域内の「帰らざる橋」が舞台にもなりましたしね。

JSAの中で出てきた板門店は、有名な話ではありますが、
ソウルの映画撮影所に作られたセットで、本物ではありません。

板門店は、38度線付近を東西に走る休戦ラインの西の端のほうにあり、
休戦ラインの中で、唯一南北間の往来が可能な場所です。

ただここは、韓国の民間人が簡単に行ける場所ではありません。
休戦ラインの南側から2キロの範囲内は非武装地帯で、
その2キロのライン(南方限界線)よりさらに2キロ南に民間人統制線があります。

民統線は韓国人が許可なく立ち入り出来る北限になっており、
その先は許可を得なければ入ることが出来ません。

日本や、他の海外から韓国に行くと、割と簡単に板門店に行くことができます。
しかし韓国人は厳格な審査を経ないといけないのです。

昨年、私が板門店に行った時、たまたま横にいた韓国人の見学者たちは
なんと半年も前から申請して、やっと来れたということでした。


そんな韓国人の中にも、朝鮮戦争の混乱の中で、
南に渡ってきた、北出身の方が多数いらっしゃいます。

そんな方々の望郷の念を慰めるために作られたのが、統一展望台です。


統一展望台は、休戦ライン沿いに2箇所設けられています。

一箇所はソウルから板門店にむけて、自由路を北上していくと、
左手に見えてくるオドゥ山統一展望台で、こちらが西側になります。

そして、今回の舞台、東側の統一展望台は、
休戦ラインの東側の端に建っています。

こちらは江原道(カンウォンド)高城郡(コソングン)の中にあります。
高城郡は朝鮮戦争が休戦になった際に、南北に分断されてしまった場所です。
郡庁は北側にあり、南側には臨時郡庁が設置されています。

今話題の三陟(サムチョク)からは北に車で約2時間から3時間くらいになるでしょうか。


私は究極の雨男で、旅行に限らず何かをするときには必ず天気が悪くなります。
韓国から帰国する際などは台風の直撃を受け、大変な苦労をしましたし、
最近国内旅行をするときも必ず天気が荒れる、筋金入りの雨男です。

こちらの統一展望台に行った時も、雪まじりの嵐だったことは言うまでもありません。


私が最も印象に残ったのは、統一展望台に行く道すがらにあった、
ごくごく普通の田舎の集落です。

子供たちが寒空の中鬼ごっこでもしているのか、路地裏を走り回り、
おばあちゃんたちが、手を真っ赤に腫らしながら、キムチを漬けていました。

そこから北に約2キロの地点に、この統一展望台があります。

展望台から見えるきれいな砂浜には、所狭しと地雷が埋め込まれているそうです。
軍の歩哨所なども間近に見え、緊張感がみなぎる場所になっています。

軍事施設が立ち並び、否が応にも現実を思い知らされる光景と、
その脇で、普通の田舎町の普通の営みが行われている光景。

このコントラストが、そんなものかという妙な納得と
これでいいのかという違和感を、私の心に刻み付けたことをよく覚えています。


韓国の東海岸沿い、江原道。
春川や三陟など、韓流ファンにとっては見逃せないスポットが数多くあります。
食文化も豊かで、短い滞在でもいろいろな意味で心を満たしてくれるでしょう。

そのすぐそばに、高城郡のようなコントラストを見せてくれる場所もあること。
この現実を隣国に住む人間として忘れずにいたいものです。


ちなみに、晴れた時に統一展望台に行くと、韓国語のことわざにある、
「金剛山(クムガンサン)より、食後の見物(訳:花より団子)」の金剛山が見えるそうです。