下宿? ワンルーム? 寮? | カフェで韓国語 CAFE-COREA通信

下宿? ワンルーム? 寮?

皆さん、アンニョンハセヨ!


韓国へ留学しようと考えてらっしゃる方、耳寄りです。
今日は韓国の一人暮らし向けの家のお話です。


韓国に留学する際、一番困るのがなんと言っても住居です。
言葉も通じないところに行って、変なところに叩き込まれたんじゃ悲しいですよね。
家は一番ゆっくりするところ、どうせならちゃんと選びたいものです。

そこで、韓国の家について触れるのはどうかと、思い立ったわけです。


まず、ハスクと呼ばれる、朝夕2食付の住居。要は下宿ですね。

昼食は学校で取るとして、知らない食材が並んだスーパーで買い物したり、
何があるのか分からない食堂に入って、頼むことも出来ない。
留学したての頃にはそういうことも多々あります。

そういう意味では、朝夕食事がついているのは助かります。
主人(大体がおばちゃん)と身振り手振りで話すことで、食べ物についても学べますし、
韓国語を使ういい機会にもなります。

家賃は平均で月4万円くらい。保証金のようなものはないのが普通で、
水道やガスといった光熱費を払う必要がないので、割安といえます。

でも、トイレ・シャワーが共同というのが当たり前、
プライバシーというが多少守られない面もあります。

古いところに行くと、隣の音が筒抜けなどというのも当たり前の話なので、
下宿生活は韓国生活に慣れるまでの期間だけにしたいものです。


続いて、学生寮。キスクサと呼ばれています。寄宿舎のことですね。

語学研修で学生寮に入れるのは稀なケースです。
しかし最近では、語学研修生専用の寮を学校の外に建てるところも出てきています。
こういうところは管理も行き届いていて、きれいです。

韓国の一般的な学生寮は、相部屋が当たり前です。
しかも、築年数が相当経っており、清潔感の点で難があるところもあります。

ただ、最近では韓国人学生もそういうところを嫌うため、
新館を建設するところも増えてきているようです。

また、ソウル大学のように、外国人の本科留学生のための
マンション並みの設備を整えた、専用学生寮が建設されたところもあります。
ここの場合は門限なしの一人部屋、家賃も格安で提供されています。

平均的な家賃の詳細は、一般的な不動産とは違うので分かりませんが、
かなり格安の値段で入ることが出来るようです。


最後にワンルームをご紹介します。

ワンルームといっても、日本とは少し概念が違い、
部屋が三つあってもワンルームといったりします。

一人で自由に使えるという意味で、ワンルームという言葉を使っているようです。

ワンルームには形式が二つあります。
一つはチョンセといって、入居時に高額な保証金を渡し、
年単位で契約するものです。

この場合は、月々いくらの家賃というのは発生しませんが、
契約が終わると出なければなりません。
なお、契約終了と同時に保証金はかえってきます。

ちなみに、契約金は200万円は下りません。
お金に余裕がある方は、こちらでもいいかもしれません。

もう一つはウォルセといって、敷金のような保証金を払い、
月々いくらの家賃を納めるといった形です。
こちらの方が庶民的ですね。

保証金の額はまちまちですが、月々いくら払うかによって、
その額を相談してくれるところもあるようです。

ワンルームの利点は何よりもプライバシーが守られるところでしょう。
下宿や寮だと、プライバシーという面で難がありますが、
ワンルームは他人に干渉されることがないので、気楽に過ごせます。

韓国生活に慣れ、お金に余裕が出てきたらワンルームをお勧めします。


ちなみに、コシウォンという下宿に似た形式の家もありますが、
国家公務員試験を受ける学生たちが住んでいるところで、自由が利かないので
あまりお勧めすることは出来ません。


どれが自分にあっているか、よく考えてみてから決めるのがいいでしょう。
韓国に留学する際の参考にしてみてください。