以前、野宿生活の末にビッグアーティストとなったヒロヤマガタを紹介しました。
今日紹介する画家さんは、そんなヒロヤマガタにあこがれつつ、絵の路上販売から始まり独学でアートの道を切り拓いた方です。
「水彩画師トモミ」
彼の絵は、とってもお洒落
独学でもここまで素敵な絵を描けるようになるんだぁって感動しちゃいました
んん、、、というか、独学だからこそ、その人のセンスが強く光る
のかもしれませんね。
実は、Maikaは、数年前、水彩画師トモミに会ってお話したことがあります。
TOKYUHANDSの前で、アーティストさん達が作品販売をする企画が開催されていました。
そこで、とても美しいデザイン&色遣いの作品を発見。虹色が奏でる美しい女性の絵に、惹きこまれていきました。
「この絵素敵ですね。」
って、maikaが歩み寄った先にいたアーティストさんが、彼でした。
お話をする本人は、絵と同様、とてもキラキラしていて、熱くて温かくて。
絵って、描く人に似るんだなぁって思いながら、彼のお話を聴いていました。
当時、オーダーが絶え間なくなってきてて、とても忙しかったトモミさん。
「そんなにオーダーいっぱいで、作品づくり追いつきますか?」って聞いたら、
「妻と子供の生活がかかってるから、できないとか言ってられない。命がけでやってますよ」って。。。
なんか、maikaの心臓にズドォーンってきましたね
彼はずっとラーメン屋でアルバイトをしていたんですが、ある時、店長さんが、アーティスト一本で頑張りなさいと、彼の背中を押してくれたらしいです。
始めたばかりで売れない時代は、車の中で生活し、公園の水で顔を洗うような生活をしていたとか。
彼のあこがれだったお城
心斎橋にあるヒロヤマガタのアートギャラリー。
(ヒロヤマガタがデザインしたアートギャラリーで、ヒロヤマガタを中心とする何人かの有名なアーティストの作品が展示・販売されています。)
彼は、「いつかあそこで絵を飾りたいなぁ」って思いながら
そのミュージアムのシャッターの前で自分の作品を並べて売っていたそうです。
そんな時期を乗り越えてきた水彩画師トモミ。
彼は、maikaに向かって嬉しそうにこう話してくれました。
「今度ね、そこのミュージアムで作品を展示できることになったんですよぉ!」
すごい、、、この人は夢を叶えたんだぁ。。。
maikaは、自分の夢を叶えるためのアドバイスを、彼に求めました。
「自分の道がこれって決まったら、とにかく早く始めることですね。」って答えてくれました。
それを実行した彼。
彼は2007年、過労で亡くなりました。
きっと、この世で彼の使命を果たすのも、早かったのでしょう。
現在は、彼の家族が、個展や作品販売などを続け、水彩画師トモミのアート作品を、世の中の人に送り続けています。
彼の絵は今でも水彩画師トモミの魂を受け継いで活動を続けています
その人の人生自体が人にメッセージを送ることってありますよね。
生きている時の水彩画師トモミと対話し、その後に、若くしてまもなく亡くなったという彼の人生全てを通して、受け取った一つのメッセージがありました。
それは、



皆さんも、水彩画師トモミの人生、という一つのストーリーを読んで、何か感じとるものがありましたか。
それが、彼があなたに送ったメッセージかもしれませんね
