きょうだい児って、いつまで経っても問題があると思う。
小中学生のときって、相談できる人がいなかった。
でも、親はまだ若いから、病気や突然死ではなかったら安心だけど。
高校生ぐらいになると皆は恋愛してキャピキャピしてた。
でも、私はどちらかと言うと卑屈だったし、理解してくれて受け入れてくれる人っていないだろうって思ってた。
自分に自信がないから余計そう思ったが。
大学生も同じ感じ。自分に自信がなかった。
小さいときは、お姉ちゃんなんだからと育てられ、
あなたの弟よって最初に言われたらしい。で、私のものって思って仲良くしていたとか。
赤ちゃん返りしたり、嫉妬はなかったらしい。
弟は私のものだから。
両親から仲間はずれにはされなかったみたい。
でも、思春期に入ったあたりから、
家にいるときは弟の面倒をみるのに疲れてしまった時期があった。
私は別のことしたいのに、お尻を拭いてあげたり、頭洗ってあげたり。
小中は朝学校に送り届けてあげたり。
家族だから協力することは当たり前なんだけど、押し付けられることに疲れてしまった時期かも。
父は口出すが手出さない。だから、お尻拭いてあげるのは私。
ひどいけど、イライラして八つ当たりしてしまった時期もあったと思う。
でも私の発散場所はなかったんだよね。
私も思春期に入り難しいお年頃だったし。
でも弟は何も言わずニコニコしてた。
きっと年の差がもっとあり、私が大人だったらそうならなかったかも。
私の身長も低い方だったし、弟を支えて歩くにもフラフラして大変だった。
もう少しって気を抜いた瞬間倒れて、弟は窓ガラスに手をついて手首を切った。
そんな事件もあった。
両親は、私もまだちょっとしか生きていない子供だと対応して欲しかった。
中学生時代は大人と思っていたが、まだまだ子供だし、思春期で自分の気持ちをうまく伝え切れなかったと思う。
自分の感情をどう対処して切り抜けたらいいかわからなかった。
今でさえモヤるんだから、今以上にモヤモヤしていたはず。
弟の面倒をみるお姉ちゃんだからといって、両親と対等じゃない。両親のように色々経験してきたわけじゃない。両親のように育てながら覚悟してきたわけじゃない。気づいたら可愛い弟がいただけ。
だから、面倒をみるのが当たり前として欲しくなかった。
健常同士の兄弟なら、小さいときは面倒みるかもしれないが、ある年齢になったら、対等な関係になり、生活の面倒はみないと思う。
私は大学卒業するまでできる限り手伝っていた。
頭洗ったり、お尻を拭くのは変わらず。
作業所に送りに行ったり、迎えに行ったりもしていた。
就職したら残業もあるから難しくなったけど。
トイレやお風呂は手伝っていた。弟が寝てからやりたいことをしていた。
成人までの問題点として、
きょうだい児に頼り過ぎないで欲しい。
できる限りのことは手伝いたいけど、きょうだい児だって色々問題を抱えてるし、自分のことで精一杯。
最初はいい子ちゃんだけど、思春期に入ったら爆発する子もいるみたい。
私は反抗的だったかも。感情が爆発してギャーギャー言ってた時期もあった。
頭冷やしてきなさいと言われたが、
もっと、きょうだい児に対するサポートをして欲しかった。親が無理ならそういうとこを教えて欲しかった。
障害のある子だけ話題にせず、きょうだいも話題にして欲しかった。
よく、ひきこもりやニートにならなかったなって感心する。
ひきこもる人と何が違ったんだろう?って考えてしまう。
もし、自分の子が同じようになったら、
思春期になり、親ができないこともあるから、
きょうだい児をサポートしてくれるところを探し、行かせてみる。
色々話し、発散することで自分だけじゃないって思って気が楽になるかもしれない。
中学生になれば、親ができることは限られてるから。
同年代の子達と話せるのは強みだと思う。