美術館の帰りにセントメアリー大聖堂へ行く。階段を登り、正面入口を目指す。


眼前にそそり立つセントメアリー大聖堂。

【セントメアリー大聖堂とは?】
オーストラリアで最初に建てられたローマカトリック教会のこと。ゴシック・リヴァイヴァル建築の大聖堂は1865年、火災により一度、焼失したが、その後63年の歳月をかけて再建された。ハイドパークに隣接している。美しいステンドグラスや高いアーチ状の窓が見所。十字架に架けられたキリスト像や子を抱く聖母の像なども見応えあり。運が良ければ巨大パイプオルガンの生演奏コンサートを見ることができる。

⚠過度に露出の高い服装は避け、帽子を着用の際は脱帽して入場、また祭壇の前では大きな音を立てたりせず雑談は慎むように。基本的に写真撮影はOK。しかしミサの最中や、祭壇近くの写真撮影は禁止。TPOを弁えよう。

実際に中に入ると、壮大な内観に圧倒されて言葉を失う。ハリー・ポッターの世界に迷い込んだよう。


静謐な雰囲気の漂う聖堂内。耳を澄ますと、なにやらボンボン、、、と鈍い音がする。


恐らくコレが噂に聞いていたパイプオルガンの生演奏コンサートだと思われる。運が良かった。実際に見ると、コンサートというようなブチ上がる感じでは、もちろんない。ボンヤリした優しい音色で、鳴っているのか鳴ってないのか、よく分からなかった。立ち入り禁止のポールがあるため、演奏者には近付けない。後に同行していた友達に聞いても「え?やってたっけ?」とのこと。注意深く観察しなければ、幸運を見落とす。


灯されたキャンドルが幻想的。ひとつ2AUD(約200円)でキャンドルを灯すことができる。







聖堂内の奥深く、祭壇近くまで進むと、十字架に架けられたキリスト像が見える。血だらけで生々しい。


ステンドグラスは、文字が読めない人のために、聖書の名場面を理解しやすいようにしたもの。陽の光に照らされて、キラキラとあらゆる色に瞬き、幻想的な雰囲気を作っている。ボーッと見惚れていると、遠くからキャッキャッと可愛い声がした。
振り返ると、天使みたいな美少女がいた。


くるくるのカーリーブロンドに、キャンディーみたいなブルーアイズだった。可愛い過ぎるから母親に、彼女を撮っていいか聞く。
「May I take a picture, her?」
ニッコリ笑って「Yes!」と応えた。
お母さんもチャーミングだった。


お兄ちゃんも近付いてきた。親子はお揃いの服を着て、全員が可愛かった。
母親に「She is very cute. And he too.」と伝える。
彼女はニコッと笑って愛想を振り撒いたが、全身から当たり前でしょ、という感じがした。きっとこんなことは、日常茶飯事なんだと思われる。

近くの博物館まで歩いてタクシーを拾って、ホテルへ帰宅する。メルキュールシドニーじゃ分からないから、今度からセントラル駅と言え、と言われる。24AUD(約2400円。3人で乗って、1人8AUD、約800円)。
17:45ホテルに停まっていた6人乗りタクシーにてオペラハウスへ向かう。

●シドニー・セント・メアリー大聖堂
住所 St Mary's Road Sydney NSW 2000
電話番号 (02) 9220 0400
ファックス (02) 9223 5208
営業時間 月~金 8:30~17:00
料金:無料
休業日:年中無休