この日は品川区後援、阪急トラベルグループのニッチトラベル社の主催する
海からの羽田空港を撮影するクルーズツアーに参加してきました。
チャーリィ古庄プロが講師としてつき、豪華なジーフリート号(ジーフリート号)
という川船クルーザーを貸切で、お値段も¥2万円を切るというお手頃価格。
品川区後援ということで廉価で実現した2年目のツアーで、今年3回催行予定で、
その最終回に乗船してきました。
ツアーには昼便でルフトハンザのB747を海から撮影することをメインにする回
と夕方便で夕景の富士山とC滑走路を離着陸する飛行機を撮影することをメイン
にする回の2パターンがあり、最終回のこの日は夕方便でした。
天王洲アイルの近くの波止場に集合して、乗船。
(ジーフリート号船内)(ジーフリート号上層階後部デッキ)
(hpから拝借)
船内は冷暖房完備で、お手洗いから電源まで充実していて快適空間。
撮影時のメインデッキになる上層甲板には手すりも完備されているので
救命胴衣などの余分な装備をつけることなくすみ、撮影環境としては最適
です。
14:15に集合、14:30からツアー開始。15:30-17:00が撮影タイムです。
まずは出航前にチャーリィ先生から事前レクチャーがあります。
(事前レク)

(主な狙いどころをレク)

高層気象予報のお話に始まり、羽田空港での運用と狙える写真の簡単なレクがありました。
この日は北風、快晴、波穏やかと好条件が揃った日になりました。
(ジーフリート号の本日の予定航路)

この後15:00ごろに出航して、運河沿いに南下。
東京湾に出て、B滑走路(Runway 05)エンドの先を回って、
15:30頃に撮影ポイントのC滑走路(Runway 34R)に到着。
そのまま速度調整をしてCラン沿いに途中まで行き、夕日の時間(日没は16:29)
に合わせて反転して17:00頃まで撮影し、
その後東京湾沿いに北上して戻るというルートでした。
(1) Bラン誘導灯越しにcランから離陸するANA機を狙って(@100mm)

EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/1600, F5.0, ISO160
この日は夕景撮影になると思って、レンズのチョイスには悩んだのですが、明るいレンズ
を選択し、サンニッパズームを持って行きました。
結果的には明るさの恩恵はあまり感じられなかったのと船上でレンズが重たく感じられた
一方で焦点距離がやや短く感じたのでRF100-500LやEF100-400LIIで十分だったかも
知れません。
(チャーリィ先生もRF100-500で撮り切ったと感想タイムにお話しされていました)
(2) Bランの誘導灯の下からCラン離陸機と着陸機を撮る(@200mm)
EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/2000, F5.6, ISO200
とはいえ、揺れる船上からの撮影なのでSSは稼ぎたい。レンズの明るさと重さのバランス
をどう考えるのか?というところでしょうか。
この(2)の時間帯はISO200と全然余裕があったので、重いレンズ(=重心が高くなって不利)
のデメリットが大きく感じられました。
(2') 同じ構図の写真を300mmで撮った例

EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/2000, F5.6, ISO200
1.4xエクステンダーも2xエクステンダーも持って行ってたのですが、付け替えること
に思い至らず、そのまま300mmで撮影していました。Cランの離陸機の真正面の画
は陸上からは撮れないので400mmとか500mmで圧縮効果を効かして後続機を絡め
て撮れば良かったです。(後ろに小さく着陸アプローチの機が見える)
(3) Cラン離陸機と羽田管制塔

EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/1250, F5.6, ISO100
この時間帯のCランは完全に逆光になるのでシルエットにしてしまうか、
ギリギリ機体が分かる露出にするか、悩ましいところです。
(4) Dラン離陸機

EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/2000, F5.6, ISO200
房総半島をバックにD滑走路を離陸する機は順光で撮れます。しかしこれは
距離が近づいたとはいえ、京浜島とかからでも狙える画なのであまり皆さん
も食いつきは悪かったような。
(5) 東京湾を上昇するDラン離陸機
EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/1250, F11, ISO640
徐々に東側の空は日の入りの気配を示してきます。
(6) 月とANA

EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/1600, F5.0, ISO250
上空を見れば、自分たちの直上はまだまだ青空が広がっています。
船の位置と月の位置が合うようだと飛行機が絡むこともあります。
(7) Cランへのタッチダウン@280mm

EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/1250, F5.6, ISO200
Cランに近づいた時だと運が良ければギリギリでグラウンドレベルが見えそうな感じ。
これもまた地上レベルで羽田空港の撮影をしたことがなかったので、新鮮な角度の画
ではありました。
(8) 離陸滑走する中国南方航空機@270mm

EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/1600, F13, ISO640
徐々に太陽が下がってくると強逆光の世界になり、シルエットになりがちです。
さらに角度によってはレンズ真正面から強い日差しが入ってきます。
(9) 強逆光下でのゴースト

EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/1600, F10, ISO320
ここでRF100-300/F2.8Lズームの性能テストをする必要もないのですが、せっかく
の現場での実例ですので参考までに掲載しておきます。
(9)では右下にゴーストが出ています。絞れば絞るほどはっきりゴーストが出てきて、
綺麗な多角形の並びが実感できます。フレアーも出ているのですが、機体の塗装が
分かる程度にはコントラストが残っています。
大口径ズームレンズの欠点として強逆光への耐性は単焦点より劣るのが一般的ですが、
サンニッパズームはここまで太陽を入れてこの結果なので耐性はある方でしょう。
(8)でも右上に太陽があって逆光状態ですが、太陽の周りのフレアーは仕方ないとして、
ゴーストは出ていません。ちょっと光源が入るくらいなら大丈夫なようです。
閑話休題。
この辺りの時間、16:00を過ぎて撮影開始から30分ほど経ち、初期の興奮も薄ら
いで乗船者も皆、思い思いの被写体を撮影。
まぁ、C滑走路沖合で被写体を探しあぐねている面もなきにしもあらず。
引き出しの多い人は色々試せるのでしょうが、私のような素人には難しい時間帯
でした。
(10) お台場上空で旋回するJAL機

EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/1600, F3.2, ISO320
視程は非常に良かったので夕陽に光る都心方向を背景に、ひねりつつ上昇する
JAL機を狙った一枚。海ほたるからでも撮れる画ではありますが、100mm画角
で撮れるのも新鮮。
やがて徐々に陽が傾いてきて、夕景シルエットが撮れる時間帯へ。
船も移動を始めます。
(11) 夕日をバックにTake-off

EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/1600, F5.6, ISO640
羽田空港の特徴的な2つの管制塔と日没を絡めた写真が撮れる時間帯になって
この日の一つのハイライトでしょうか。
離陸機を待ってシャッターを切ります。
(12) 夕景の富士をバックに

EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/1600, F2.8, ISO800
そしてこの日のもう一つのハイライト。夕陽に浮かぶ富士山とのからみ。
この日は天候に恵まれ、波は穏やかでこの時間まで雲ひとつない快晴だったおかげで
西陽に照らされた富士山のシルエットが綺麗に浮かび上がりました。
(13) 西陽にきらめくA350-1000

EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/1000, F2.8, ISO800
波が穏やかだったので、管制塔の影が海面に反射しているのも珍しく、ついつい引きで
撮る写真が増えてしまいました。
もっと思い切って寄りの画にした方が狙いがわかりやすかったかも知れません。
(13') トリム(330mm相当)

EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/1000, F2.8, ISO800
(13)の写真をトリムして330mm相当の画角にしたものです。
西陽を反射してギラリとなっているA350が浮かぶ姿を撮りたかったので
もっと思い切ってよれば良かったと思います。
そうこうするうちに日没直後のマジックアワーも終わりを告げ、
参加者の皆さんも満足して船は復路につきます。
(14) 富士山に見守られる駐機場

EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/1000, F2.8, ISO1600
この日の撮影タイムは終了。
この後、東京湾内の案内を受けつつ出発点の桟橋に戻ります。
(15) 夕景の港区都心を望む

EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/1250, F3.2, ISO32000
(16) 都心夜景とレインボーブリッジ

EOS R3 x RF100-300mm F2.8LIS, 1/250, F3.2, ISO20000
この時点でだいたい17:00ごろ。この後モノレール沿いに運河を遡り、出航地点に
戻りました。
そして、出発地点に戻ったところで軽食を受け取り(羽田空港の空弁2種:天むす・
稲荷寿司の選択)、17:30-18:00で感想戦に突入。
この日チャーリィ古庄先生が撮影した作例などを見つつ、各自の所感などを述べて
解散となりました。
ということで、冬の海上にもかかわらず天候に恵まれ、暖かな快晴の中、会場からの
構図と夕景を楽しむことのできたツアーでした。
チャーリィ先生の講習付きではなくてもクルーズ自体はやっているようなので
また参加してみたいと思っています。
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