2023.04.16 アメリカ西海岸訪問(3日目午前):サンフランシスコ市内観光編 | カイザーのブログ

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3日目にしてようやくサンフランシスコ市内観光。

 

私自身、学生時代に近郊にホームステイしていたのは数十年前。

その後、出張で数回サンフランシスコには来ていますが、出不精

に加えて、コンファレンス等で缶詰の出張が多く、市内観光は

それほどしたことがありません。

 

そういうこともあって、実は楽しみにしていました。

(そういえば、1995年のW杯アメリカの独立記念日にはサン

フランシスコにいました。ブラジル対USA@Stanfordでしたか)

 

効率よく回るために、この日午前中はVertraを通じて予約した

日本語ツアー(サンフランシスコ半日市内観光)に参加。

アメリカ在住何十年のシニアの紳士が、ミニバンに我々家族を乗せて、

市内案内をしてくれました。

 

まずはホテルの近所にあったロンバード・ストリートへ。

ギネスにも載った、世界で最も急な曲がりくねった坂道らしい。

 

斜度27°ということで、志賀高原の丸池Aコース並みの斜度。

真っ直ぐだととても車の往来は難しいので、クネクネと曲げた

結果、観光名所になったようです。

この日はお天気も良く、上からは遠くサンフランシスコ湾が見えます。

 

(ケーブルカーの軌道とアルカトラズ島)

そしてサンフランシスコといえば、ケーブルカー。

午後に行く予定のアルカトラズ島がよく見えます。

 

全米最古のチャイナタウンを通り、治安の悪い地区を通りぬけて

市庁舎・Civic center地区へ

 

この右側の方が治安の悪いところで、UC HastingsのLaw School

がありました。なぜかどこの大学でもLaw Schoolだけが治安の悪い

場所にありがちなのはなぜ?(Columbia, Georgetown, Chicago...)

 

ガイド役の方からの、1848年金鉱発見、1849年のゴールドラッシュ、

あるいはスエズ運河掘削のための中国人労働者の導入などの話が聞け

ました。

 

そしてTVドラマのロケ地になったらしいアラモスクエアへ。

セブンシスターズと呼ばれる、ビクトリアン様式の木造住居が

サンフランシスコ市街をバックに並んでいます。大きな芝生の公園が

広がり、市民の憩いの場の一つだそうです。

 

この周辺には世界最小の鳥として有名なハチドリが結構数多く飛んでいて、

生まれて初めて野生のハチドリを見ました。

小さい上に動きが速くて撮影は困難。

 

続いて、サンフランシスコといえばゲイの街としての先進地帯。

 

アメリカ留学中もあまり来歴や、さらにはゲイパレードがなぜ始まった

のかなどの歴史的経緯も知らないままに観ていたのですが、そのあたり

の解説もしっかりしていただけ、歴史的な理解も深まりました。

LGBTのシンボルとしての虹を横断歩道に描いているカストロ地区を通り、

ツインピークスへ。

 

この日は幸い快晴で遠くまで見渡せたため、街を一望できる高台と

してのツインピークスに来た意味がありましたが、霧の多い町でもあり、

冬場などで天候が悪いと全く何も見えず、案内していて困るそうです。

 

この霧の発生メカニズム(太平洋沿いの寒流による冷たい湿った空気と

内陸部の乾いた高音の砂漠の温度差による風の発生、そして流入口とし

てのサンフランシスコ湾という構造的なもの)もしっかりと説明して

もらい、大満足。

 

その後、シンボル的な観光地であるゴールデンゲートブリッジへ。

トイレやお土産物ショップなどもあり、ここでしばらく散策。

 

遠くにはアルカトラズ島がくっきりと見えます。

 

続いて、パレスオブファインアーツへ。

 

1915年サンフランシスコ万博の時のパビリオンで、ローマ風の建築物

を建てたものと聞いていたので、さほど期待もせずに行ったのですが、

素晴らしくよかったです。

10年もしたら古びてしまうような、その時代の先進的な近未来建築

なんかを作らずに、どうせなら自身の文化のルーツであるローマ時代

に範をとった建築物がふさわしい!と思ったのかどうかは知りませんが、

21世紀になっても人を感動させるだけの佇まいはありました。

 

この後、公園内を通りながらフィッシャーマンズワーフへと向かい、

そこで解散。

 

今回のツアーは我々家族だけでの貸し切り催行でしたので、ミニバン

運行となり、駐車場も小回りがきき、散策の時間も余裕を持って取れた

ので、半日観光とはいえたいへん充実したものになりました。

 

特にガイド役の日本人の方には、数多くの歴史的背景や文化的背景など

を教えてもらい、楽しく家族で過ごすことができました。

(よもやアメリカでの中華料理の食後に出てくるFortune cookieが、

もともと戦前のサンフランシスコの公園にあった日本料理屋が発祥地

だったなどとは知りませんでした)

 

 

 

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(2023.07.29掲載)