先日、週刊文春の電子版記事で面白いのを見付けた。
"Harley Davidson Japan"(以下HarleyJapan)とHarley正規ディラーとの間でトラブルが起こっているという。
トラブルの内容はHarleyJapanが正規販売店に対して売上げノルマを課していることである。
これが、対前年比120%だというが、この120%はその年Harley社創業120周年だという理由であるが、冷静に考えると、売上げを2割増やせという無茶振りなのである。
そもそも、HarleyJapanと各正規販売店は、HarleyJapanの直営店ではなく全くの別会社なのだ。
ぶっちゃけ、町のバイク屋がHarleyJapanと契約して正規代理店に成るということである。
Harleyは高額というイメージであるが、アメリカ本土と比べて70万円(現在のレートだと100万円以上だと思う)高かったが、これなら個人輸入するコンテナ代やその後の車検代を鑑みればまあ妥当だと思った。
だが、HarleyJapanは、100%HarleyUSAの子会社なので、HarleyJapanの入り値は、USAの出荷価格より安いはずだし、まあ運送費等をプラスした価格だと思う。
すると、HarleyJapanはボロ儲けしている状態であると言える。
これは訊いた話だから真偽の程は分からないが、HarleyJapanはブラック企業だという噂である・・・
兎に角、人が足りなく残業当たり前で、全国出張も当たり前だと訊いた。
その前に、BMWJapanが起こした問題を考える必要がある。
BMW(車らしい)は、正規代理店に達成不可能な販売ノルマを課して、未達の場合、未達分の車をディーラーに買い取らせていたというのだ!!!
これは独占禁止法の立場の"優越的地位の乱用"に当たるとして、公正取引委員会が動き出した。
皆さんがディラーを経営してるとして、仮に年間各シリーズ合計200台売れと言われたという。
高額な7シリーズが5台売れないとなったら、どうしますか?
多くのディーラーは、自分たちで購入して、それを試乗車として数ヶ月間保有した後、中古車(新古車?)として100万円以上値引きして売却するのである。
まあ、客側からすれば、ナンバーが一度着いただけの車であるから、お買い得なのだ。
少なくともいいや120%ビックモーターで買うより良い!!!
しかし、ディーラー側の負担が激しいために、あるディーラーの社長が公正取引委員会に直訴したという・・・
BMWJapanは、公正取引委員会の立入前に業務改善計画書を公正取引委員会に提出して、ノルマ制度がなくなったという・・・
HarleyJapanも同じ事をしている。
更にたちが悪いことは、店が発注を掛けていないBikeが、勝手に送られてくるのだという。
詰まり、強制買い取りになるのだ。
だから、常に正規販売店は数億円の在庫を抱えているのである。
そもそも、日本で売れるHarleyは、アメリカ国内とは違うのであるにも拘わらず、日本で人気の無い車種を勝手に送ってくるって、これって押し紙(新聞社が勝手に販売店に送ってくること)と同じであるが、新聞と違うのは、一台の単価が違うのである!!!
USAには販売店を守る法律があるため、売れ残ったBikeの値段を下げて販売する場合、値下げした分はメーカーが払わねばならないのだが、日本にはその法律が無いから、店側が全ての負担を強いられている。
バカな国会議員が海外視察へ税金で海外旅行へ行くのなら、こういった法律の導入をすれば、税金が生き金となるのだが・・・
そこで、売れ残ったり、売れないシリーズの場合、早めに試乗車にしてしまうのだ。
試乗車にするとHarleyJapanからキックバックがあると訊いたことがある。
それを3ヶ月ぐらいしてから、中古車として売却するのだが、そもそも試乗車なのだからエンジン廻し放題でしょう?
私だって、自分のBikeならやらないな〜と思うほどエンジンの回転を上げて加速してみたりする。
それが試乗でしょう!!!
買えば、800㎞まではエンジン回転を上げずに慣らし運転してねと言われるし・・・
ここで少し自動二輪の免許制度に触れておくが、その昔私の親の世代(齢80歳以上)だと普通自動車免許を取得すれば自動二輪車免許も付帯されていた。
その後悪名高い免許制度所謂"限定解除"がステータスであった時代は、昭和50年の自動二輪車免許改正からであり、限定解除は運転試験場のみで、それも落とす事を目的とした試験であった。
100人受けても合格者が0とか1〜3人位の正に憲法違反の状態であったのだ。
それが、平成7年(1995)の法改正で、大型自動二輪と普通自動二輪に区分けされ、大型自動二輪は教習場で試験可能となった。
これはHarley様がアメリカ政府に「Harleyが日本で売れないのは、免許制度に原因がある〜」と泣きつき、アメリカ様に蹴りを一発決められて情けなくも改正したいきさつがあった・・・
大型自動二輪免許の取得が容易になったことにより、Harleyが飛ぶように売れたのであった・・・
しかし、平成22年位になると、Harleyが一通り、ライダーの元に行き渡ると、次は買換需要となるのだが、以前のような勢いがなくなり、更に若者の貧困化やそもそも免許持たない派が増えれば、Harleyなど売れる訳もない・・・
売れたとしてもチンケなHarleyであった・・・
私も思えばハーレー界に足を突っ込んだのは平成18年(2006)からであったが、あの頃Harleyのいろはを教えくれた先輩達も大方Harleyを降りたり永眠されたりと時代の流れを感じる。
その頃から乗っている仲間がカズちんなのだ・・・
そう言えば、最近私の行っているディーラーが、値引きしなくなった・・・
営業M曰く「今のHarleyのシステムで値引きが出来なくなりました」というが、今思えば、HarleyJapanからのノルマでパーツ等の値引きが出来ないという訳か・・・
話を最初に戻すと、正規販売店等の反乱(当然の権利)として、代表が匿名でHarleyJapanの社長を弾劾した。
何故匿名かというと、今までも己の権力で意見した販売店イジメをしてきた経緯から匿名にしたが、公正取引委員会へは実名を書いているとしている。
完全に"優位的地位の乱用"なので、このまま行けばHarleyJapanはかなりのペナルティー(罰金等)が課せられるので、恐らく是正案を公正取引委員会に提出して、ノルマ制度やBikeの"押し車"は止めると思う。
まあ、許せいない行為だが、1枚100円程度新聞紙と安いので1台100万円だし、高価な物だと400万円超のBikeを勝手に送られ来ても困るよね〜である。
言い換えると、正規販売店運営会社が、数店舗ハーレー店を持っていれば、優良店が赤字店を補填することになれば、そのツケは我々ハーレー乗りに回ってくるといえる。
その結果、パーツ代を値引け無い状態になるのであろう・・・
BMW店に行って、店長との値引き交渉が楽しいのに・・・
冬にBMWのアドベンチャー用ギアが欲しくて、店長に「アドベンチャーギア購入ファアやらないの?」と訊いたら「やれと仰ればやりますが・・・」との事で私は購入したのだ。
通常上下で30万円以上らしいが、大変お安く(本国BMW社の都合とお店の努力によって)買えました・・・
どうやら私の買ったギアの新型を発売するので、そのための在庫処理で安くなっていたのではとのことであった・・・
私の体格だと日本人用サイズは合わないので、ゲルマン仕様を本国から取り寄せになったのだ。
まあ、最近のHarleyには魅力を感じないのは、やはりHarleyJapanと正規販売店との対立を客達が察知したからもしれない・・・
やはりBMW GSAの方が、乗り心地もスピードも機動性もどれを取ってもゲルググ「ザクとは違うのだよ」状態である。
荷物が驚くほど詰めるのだ。
この写真は北海道ツーリング時のだが、もっと詰めるからね〜
しかし、Harleyの魅力は、BigTwinの鼓動と排気音である。
スタート時にアクセルを開けたときの鼓動感が私は好きなのである。
結論は、HarleyもBMWもそれぞれ違った魅力があると言うことである。
一日も早く、HarleyJapanと正規販売店の問題解決を願っている。
