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【BLACKNESS】
Bobby Brown「DANCE’95!」
ブラ男現象から数年後の名盤。
大学三年。
女性が本能を重視することもあると分別が備わってきて。
でもって僕の音楽体験のルーツは、小学生から見ていたベストヒットUSA。
MTV、衝撃だったなぁ。あのアングラニッチ感(MTVは地上波でない、ベスト~も深い時間の
放送であったこと)が、今の職業に大きく影響している。つまりCS業界。
銀行も商社もコンサルも何も興味ない。
まだ日本で知られていないような番組、映像を紹介する仕事。
そんなことが企業志望動機。
でもって、僕の音楽の基本はR&B。もちろん日焼けも大好き。
仕事が許せば、ボウズにライン入れて、昔のYOJIさんみたいにエクステつけまくりたい。
で、ボビーが大好き。ここんとこずーと私生活イタイけど、神であること間違いなし。
音楽にかぎらずアーティストのプライベートを混ぜて音を語る場合があるけど、アーティストは作品で語り継がれるべき。Tsuyoshiのprana作品も、YOJIの初期作品も(GO MADほんとーに大好き。)、すべてはじめに音ありき。例えばTsuyoshiが1000人切りしたとか、逮捕されたとして、好きだった音を嫌いにはならない。
そんなこんなで、
Bobby Brown
Jhonny Gill
Ralph Trasvant
Luther Vandros
が僕の黒神。
トランス、サイケ、スオミ、ゴアトラ、ガラージュ、
なんでもなんでも。黒は僕の原風景。

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【Plato】
紀元前のギリシャの哲学者。
世界でこれまでにもっとも売れているのは、聖書とプラトン
なんだとか。
LOVE 145bpmなのに一見関係ない話しに思われるかもしれませんが、
2の他人に安易に干渉しない、と並ぶ、いまでも毎日考えることなので、
避けて通れない。
難しいことは抜きで、プラトンで僕が座右の銘にしているのが、
「国家」「正義」の中の一節。
「例えば君が靴屋であれば、少しでも明日は良い靴をつくろうと日々改善努力すること、
それが正義だ。」というような趣旨の一文だ。
靴屋が正義なのか?でも、そうなんです。正しく生きる最高善の倫理を説いたプラトン、
ソクラーテスは、そう言い切るのです。
なかなか、10代では分かりにくいかも。
分相応の美学とも言えそうだし、詳しくは情報はいくらでも氾濫しているから、
興味があれば深耕してほしい。
ただ、リテラシーとして、溢れる情報、金言から自分に刺さるエッセンスを選び出すことが
重要。分相応、足るを知れ。
これが中国哲学、ギリシャ哲学の信者で、自身も高校で教鞭をとっていた父から、
幼少よりずっと言われていたことだ。
素敵な金言だ。
孔子の説く個人主義も、似たようなことを言っていたなぁ。
説教じみていると反応するか、まず素直に聞いてみるかで、
人生大きく変わる時も、人によってはありますよね。
僕は17歳までは優等生だったし、性が素直だから。
いまでもまずは聞きます。
その中で、自分に合うもの選びます。
基準は、最初ドキッときて、その後しばらく経っても何回も思い出すもの。
特に辛い時に。
フロアーでガッツリ踊っている時も、チルッてる時も、
何故か思い出すこれらのコトバ。
父は生前常に言っていたように、50代半ばで呆気なく黄泉へ
旅だった。これらのコトバは、
恐らく道を外さないよう神と父が貸してくれている、お守りだろう。


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【17歳】
大人になるってどんなことだろう。
僕の場合は、他人を尊重すること。
これには、原始体験がある。
僕は都内の著名な住宅地に住み、
著名な学校に行き、イタリアの赤いスポーツカー
を乗り回していた。何不自由ない生活。彼女も美人だ。
調子に乗らない訳がない。
でも高1の夏、両親が離婚しかけた。
ありふれた話しだが、当時の僕には重かった。
家に帰ってもだれもいない。当時はせいせいしていたが、
いま思えば、幸せではなかった。結局離婚は免れたが、
僕は絶対権力者であった父に、その時初めて物言いをした。
理由が父の浮気であったため、その女と別れて欲しい、
というような趣旨の事を、恐る恐る申し立てたのだ。
その時の父の返答が忘れられない。
「俺がどう生きようとお前に関係はない。
大人の話しに口を出すな。」
強烈だった。カスだと思った。
返答できなかった。
自分のことしか考えない野郎だ。そう思った。
しかし、僕は父を心からは嫌いにならなかった。
そして母がフォローした。「パパは酷いけど、
本当にひどい人じゃない。私たちのために一生懸命働いて、
犠牲もたくさん払ってきた。いまはわからないかも知れないけど、
きっとパパだけが100%悪いわけじゃない、って分かるはず。
口は悪いよね。」
母の言葉に本当の愛を感じた。本当の愛というものの1%が、
霧の中に微かに見えた気がしたのだ。
それから、僕は家族であっても、感情を先行させず、
人の人生に物申すことには細心の配慮をしてきた。
また、男女の仲は家族愛だけでどうにもならない愛憎、人間の性が
根底に横たわっていることも、すぐに知ることになった。
早く大人になりたいとは思わなかったけど、
自信を持って生きる自分なりの基準を強く求め、哲学を学んだ。
今思うのは、生きる価値のない人間は基本いないこと。
そして大人とは、激昂して大騒ぎしながら人を咎めるのでなく、
ゆっくりと、丁寧に、時に戦略をたてて、他人との間の距離を
作れる人、ということ。
このことが、17歳の僕の深層心理に埋め込まれた。
父も一人の男、父である前に。
母も一人の女。母である前に。
この現実に気付いた時が、大人の入り口に立った時だ。
そしてこのことは、それからの僕の人生の指針となった。
















どれだけの夜を過ごしてきたことだろう。
どれだけの朝日とともに、生き返ったことだろう。
草木も凍てつく真夜中に、雪混じりの雨に打たれながら
朝を信じたX-Dream。
感窮まって泪したAlien project。
ブラフマンのバティックが輝き始め、やがて祈りがはじまる。
そう、音の精霊のダンスが。
今の僕のかなりの部分を形づくってきたパーティーの数々。
そう、心はそこに置いてある。
静かな熱狂とZORBAがモーニングを奏でる、あのフロアーに。

静かに目を閉じてみる。
パーティーが、無限に繰り返されていく。
そして僕らはいつも追い求めているのかも知れない。
そう。何も分からず初めて行った、あのパーティーを。

寝ようと思うけどなにか寝付けなかった。
金曜の名古屋YOJIはまさしくYOJIさんに支配された夜だった。
名古屋に住む知り合いと行った。彼Iは、YOJIを生でみたことはなかったが、
楽しんだようで安心。4~5年前から屋外のRAVEで会えば話す仲。でもしっかり
遊んだのは初めて。とってもやさしい35歳。家で休憩もさせてくれた。
Iは猫2匹のお義父さん。一匹は後ろ左足がない。恐らく事故だろう。もう一匹は目が悪い。
いつも目を擦っていた。でも二匹とも元気。そしてとっても人懐こい。二匹とも、
Iから探して飼い始めたのではなく、縁あって来たんだそう。Iはその他にも、偶然いろんなモノを拾ったり、みつけたりしてしまうらしい。決してバリバリ働いて金儲けに邁進するタイプには見えないI。
愛するものも、性別関係なく見る目をもっている。そんな一人+二匹が暮らすIのマンションは、
可愛いグッズと行ったパーティのリストバンドやチラシで満たされていた。僕の家とは全然違う一人暮らし感満載のI宅。そんなIの部屋が、なぜかすごく愛おしく感じられたのは、ほとんどひとりぐらしをした事がない、箱入り息子だった僕の憧憬かも知れない。