インドネシアの共産党員虐殺を描いたドキュメンタリー映画。1960年代にインドネシア政府はスカルノ大統領からスハルト大統領に変わる政変が起きた。スカルノ大統領は米ソに対する第3極をアジア地域で模索するなど先進的な大統領だった。歴史的にもバンドン会議が有名だ。そのような中でクーデターが発生しスハルト大統領による軍治政権が長期に続く。クーデター期にスカルノ大統領が共産党に近かったことから共産党への弾圧、虐殺が始まった。この虐殺は軍人によらず、民兵やヤクザ組織により行われた。虐殺は100万人に及ぶと言われる。そして殺戮を行った加害者はいまなお英雄として生きている。映画はここからはじまる。
このドキュメンタリーの特徴は被害者のインタビューが当局により困難なため加害者側のインタビュー、殺害シーンの再現より構成されるところだ。
ドキュメンタリーが進むにつれて加害者の心境が変化していくのが映し出される。
