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2017-12-29 20:49:49

「コノリー」レザーとは!

テーマ:ブログ

 

ご質問の ご回答が遅くなりまして 申し訳御座いません!



ロールス社が使っていた(2002年まで) 「コノリー」レザーとは:



まず、ロールス社自身で完成車を販売し始めるのは、戦後のことです。


1946年発売のベントレー「マーク6」が 自社製自動車初のカタログ・モデル。


自社で自動車を作るということは = 革を仕入れる必要があり


何社かのプレゼンを受けるわけです。


そこで最終選考に残ったのが「コノリー」


では、「コノリー・ブラザー商会」の歴史を ざっくり



創業は、1878年 「サミュエル・コノリー」と「ジョセフ・コノリー」兄弟が起こしたのが


「コノリー・ブラザー商会」


馬車や鉄道、高級ホテルの家具などに使われる「革」を販売する会社。



1902年 エドワード7世の馬車に使われたことで知名度UP


1912年 ロイヤルワランティ獲得(王室御用達)


1922年  会社上場 ながら、基本最後まで家族経営


「ハーバート・オーストン」「ウィリアム・モーリス」、「サー・ウイリアム・ライオンズ」


なんかと友達となり、1920年代以降 自動車のレザーを主体とするようになる。


とはいえ、のちの航空機「コンコルド」のシートも「コノリー」、ホテル「リッツ」の家具も


コノリーだったりする。


1950年代から1960年代には、生産全体の85%のレザーが自動車用に。


「コノリー」社は、自社で牧場を持ち、自社で牛を育て、製品化まで行なう。


牧場は、デンマーク(スカンジアビア半島)と英国にあった。



もちろん、ロールス社に供給されたレザーは、デンマーク産


ロールス者の要望に答え、1mmのキズもつかないように


有刺鉄線のない石垣の牧場、牛ハエもいない。


おまけに牛の角まで切っているという懲りよう。


デンマーク産は、40%割高


「コノリー」社のレザーには、いくつかグレードがあり、


一番が、「オートラックス」シリーズ。


さらに その中にも 10種類ほどのグレードがあり、


全体の10%しか取れない最上級品は、すべてロールス社へ供給。


どうやら契約時の段階で そういう契約内容だったようだ。


それが、通称「10%トップ・レザー」


その下が、超のつく高級家具に


その下あたりが、「アストン・マーティン」に


その下が、「ジャガー」へ


一番下が、「フェラーリ」に供給された。



ロールスに使われる「コノリー」だけが次元が異なる。


当初、プレゼンの段階で、ロールス社は、コノリーが持って来たサンプル


500枚のうち、499枚を つき返したという。 この数字は たとえ だろうが。


それを意地で499枚の欠点をなくしたのがコノリー社のすごいところ。


信頼関係が尋常じゃない。



で、ロールス社fが身売りすると、事業をやめた。


現在「コノリー」と名がつくショップはロンドンにあるが、革自体は売っていない。


また、コノリーの秘伝を受けついだ会社が、英国とオーストラリアにある。


コノリーの なめし は秘伝中の秘伝だ。


弊社は、この英国の革屋と取引している。


ただし、ここのオヤジは、タヌキオヤジで、黙ってると  普通の「コノリー」しか


売ってくれない。 「どこの有名レストア・ショップでも これを使ってる!」と。


だが、粘って お願いしてみると、、なんでも作ってくれる。


つまり、「クラウド」「シャドウ」「SZ」は年式により異なる風合いのレザーなのだが、


オヤジは、知っていた。 


面倒くさいのと、そんなことを言うやつが他にいないのだろう。


ロッドをまとめると 作ってくれる。べらぼうに高額だが。


年式まで指定して 一度オーダーしてみたが、


厳密には 異なる。だが、そこまで拘るのは私くらいのものだから、


しょうがない。 充分ロールス・コノリーだ。



因みに現在のBMW「ロールス」もVW「ベントレー」も


ドイツのバイエルン産レザーを使っている。


コノリーと比べれば 足元にも及ばないが、


コノリー亡き今、バイエルン産レザーは、最善の選択ではある。


ドイツってのは、環境先進国だから、土壌からして好いのだ。


更に、狂牛病以降、でかく育てた牛(30ケ月以上)の原皮は


使用できないから、コノリー社も やめて正解だったかも。




では、コノリーと バイエルン産レザーを比べてみよう








12万キロ走行の「コノリー」








革が パンっ と張っているでしょ


一方


となりの「アルナージ」、走行は7万キロほどながら






しわが寄るのが早い



これを悲観してはいけない。


好いほうに考えると 「アルナージ」は後世に残す必要がないから、


お気軽に じゃんじゃん乗っちゃえる ってわけ。 気が楽でしょ~


「コノリー」時代の革色見本







「コノリー」社がロールス社からオーダーを受けた中で


もっとも多かったカラーが、「マグノリア」!







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