実話「殺されかけた話」・・第1話 | シーザー・ブログ2

実話「殺されかけた話」・・第1話


「殺されかけた話」





この お話は、私の体験談(実話)である。




旧ブログで 書いたものだが、



新規読者様のリクエストに お答えして、、










今から十数年前、


まだ、シーザー始めて、まもないころ、、


ある年の1月、、


1月は、正月休みがあるため、営業日が少なく、


売り上げに苦戦する。


しかも、この月の27日には、私の結婚式が ひかえていた。


結婚式は両親のたっての希望で、田舎(大分県)で


行なうことにしていたため、衣装合わせや なんやらで、


早めに帰郷する必要があった。


ますます、実働日数が少ない。



そこへ、


会社に1本の電話が、、


聞けば、お金持ちのボンで、


おやじさんに買ってもらったフェラーリ


「F40」を売りたい・とのこと。


条件があり、、ただ売っても、おやじの金、、


自分に500万円ほど内緒でキックバックしてほしい、、


そのかわり、値段は、そちらの 言い値でよい、、


自分の金じゃないから、、、と


当時は、ありがちな話であった、、



これは、渡りに船、、


当社はフェラーリは扱っていなかったが、、


直ぐに、欲しい業者さんを見つけた。


数日後、横浜の某ホテルで待ち合わせ、、


こちらは、車2台、3人、


ホテル1階の喫茶店で会う、、


先方は1人、、30歳代の男、、


さんざん おやじがケチだという愚痴を語る、、


「おやじさんと車は?」と聞くと、、


「今、運転手と買い物に行ってる、すぐに戻るよ」


また、愚痴が始まる、、


その愚痴を30分ほど聞いた後には、、


私も、すっかり、このボンを信用していた。


と、男の目線が 後ろに 泳ぎ、、


「あっ、おやじが帰ってきた、、」


私が振り返ると、、丁度 エレベーターのドアが閉まるところだった。


男「あー、部屋に 行っちゃった、、、


じゃすみませんが、挨拶に部屋まで来て頂けます」



「あ、はい」


部屋は6Fだという。


この段階で、完全に信用していたものの、、、


念のため、2人を乗ってきた車で待機してもらい


私1人でエレベーターに、、



忘れもしない部屋番号は「601」号室



中に入ると、、昼間なのに、カーテンが閉じられ


見知らぬ若い男が1人、、


「あっ、こいつは、おやじの妾の子で○○」


と紹介される、、


返す言葉が浮かばない、、


「あの~ おやじさんは?」


妾の子、「あっ違う部屋にいるけど、あとで来ます」


「まっ、お茶でも、どうぞ」


と、、、缶の お茶を「バッグ」からだした、、


部屋には、冷蔵庫もあるのに、、


あやしい。




男(ボン)がベッド(ツインの部屋)に座り、


話しかけてくる、、


「今日は何人で来てるんです?」


「車は何台で来てるんです?」


つぎつぎに質問(情報収集)してくる。


そして、


ボン 「今までに買取で 危ない目にあったことない?」


私 「知り合いの車屋で買い取りに行ったら、ヤクザの家で、


相場より高く買わされた、、なんて話は聞いたことありますけど、、」



ボン、急にドスの効いた声になり、、低音で、



「あっそう、、、


いやーヤクザもんも 資金繰り、大変なんだなー」



その時、その言葉と同時に、


ボンの右手がベッドの枕の下にのびる、、



いやな予感、、




次ぎの瞬間、、


超ドスの効いた大きな声で、、



「いやね、実は、俺も、ヤクザの資金繰りだよ!」




とベッドから立ち上げると同時に、


枕の下から出した手には「ピストル」が、、


まっすぐ、私の眉間を狙っている。




しかし、この段階では、まだ、冗談の可能性もあるかと思い、、


「悪い冗談やめてくださいよ!」とキレ気味で


部屋のカーテンを開けた。



実は、2ケ月ほど前、仕事でロスに行き、


「シューティング場」で数種類の


ピストルを撃ってきたばかりであった。


部屋が明るくなり、男のピストルを、よく見た。


モデルガンではないか確かめるため、、



発射口には、渦巻状の切れ込み、、


本物だ!



オートマチック、、トカレフ?


いや、この前、ロスで撃ってきた


コルト・ガバメント 45口径?


しかし、そんな銃が日本にあるのか?


だが、口径は 明らかに45口径だ。



即死、、



これで、撃たれたら、助かる見込みは無い、、


逃げよう、、


と、ドアの方をチラリと、見ると、


若い男(妾の子)が


行き手を阻んでいる、、


手には、、


ドスがキラリと光っている。


こちらも本物、、



ピストルが少し離れた位置で狙い、


近い位置でドスが狙っている、、


絶妙の配置、、逃げ道は無い。



男 「お前もプロなら、これが本物か偽者かくらい


  わかるだろーー!」恫喝




 

  「まいった、、降参」




                  第一部 終



                  第二部に つづく