待機場所から
中庭が見えるガラス張りの小さな部屋にみんなが移ると

待機場所とガラス張りの部屋の間の扉が閉まった。


‘No Photo’のサインを見ながら暫く待たされた後、

次のガラス張りの部屋への扉が自動で開き
一同次の部屋へ移動。

これを数回繰り返し、
ある石造りの建物の前に到着。

その建物の扉が開き中に入ると
右側に‘最後の晩餐’がお目見え。

入口のところに椅子がひとつ。

そこには一人のおばちゃんが腰掛けて新聞を読んでいた。
おうちじゃないんですけど…。


建物内は
最後の晩餐が描かれている壁から数メートルのところに低い柵があった。

柵のところから食い入るように観る人、
離れたところから眺める人、
他の壁画を観る人、
様々。


ある時、不意にフラッシュが光った。

すかさずスピーカーから
「No~ photo~」
とだる~い感じの声。

声の主は、新聞のおばちゃん。
なるほど、おばちゃんお仕事の為にいたのね。


それにしても良いなぁ、最後の晩餐の写真撮った人。
撮っちゃいけないけど、警告されても撮っちゃったら持ち帰れる
羨ましい~!

誰が撮ったんだ?
と思ったら…
私達のツアーの若い女の子達…
ダメだよ、ルールは守らなきゃ。

でも、やっぱちょっと羨ましかった。