照柿 上・下/高村薫 | 腐女子OL的日常

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オタクであることをひた隠しに働く腐女子の日々。

高村 薫
照柿(上)
高村 薫
照柿(下)

実はまだ上巻しか読んでないんですが

高村女史の書く作品は、なんつーかそこはかとない ボブ臭 がするんですよね……。


李欧(我が手に拳銃を)とか、狙って書いた作品もあるとは思いますが

でもこの 合田雄一郎シリーズはそう意図してるわけじゃないと思うんですよ~。



多分(ぉ



これは映画にもなった女史の「マークスの山」という作品の

続編、というかシリーズ作品で

主人公はマークスと同じ合田雄一郎刑事。

映画では確か 中井貴一 が演じていたと思います。

キャストを見て「もうちょっと若い人でお願いします」と思った記憶がw



ちなみに

主受け属性の働く私の脳内では


加納祐介 × 合田雄一郎


という式が成立しておりますw


加納というのは、合田の元妻の双子の兄で学生時代からの友人という

ボブ的には 大 変 お い し い と言える垂涎の設定の人物で

ノンキャリ刑事の合田に対し、キャリア検察官という職業的にも美味いw


まぁ、主要登場人物ではないので映画ではカットされてましたがww


義兄とか友人とか双子の兄とか さ い っ こ う でしょう!

この設定見たとき キタ━━━(゚∀゚)━━━!!! ってなったですよw


しかも「マークス」では

離婚後も加納が合田宅に押しかけて掃除してただの

嫁と仲良くなるより先に加納と仲良かっただの

結婚する時はお互いに兄(義兄)に対して抜け駆けした気分だっただの

もう誤解しろと言わんばかりではないか~!!



閑話休題



まじめに本の話。


今までの高村作品と違って、ミステリ色が薄いように感じてます。

淡々と事件を追う合田ではなくて

自分の心情にあっちふらふらこっちふらふらしてるのが書かれてますし

内面に切り込んできたかなぁというか。


なのでマークスやレディ・ジョーカーみたいなのを期待して読むと

ちょっと裏切られたように感じるかも知れませんですよ。


↑これが本題(少っ



あ、レディー・ジョーカーでの合田役は徳重くんでした。

ちょっとゴツい印象はありましたが、まぁ大体イメージどおりかなぁ。

でもちょっと若過ぎかもとは思いましたね。


そしてやはりカットされてる加納……orz