先日の高校総体地区予選。
一人の選手が試合中に進化しました!
しかも、進化の度合いが半端じゃない!
その選手は三年生ですが、キャリアは約一年。運動能力も高いとは言えない。
私がはじめて見たときはフォアラリーが続かないレベルでした。(そもそも打っているシーンをあまり見なかったです(笑))
私の受け持った二か月で何をしようと悩んだのですが、考え抜いた結果、サービスの回転量を増やすことと、ツッツキとブロックだけを徹底して練習してもらいました。
とにかくガツンと回転をかけて、あとは「ミスしろ!」と祈る卓球です。
その選手、見ていると練習試合でも本当にそれだけで戦い続けていました。
でも、とても工夫しているんです。
ツッツキを散らす、ツッツキを曲げる、長く出す、止める、切る、切らない・・・・・・
無論、一通り話はしましたが、本当に色々自分の思いつく限りやっていました。
そして、最後となった公式戦。
シングルス二回戦。
相手はシード選手、少なく見積もっても相手は中高と卓球をやっているでしょう。
勝ち目は薄い。
序盤、ツッツキを打たせてミスを取ったり、ツッツキをドライブで打たれたときはブロックで相手のいない方に返球して点を取る。
しかし、だんだん通用しなくなる・・・・・・
その選手、突然、ドライブで点を取ったのです!
もちろんドライブなんて教えていないし、練習も特にしていません。
でも、入る!ミスしない!何点か取った!
どう見ても、捨て鉢になってやったプレーじゃない!
そもそもそんな選手ではありません。
あとで、本人とドライブの話をしました。
どうやら、下回転をどう返すか色々考えた結果、
この球(回転量)なら、この感じで打てる(ドライブできる)んじゃないか?
と思ったそうです。
おそらく、少しずつ回転のある球に対して受ける感覚が磨かれ、
そして、試合中に集中力が最大限にまで高まっていたのだと思います。
これは本当に驚きました。
彼は下回転を返球する技術の一環、応用の一種としてドライブを習得したのです。それも試合の真っ最中に。
よく一試合が一ヶ月分の練習に相当する等とと言いますが、まさにそれ!
試合自体はストレートで負けました。
実力差は歴然だったので順当な結果だと思います。
そもそも公式戦初勝利のレベルなのですから。
でも、彼も今後も部活に来ると言っていました。
ひょっとしたら社会人になっても卓球を続けるかも!?
こんなに下手なのに(笑)
もし、続けてくれるなら・・・ こんなに嬉しいことはないです^^