ヘルプマークやヘルプカードというものをご存知でしょうか。
まずは、ヘルプマークについてご説明します。
ヘルプマークとは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、東京都が作成したマークです。2022年現在では、全国全ての都道府県で採用されています。
発達障害をはじめ、感覚過敏によってマスクの着用が困難な方も利用されています。
ヘルプマークにはストラップがついており、他人から見えやすいカバンの取っ手などに付けて使用します。
ヘルプマークをつけた方を見かけたら、以下のような配慮をお願いしたいとのことです。
- 電車・バスの中で、席をお譲りいただくなどの配慮をお願いします。
外見では健康に見えても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けるなどの同じ姿勢を保つことが困難な方がいます。また、外見からは分からないため、優先席に座っていると不審な目でみられ、ストレスを受けることがあります。 - 駅や商業施設等で、声をかけるなどの配慮をお願いします。
交通機関の事故等、突発的な出来事に対して臨機応変に対応することが困難な方や、立ち上がる、歩く、階段の昇降などの動作が困難な方がいます。 - 災害時は、安全に避難するための支援をお願いします。
視覚や聴覚に障害があり、状況把握が難しい方、肢体に障害があり、自力での迅速な避難が困難な方など様々な方がいます。
ヘルプマークの入手方法
1.県庁、市区役所や町村役場などで無料配布
配布場所はお住まいの地域によって異なるので、
「ヘルプマーク」×「(お住まいの都道府県または自治体)」でネット検索していただくと
それぞれの配布場所などが分かると思います。
障害者手帳などを提示する必要はありませんが、
運転免許証か健康保険証など、身分証明となるものの提示を求められる場合が多いようです。
郵送は対応している地域とそうでない地域があり、
配布場所まで出向くのが難しい場合には、電話やFAX、メール等で
相談してみると良いでしょう。
2.ネット通販などで購入
ヘルプカードは、お住まいの地域によって大きさや書式に様々なタイプがありますが
緊急連絡先や必要な支援内容などが記載された「ヘルプカード」は、障害のある方などが災害時や日常生活の中で困ったときに、周囲に自己の障害への理解や支援を求めるためのものです。
ヘルプカードは、特に、聴覚障害や内部障害、知的障害の方など、一見、障害があるとはわからない方が周囲に支援を求める際に有効です。
必要事項を記入してバッグや財布などの中に入れて持ち歩き、必要に応じて提示するものです。
ネットからダウンロード・プリントアウトできるものもあります。
ヘルプマーク・ヘルプカード共に
まだまだ認知度が高いとはいえません。
私も、アメブロでヘルプマークのことを知りました。
ヘルプマークやヘルプカードについて知り、
あるいは必要を感じる人は入手して活用し
誰もがより生活しやすい世の中を実現していきませんか。