先月、別記事にペンデュラムの話題が登場したので、
ペンデュラム(振り子)によるダウジングのお話をしようと思います。
以前、ある方が
「ペンデュラムを使う人の中には、それに依存している人が見受けられる」
というような心配をなさっていたことがありました。
ペンデュラム(振り子)は、ダウジングという手法で使われる
様々なツール(道具)の一種で、特に
YES/NOクエスチョンという方法は
初心者向けでもあるので、入っていきやすいものがあります。
たとえば、天然石が好きな人などは
美しいパーツや凝った石を連ねて作ったペンデュラムなど
見たり手にしたりするだけで、気分が上がるかもしれませんし、
逆に、五円玉にひもを通して結ぶだけとか
金属製のシンプルなペンダントやキーホルダーで代用することもできます。
ラピスラズリのお洒落なペンデュラム
本格的な真鍮製イシスペンデュラム
そんな風に、お手軽気分やお洒落感覚で使ってみることのできるペンデュラムですが・・・
実は、間違った答えを出すことが、結構よくあります。
はっきりした動きをしない場合もあります。
これらを、専門用語でイディオット(誤動作)といいます。
原因としては、緊張や心配などのコンディション、場所、時間帯、ツール、
質問が適切かどうか、などが挙げられます。願望や先入観も影響を与えます。
たとえば私の場合、数年前に、当時飼っていた猫が18歳で虹の橋を渡りましたが、
その前のしばらくの期間、「この猫はまだずっと生き続けますか?」という質問には
必ずYESの反応が出ました。
逆の質問もしてダブルチェックしても、同じ結果が出ました。
この場合は、状況と質問内容が重かっただけに
精神的な緊張や悲しみが反映されやすいことや、
心の深い部分に、まだまだ元気に長生きして欲しい、といった願望があって
このような誤作動を引き起こしていたのではないか、と感じました。
ですから、ダウジングの結果は、参考程度にとどめています。
そもそも、上にも書きましたが、
ペンデュラムを使ったYES/NOクエスチョンは
様々なダウジング手法のうちの一つにしかすぎません。
ほんの入り口といっても良いでしょう。
ペンデュラムを使った方法だけでも、ほかに
チャートダウジングやマップダウジング、
特殊なペンデュラムを用いてのヒーリングや遠隔ヒーリング
などといったものがありますし、
他のツールとしては、Lロッド、Yロッド、ワンド(杖)、ボバーなどがあります。
これらの様々なツールや手法を駆使して
ダウジングを仕事にしている、プロダウザーと呼ばれる方々もいるほどです。
この、イディオットという現象があることを知っておくことと、
ダウジングの入口は入って行きやすいけれども
奥は深くて広い、という認識を持っておくと、
依存にはつながりにくくなるかと思います。
「自分のダウジングの結果は絶対に正しい」と信じるのは危険なことです。
むしろ、イディオットに隠された深い真実から、
自分自身が向上するためのヒントが得られるかもしれません。
ペンデュラムの使用も含めて、ダウジングの結果を盲信したり、依存したりすることなく、
リーディングの精度を高めていくと共に、自身の向上へとつなげるようにして、
上手にダウジングと付き合っていくことが大切ではないでしょうか。