今日は立春ですね。
一年のうちで最も寒い時期でありながら、春が始まるとされる日であり、
日本の旧暦ではおおむね旧正月に当たることから
一年の始まりの日であるともいえます。
http://www.i-nekko.jp/hibinotayori/2021-020200.html
今回は、ずっと前から気になっていた
女性性の尊重というテーマについて、お話ししたいと思います。
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COBRA情報の、特に女神や女性エネルギー関連の話題に登場する言葉で
巫女・女性祭司・女性神官
という言葉があります。
巫女という呼び方をされる場合が一番多いです。
が、これら3つの言葉は、
ことCOBRA情報においては、全く同じ意味です。
男性の「祭司・神官」を意味する英単語「priest(プリースト)」の女性形である
「priestess(プリーステス)」という言葉の訳し方が、
翻訳者によってまちまちなだけだからです。
男性形と女性形の違いは、オーケストラでいえば
第一ヴァイオリンの首席奏者のことを
男性なら「コンサートマスター(コンマス)」
女性なら「コンサートミストレス(コンミス)」と呼ぶのと同じです。
単に性別が異なるだけで、そこに優劣の差は存在しません。
ですから、コブラ関連情報で
「巫女・女性祭司・女性神官」のいずれかの言葉を見かけた場合には
どれも同じ意味、と思ってくださいね。
ちなみに私は、スピリチュアリティ情報の中で最初にご縁のあった
ドリーン・ヴァーチューの書籍やオラクルカードでの日本語訳が
「女性神官」だったので、個人的にはこの言葉が好みです。
そして、実をいうと私は、「巫女」という言葉があまり好きではありません。
巫女のほか、CAや看護婦(看護師という名称に変わって久しいですが)
という言葉も、あまり好きではありません。
実際の巫女さんはむしろ好きで、装束や舞など素敵だと思いますし、
CAさんや看護師さんといった職業の方々に対しても
普通に敬意や感謝の気持ちを抱いています。
それなのになぜ。
これらの職業を表す名称に対して違和感を覚える理由ははっきりしています。
それは、
少数かつ格上の男性の補助的な働きをする
格下の存在としての、多数の女性達
という古いイメージ、もっと言ってしまえば
少数かつ高位の男性と、それに仕えるハーレムの女性達
の図式を思わせるイメージが、どうにも苦手だからです。
たとえばもう10年近く昔のことですが、海外旅行へ行った際に、
空港で某国航空会社のCAさん達の集団を見かけました。
どの方も、素晴らしく美人で背が高くスタイル抜群で、
それはそれは美しい女性たちばかりでした。
そして、彼女たちのあまりの美しさゆえに
「ああ、この国では、まだ男尊女卑が根強いのだろうな、可哀想に」
という、残念な気持ちになりました。
女性を尊重する習慣がもっと進んでいる国々では
外見がもっと普通の女性達が、CAとして多数活躍しているからです。
これが、巫女などの言葉を好きになれない理由です。
「女性をもっと大切にして!」という怒りの気持ちの表れです。
現代の日本では、女性の神職や僧侶たちが現れ
医療機関では、ナースの名称が看護婦から看護師に改められて
多数の女性医師や男性看護師が活躍するようになりました。
男性CAは、まだ日本では少なくて問題になっているようですが
TVドラマでは、主人公が男性CAという設定が用いられましたね。
全体としてみれば、昔と比べて大分状況が改善された一方で
まだまだ古く悪しき習慣が残っている部分もあるのが実情ではないでしょうか。
恐らく闇による攻撃や憑依が原因だったのだろうと思いますが
日本のコブラ系ライトワーカーの中でも、数年前には
女性達に痴漢行為を働き、ネガティブな発信をしていた者がいて
人間関係に齟齬を来してしまった事があったほどです。
その問題が取り沙汰された際には、激しい展開の衝撃に耐え切れず
グループを離れてしまったライトワーカーもいたものでした。
私は、男性と女性が同じレベルで正しく尊重されることを望みます。
あと、「愛」や「笑い」にポジティブなものとそうでないものがあるのと同じように
セクシュアリティのあり方を語ったりそれを表出するにあたっては、
それが適正なものであるように、注意が必要だと感じます。
だいたいハーレムというのは、
男性にとっても、そんなに都合のいい事ばかりではありません。
ハーレムを形成する種類の動物の世界は、裏を返せば
ほとんどのオスが喧嘩に敗れ、子孫を残すことができないということでもあります。
人間の世界では、一夫多妻が認められる国や地域、時代の多くにおいて
戦乱により多くの男性が若くして命を落としてしまい、
一夫多妻を認めないと、残された女性は子供達を抱えて露頭に迷う羽目になる
という事情があります。
男性は生まれながらにして女性よりも高位の存在、と思っている女性というのは
えてして、年齢・身長・学歴・職歴・人間性など全てのスペックにおいて
自分よりレベルの高い男性しか、男性扱いしないものです。
自分と同レベルの男性すら相手にしません。
悪気はなく、「男性は女性より尊い」という刷り込みの結果そうなっているのでしょう。
つまり、男性と女性では、性質はもちろん異なる部分がありますが
存在価値という意味では、同等であるほうが
女性だけでなく、ほとんどの男性にとっても生きやすい社会ということになります。
翻って、COBRA情報の中で語られる巫女その他類似の意味の言葉には
巫女が男性に対して性的な奉仕をする存在であるとか
ハーレムの女性を指すようなな意味合いは全くありませんので、
この点をご承知おきいただきたいと強く思います。
ハグなどの性的ヒーリングも、
性的な嫌がらせや犯罪・搾取から開放されてこそ
初めて実現する性質のものであることは
言うまでもありません。
本来男性エネルギーと女性エネルギーは
等しくバランスが取れている状態が望ましいわけですが
地球上では現実として、女性エネルギーがあまりにも不足しているということを
コブラはかなり強調する形で語っています。
始めは2013年に紹介された女神の渦瞑想を毎日行おうと
WLMMが数日前に提唱したのも、
今の地球において、女神エネルギーを呼び出す必要性が
それだけ高いのだろうと、容易に想像されます。
今回の人生において体や心が男性であっても女性であっても
どの人も、男性性と女性性を併せ持っています。
これまで地球のほとんどの地域で軽んじられたり虐げられたリしてきた
女性性や女神エネルギーに目を向け、尊重し、健全に表出させていくことが、
地球をより良い場所にしていく、もっと端的にいえば
地球解放へ向けて、とても大切なポイントであるといえるでしょう。