本日、8月17日は「黒猫感謝の日」だそうです。
主にアメリカでの行事の日だとか。
日本では、黒猫だからといって良くも悪くも特別視されるわけではありませんが
欧米では、黒猫は不吉の象徴とされ、
魔女狩りなどによって黒猫が殺される過去がありました。
そのせいか、今でもそれらの国や地域では
動物保護施設にいる黒猫には新しい家族ができにくいのだそうで、
「世界中のシェルターにいる黒猫達に、愛してくれる家族を見つける日」
として、アメリカの男性が決めた日です。
実際私は、10年以上前のアメリカのとある動物シェルターを写した動画を見たら、
保護されて、まだ里親の見つからない猫の大半が黒猫だったために
ほっこりする主旨のはずの動画にも拘らず、この事実に戦慄を覚えたことがあります。
黒猫感謝の日とは?イタリアやアメリカなど各国の実情と歴史や由来も調査!
https://kuroneko-news.com/what-black-cat-appereciation-day
日本では、黒猫は「福猫」とか「あんこ猫」(昔の日本で、あんこは貴重な食品)といわれ
むしろ縁起がいいくらいですし、絵画のモチーフにもよく選ばれています。
竹久夢二 『黒船屋』
そして今回このテーマに触れたのは、現在私の家にいる猫が黒猫ということもあります。
3年前の夏に先代の三毛猫が18歳で虹の橋を渡り数か月たった頃、
家族と「来年の春生まれくらいの子猫を、譲渡会などで探そうか」と話していたところ
家族の友人から、「面倒をみている外暮らしの猫がいるので、もらって欲しい」
とのお話があり我が家にやって来たので、運命の猫だと思っています。
お話をくださった方はこの猫に餌を与え、避妊手術やワクチンも受けさせていました。
(ワクチンの是非についてはここでは問わないで下さいね)
ご家族が3人も獣医師というバリバリ獣医師家系の方なので
野良の犬や猫を見ると放っておけないのでしょう。
うちに来て3か月間くらいは、慣れない環境に戸惑ったのか
障子を破いたり粗相をしたりといったこともありましたが、
ぐりぐりと可愛がったのが功を奏したのか、その後はすっかり箱入り猫に育ちました。
この猫には、時折「あなたは黒猫だから、日本に生まれて良かったね!」と、
また「黒猫で可愛いね!」と話しかけています。
世界中の黒猫たちが幸せでありますように、
黒猫はもちろん、世界中の動物たちが幸せでありますように、と、
この「黒猫感謝の日」に思ってみました