死ぬな、逃げろ | KIARAのブログ

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主に世界同時瞑想関連情報、時折気ままな話題を綴ります

9月1日は、18歳以下の子供が一年のうちで最も多く自殺する日だそうです。

2015年に内閣府が「自殺対策白書」で発表したデータです。

「9月1日問題」という言葉も生まれています。

 

 

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9月1日が突出して多くはありますが

夏・冬・春の長期休み明けと、ゴールデンウィーク明け

つまり、学校が休み明けの時期に多くなっています。

 

原因として大きく絡んでくるのは

いじめと、あと実は家庭の問題が多いようです。

 

10代までは、家庭と学校がこの世界のほぼ全てのように感じてしまいがちですし

学校を長期間欠席してしまうと、現行の出席や成績判断システムの関係から

進学や就職といった進路にも影響がでてしまうことから

無理をして通い続けてしまう場合が多いかもしれませんが・・・

 

 

命よりも大切なものなんて、現代日本ではそうそう無いですよ。

 

 

あと、卒業して社会に出てからも、いじめやその他諸々

自死につながりかねない事柄は存在するのが実情です。

 

だから既に学校を卒業している人や大人達も含めて、

あまり合わない学校や職場、人間関係などは

自分の限界を超える前に、逃げてしまった方がいいと思います。

 

たとえそれによって失うものがどんなに大きそうに見えても。

 

一度に数日間以内であれば、休んでもそれほど影響のあることは少ないです。

仕事ですと、7日間以上休む場合は診断書の提出を求められる場合が多く、

それに怯える大人も少なくないのが実情ですが・・・

 

限界は人によって異なるので、「皆は頑張っているのだから・・・」と考えないこと。

 

 

とにかくここで大切なのは

 

 

誰かに伝えること。理解してもらえなかったら他に相談すること。

 

 

学校や友人関係等の問題であれば、まず教師

10代までの児童・生徒のいじめに関する記事を読んだり

リアルでそういった話題に触れてみたりすると、

呆れてしまうほどテンプレな、けれども深刻な反応が

「親には言えない」。理由は「心配をかけたくないから」というものです。

この二つは、自分に対する禁句と考えて下さい。

 

 

なぜならば、

言わずにこんな深刻な問題を抱えていたら、100倍も1万倍も心配だから。

まして命を絶たれたりなんかしたら、どれほどの悲しみと苦しみを負うことでしょう。

一生地獄にいるようなものになってしまうかもしれません。

 

 

だから、親が「心配かけたくない」と思える程度かそれ以上に信頼できる人なら

まず親に伝えましょう。担任の先生についても同様です。

 

でも親も担任も人間ですから、きちんと受け止めて対処できるほど

人間ができているとは限りません。

「いついつ頃までの辛抱だよ、頑張って」とか「あなたが悪いんじゃないの?」

などといった、的外れな返答が来る可能性もあります。

 

そもそもいじめではなく、親子関係など家族内のトラブルであれば

親に相談して解決というわけにはいかないですし・・・

 

 

そういう場合は「この人はこういう人なんだな」と適当にスルーして

他の人や相談窓口などにあたってみましょう。

 

親以外の親戚、担任以外の教師、大人か子供かを問わず友人、

学校の養護教諭(保健室の先生)やスクールカウンセラー、

地域の図書館、保健所や保健センター、病院やクリニック、警察、児童相談所、

内閣府や文部科学省、NPO等の各種相談窓口の電話やサイトといったところでしょうか。

 

 

とりあえず生きていればそれなりの道があるかもしれないし

幸せになれる保証はないけれど、

生きていく中で幸せや喜びを感じられるものや事があるかもしれませんが

命がなくなってしまったらそれで終わりですから。

 

この世から消えてしまうことはある意味、苦しみから逃れる究極の方法ですが

それよりももっと手前に、いくつもの方法や手段があります。

だから学校や部活・家・仕事・人間関係からとりあえず離れてみることも含めて

死ぬよりも手前側にある場所に逃げて、自分を休ませて、

それから道を探してみませんか。

 

天寿が来ている人以外の人には、まだ死んで欲しくありません。

 

 

 

9月1日は「子どもの自殺」断トツの日 夏休み明けに何が彼らを追い詰めるのか

https://www.j-cast.com/healthcare/2016/08/31276610.html?p=all

 

9月1日前後の72時間が子ども自殺のピーク SOSの「受け取り方」に変化を

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishiishiko/20170830-00074378/

 

<9月1日問題>始業式に自殺する子どもたちの”SOS”を見逃さないで

http://www.jprime.jp/articles/-/10415

 

法務省:子どもの人権110番

http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken112.html

 

 

あと気になるのが、冒頭のデータを取ったのが1972年から2013年で

発表が2015年と、統計を取り始めてから公表されるまでに43年もかかっています。

どうしてなのでしょうね・・・

 

「9月1日は、18歳以下の子供が最も自殺する日」

http://www.cocorila.jp/article/articles.html?num=2017083001