カイコからフィブリノゲン | KIARAのブログ

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カイコからフィブリノゲン

=ウイルス混入リスク「ゼロ」―免疫生物研

時事通信 5月24日(火)20時4分配信 (Yahoo!ニュース)

医薬品会社「免疫生物研究所」(群馬県藤岡市)は24日、血液凝固作用を持つたんぱく質「フィブリノゲン」を、遺伝子を組み換えたカイコから生産することに成功したと発表した。日本製粉との共同研究で、ヒト以外からのフィブリノゲン生産は世界初という。
同研究所によると、フィブリノゲンはヒトの血液から精製され、血液製剤として止血用の医薬品などに使用されている。
ヒトの血液から作るため、C型肝炎などのウイルス混入リスクが問題視されてきたが、カイコから生産すれば「リスクはゼロになる」という。 


ヒト由来のものが登場した段階で

医師達の間で「魔法の糊」と絶賛されたフィブリノゲンきらきら翼


その「魔法の糊」を 今度は遺伝子組み換え技術を用いて

生産できるというのは たいへんな朗報です

藤岡は かつて繭や生糸の一大生産地であり 

メジャーな集散地でもありました

地元藤岡からこのようなニュースが発せられるのは

本当に嬉しいですラブラブ



遺伝子組み換え技術を用いると

献血量に関係なく大量生産できます

また 感染症の危険性もぐんと減ります


ニュースの見出し「ウイルス混入ゼロ」と言い切る表現を見ると

「C型肝炎はともかく カイコ方面のウイルスは?」などと思うわけですが

開発元の発表を見ると 紛らわしい表記はされていません

「ヒト血液からの混入はゼロ」という意味に想像します


前に私自身 メディア関係者から直接言われた経験があるのですが

「自分達メディアの人間は 科学の専門家ではないから

詳しくは 専門の人に語ってもらわなければ判らない」とテレビ


あまりにも開き直っていたので 当時はいかがなものかと感じましたが

様々なニュースを追う立場の方は 自力だと限界があるかもしれませんサーチ



免疫生物研究所のトップページ

http://www.ibl-japan.co.jp/index.htm


遺伝子組み換えカイコを用いたヒトフィブリノゲンの生産成功について(PDF文書)

http://www.ibl-japan.co.jp/news_img/PR_20110524.pdf



これまでに 各種血液製剤により感染症になってしまった方も

いらっしゃるわけで その方々に対しては 言葉もありません

一方で 研究や臨床の現場では より良く より安全な治療を求めて

日夜 研究開発が進められています


患者の皆様におかれましては どうかなるべく良い状態で

なるべく長く生きてくださいますように 心よりお祈り申し上げます

生き延びればその分だけ 診断も治療も進歩していきますから