「居酒屋」の倒産、過去最多 ~消費者の低価格志向で競争激化~
14日、2010年内に倒産した「居酒屋」が前年比4・1%増の201件にのぼり、過去最多
だったことが判明しました。
以前から不振の外食産業の倒産は前年比3・6%減の623件だったが、このうち約3分の
1が「居酒屋」だったとのことで、延々と続く熾烈な価格競争がサラリーマンの“憩いの場”
にも影響していることが浮き彫りになりました。
「居酒屋」の倒産が増加は、大手チェーン店との低価格競争が激化していることに加え、
飲酒運転に対する罰則が2007年9月から大幅に強化されたことも影響しているようです。
また、
●「西洋料理店」=34・0%増の71件で、
●「中華料理店」=20・5%増の88件は、
過去最多を記録したようです。
倒産の原因は、‘売上不振’、‘業界不振’などの「不況型」が2・4%増の521件で、全体
の83・6%を占め、初めて80%を超える大幅増とのことです。
日本フードサービス協会によると、2010年の外食売上高(全店ベース)は前年比0・5%
増となり、2年ぶりに前年実績をかろうじて上回ったようです。
ただ、消費者の低価格志向が強まる中で、‘全体の客単価’は2.1%減と前年(1.7%減)
より落ち込み幅が広がり、デフレ傾向が強まっていることが鮮明になったようです。
私も「居酒屋」さんは好きですが、通う回数はめっきり減りましたね。(激減です!^^;)
このデフレ大不況で、皆こぞって‘とにかく外で金を使わなくなった’ことは確かのようです。
サラリーマンなどのストレス発散の場所「居酒屋」さんも縁が遠くなりました。(涙)
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