Autodesk Burn とは?
AutodeskのInferno、Flame、Flint、Smoke、Lustreのユーザーは BurnというAutodesk独自
の分散レンダリングシステムを別途購入することで、クリエイティブと並行して重たい演算処理
を効率的に進めることができます。日本ではInfernoシステムにはBurnがインテグレーションさ
れているので、Infernoとはセットで運用しているケースが多く、Burnが縁の下の力持ちとして
役割を果たしているのか直接実感できなくて、Burnを単体で購入するというカルチャは少なか
ったと思います。
このBurnが、AutodeskのInferno、Flame、Flint、Smoke、Lustre のユーザーで、なおかつ
サブスクリプションパッケージを購入の場合のみ、無償でライセンス提供されるようになったよ
うなのです。
そして、ユーザー側で‘仕様を満たしたハードウエア’を用意することで、今までよりも安価でよ
り能力のあるレンダリングシステムが構築できるようになります。
現在ではGPUハードウエアベースのグラフィックスボードをノードにインストールすることで、GPU
Burnということで、ホスト側と同じ品質で高速なレンダリングが可能になっているので、既存の
ユーザーには大変朗報だと思います。
Autodesk Inferno所有のポストプロダクションでは、独自のレンダリングノードを追加すること
で、爆発的で驚異的なパワフルシステムを導入することに、これまでのような大きなハードルは
無くなったということになります。
同時にこれは、Infernoシステムの、世代交代を意味し、そう言う意味でこれは、Infernoという
製品の引退と受け取る事もできると思います。を入手できるかは確認が必要です。>
<新規にBurnが購入できなくなるので、FlameにBurnがインテグレーションされた
Infernoを入手できるかは要確認です。>
レンダリングに関しては、ユーザー自身のイメージ&独自性が広がることになり、システムと
しては拡張性が大幅に高まるのは明白で、今後はFlame、Smokeを中心に、どのようにレンダ
リングを「ユーザーが」工夫して模索するか、という構図になるでしょう。
AutodeskはMac版のSmokeをも打ち出して、大きく舵を切ろうとしているし、今後はシステム製
品の分野でも、ハード処理とソフト処理の分離が進められるものと思われます。
Autodeskは、3Dソフト関係に力を入れていて、見違えるように3D関係ソフトメーカーに変身
したので、はじめて目にするソフトが多いので私も驚いています。^^;
3D関係の知らないソフトが山ほど増えて、凡人の私などでは、もうブログにアップして解説する
ことなどは出来なくなるでしょう。
Autodeskの3D関係使用例としては、映画「アバター」少し前には「スパイダーマン」とか 使
用企業としてはソニーなども・・・・。日本で身近なテレビドラマなどにも使用されていて、もはや
単なるCADソフトメーカーではありません。
(AutoCADユーザーの私としては一抹の寂しさも感じますが・・・・ ^^; )
今では、画像・映像関係で有名なソフトメーカーAdobeをもしのぐ勢いで、この先のAutodeskの
進展に目が話せないですね。
※Autodesk® Burn® 追加説明
Autodesk® Burn®はAutodesk® Inferno®、Autodesk® Flame®、Autodesk® Fire®、
Autodesk® Smoke® および Autodesk® Lustre® に対し、Linux べースのネットワー
ク プロセッシングソリューションを提供します。ローコストな PC ワークステーションを
使用しバックグラウンドでイメージのレンダリングを行うことで、オンラインのスイートを、
よりクリエイティブなタスクのために解放します。
そして複数の Linux ワークステーションによるプロセッシングを行い、最大 20 台まで
使用可能です。
Burn は Linux Red Hat Enterprise 4 update 2 with kernel 2.6.9-22 ELsmp を搭載
した PC ワークステーションで稼動します。
Autodesk® Wire® および Autodesk® Backburner™ ネットワークプロセッシングマネ
ージャーが、オペレーション用ソフトウェアとして必要です。
* Wire は Lustre を除く全てのシステムで必須です。
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