インテルは、デスクトップPC用の開発コード名「Clarkdale」と、ノートPC用の「Arrandale」の
両新型デュアルコアCPUを発表し、新シリーズCPUの「Core i3」を新たに追加、デスクトップPC
用6製品、ノートPC用11製品の計17製品をラインアップしました。
新CPUの特徴としては、驚くべき事に
「32nmプロセスルールを採用したデュアルCPUコアと、45nmプロセスルールを採用した
GPUコアを1つのパッケージに実装」
したことです。
つまり!「CPUチップ上にグラフィック機能をパッケージしてしまった」ということが、最大の特徴
となります。 これって、「目から鱗(うろこ)」ですよね。^^;
ソケット形状はLGA1156を採用し、クロック数は、デスクトップ用が2.93~3.46GHz、モバイル
用が1.06~2.66GHzで、L3キャッシュはデスクトップ用が共有で4MB、モバイル用が共有で3~
4MBで、CPUの大敵である発熱量を示すTDPは、デスクトップ用が73~87W、ノートPC用が18
~35Wとのことです。
機能面では、「ハイパースレッディング・テクノロジー」に対応し、全モデルで2コア/4スレッド
での処理を実現し、「Core i7」「Core i5」には、TDP(発熱量)に余裕がある際に、クロック周波
数をダイナミックに引き上げる自動オーバークロック機能「ターボ・ブースト・テクノロジー」も搭載
されています。
また、ノートPC用CPU“Arrandale”には、TDP(発熱量)の範囲内でGPUクロック周波数を引き上
げる“グラフィック機能版ターボ・ブースト・テクノロジー”「HD Graphics with Dynamic Frequency」
を搭載するとのことです。 このように効能書き(!?)を並べられるとワクワクしてきますね。^^
なお、対応チップセットは、
・デスクトップPC用が「Q57 Express」「H57 Express」「H55 Express」、
・ノートPC用が「QM57 Express」「QS57 Express」「HM57 Express」「HM55 Express」。
※LGA1156ソケット対応の「P55 Express」チップセットでも利用できますが、CPUに搭載される
グラフィック機能は利用不可 となります。 (なるほど! 納得です ^^ )
CPUコアのチップ上に、GPUコアを載せてしまったという画期的な製品なので、CPUコアとGPU
コアの動作効率の良さは想像でき、動作テストはいずれ、ネット上やPC雑誌などにアップされる
と思いますが、好結果が出ることは容易に想像できます。 今からその結果が楽しみです。
新CPU価格設定は、OEM向け出荷価格で、
・デスクトップPC用が113~284USドル、
・ノートPC用が241~332USドル
とのことです。
詳細(インテルサイト)は下記URLです。
http://www.intel.co.jp/index.htm#/ja_JP_01
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