~違法コピーで北海道に賠償請求方針~ Autodesk 設計用ソフトなど655本分
北海道庁内でパソコンソフトが違法コピーされていた問題で、ソフトを製作したAutodeskが
北海道に損害賠償を求める意向であることが12月1日分かりました。
請求額を明らかにしていないですが、Autodeskは違法コピーが見つかったソフトの市販価
格は計約1億千万円の巨額。北海道外の自治体では違法コピーの市販価格の1・5倍の賠
償金を支払った過去の例もあり数億円を請求される可能性があります。
今年5月、米国資本のAutodesk社は、北海道庁内で違法コピーされたソフトが使用されて
いる疑いがると指摘し、その後の調査で驚くべきことに655本の多量の違法コピーソフトの
使用が見つかりました。 違法コピーされたのは主に工事の設計・施工などに使われる作図
ソフトで、市販価格は1本約20万~60万円の高額で公共事業を担当する建設・土木・農政
部門を中心に使用されていました。
Autodesk は今後の対応について「コメントできない」としているが、北海道によると、当然
のことなら Autodesk は違法コピーのソフトをすべて消去するとともに、損害賠償を求める方
針です。
Autodesk 社のソフトを買い直すには、賠償金のほかに新たに購入費が必要になります。
過去、違法コピーをめぐり、オートデスク社など3社に損害賠償を請求された石川県は今年
6月、407万円の賠償金を支払うことで合意し、その賠償金額はソフトを適正に購入した場
合の価格の1・5倍でした。 ソフトの適正価格を超える賠償金をAutodeskから求められた場
合、税金からの支出に北海道議会など反発する可能性もあります。
因みに、石川県ではソフトの適正価格を超える約1350万円を職員ら約4370人が負担し
ています。
北海道のようなお役所が今回のような多数の違法コピーを繰り返していたことは驚きで、
これから要求さるであろう多額の賠償金の支払と共に、役所としての信頼をも無くしてしま
ったようです。
外資系企業ということもあり、Autodeskは国内企業よりも強力に違法コピー追放に力を入れ
ているようす。
Autodeskの取り組みの概要は下記コメントからも分かります。
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Autodeskは違法コピーに比較的厳しいソフトメーカーだと言われています。
その取り組みは?
--オートデスクと一緒に考えませんか?ソフトウェアの正しい管理--
無から形を生み出すお客様の創造力を、これからも大切に守っていきたい。
ソフトウェアの不正コピーときちんと向き合うことは、これを開発し提供する者として
当然の使命です。
オートデスクでは、BSA (ビジネスソフトウェア アライアンス)や ACCS (社団法人
コンピュータソトウェア著作権協会)による著作権保護・不正コピー撲滅のための
活動にも参加。最良のデザイン ソリーションによる理想のデザイン環境の実現を
目指して、ソフトウェアの著作権問題に積極的に取り組んでます。
お客様の会社や組織が今後ますます成長を遂げるために、今後もこの姿勢に変
わりはありません。
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違法コピー関係のサイトURLは下記を参照してください。
BSA (ビジネスソフトウェア アライアンス)
・http://www.bsa.or.jp/index.html
ACCS (社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会)
・http://www2.accsjp.or.jp/
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