ここに注目すべき数字がここにあります。
経済協力開発機構(OECD)は加盟国の2006年国内総生産に占める教育費の公財政支出
割合について調査結果を発表しました。そこには驚くべきことに比較可能な28か国中、日本は
3.3%で最下位から2番目であることが分かりました。
信じられないですが、この数字は事実です。
調査で日本は長年下位低迷が続き、教育費の公財政支出割合は1992年以降ほとんど変
わらない位置にランクされています。
そして、幼稚園や大学段階の家庭負担は世界的に比べて大きいことも同時に判明しました。
公表された結果によると、加盟国の対GDP比平均は4.9%で、一位はアイスランド7.2%、
デンマーク、スウェーデンが続き北欧諸国が上位を占めました。
日本は最下位だった2005年度調査の3.4%より0.1ポイント減少しましたが、これについ
て文科省は「教育費のうちで多くを占める人件費が減ったため」と分析しています。
教育段階別に公的支出を見ると、日本は小中高までの初等中等教育については、2.6%で
最下位から3番目で、大学などの高等教育は0.5%で各国平均の1%の半分程度で最下位
という驚くべき状態です。
そして、全教育費に占める私費負担の割合は33.3%で、2番目に高く、平均の2倍以上との
結果でした。
これを見ると日本は、教育立国とは言い難い状態で、お粗末な限りです。
資源のない日本にとって、人材教育に予算を惜しんだらどうなるでしょうか?
それは3流国への没落を意味し、国家として成り立たなくなることを意味します。
あの嵐のような小泉構造改革の時代、その推し進める政策の中で、私が唯一まともな思想
だと思っていた「米百俵の精神」、それはそこには微塵もありません。
ムード・ブームだけで、大衆の前で述べ、感心させたあの「米百俵の精神」は口先だけだった
のでしょうか?
そうだとすると、私としては、あの嵐のような小泉構造改革から学ぶべき事項は皆無だと言う
ことになります。(ネガティブな教訓は、たくさんあるけど・・・・)
あの嵐のような小泉構造改革の「米百俵の精神」、 あれは一体何だったのでしょうか?
それは虚無なもので、現実としては実在しなかった虚構だったと述べてもよいでしょう。
その証拠として、その答として、 【8月30日の選挙結果】 があります。
私たちは、また一つ教訓として学びましたね。^^
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