麻生政権の命運をかけ~~「自公で過半数」焦点/民主「第1党」目指す
東京都議会議員選挙(定数127)が3日告示され、221人が届け出ました。
「政権選択」がテーマとなる次期衆院選の前哨戦と位置づけられ、麻生政権の命運をもか
けた重大な選挙で、自民×民主両党の議席争い(過半獲得)が最大の焦点となります。麻生
首相の求心力が低下するなか、選挙結果が政権をさらに揺さぶり、その結果、国政が流動的
になる可能性もあり、各党とも国政選挙並みの熱血総力戦の体制で臨むようです。
立候補受付けは42選挙区の各選管で始まり、午後1時20分現在、221人が届け出ました。
国政での逆風に危機感を強める自民党は今回、40年にわたって守ってきた都議会第1党
の座を死守し、公明と合わせて過半数を維持することが最重要課題のようで、補者数は前回
並みですが、都政与党としての実績を訴え、「国政と都政は別」との主張で逆風を止めたい考
えのようです。
石原慎太郎知事も当然自民・公明応援に回るでしょう。
そして、麻生首相も 「惜敗目指して~頑張ろう!」 と威勢が良いですね 。(→o←)ゞ
民主党は都議第1党の座奪取に向け過去最高の58人を擁立、過半奪取に意欲満々です。
他に他党派や無所属候補6人を推薦し、過半数にあたる64人を公認・推薦しました。
吹く風次第では、都議選において自民・公明を過半数割れに追い込み、政権奪取を狙う衆院
選に向け弾みをつけたい考えです。
公明党は前回と同数を候補擁立し、現数死守作戦。民主党に対抗し、創価学会をはじめと
する支持基盤を徹底して固める戦術で全員の当選狙いのようで、選挙区が重ならない自民党
候補の推薦も行い、都政与党の枠組み維持を図りたいようです。
共産党は過去2回の退潮傾向に歯止めをかけ、議席の上積みができるかどうかが課題です
が、雇用不安などを背景に蟹工船ブームもあり、支持が回復する兆しがある半面、2大政党ム
ードにおいて「自民×民主」の構図に埋没することへの危機感もあり、しきりに「オール与党か
共産党かが選択軸」と訴えています。
地域政党・生活者ネットは議席を持つ選挙区に協力関係の民主党が候補を立てたことで慌
てたけれど、告示直前に民主党との協力関係の維持を確認し、戦闘準備OKのようです。
そして、社民党は01年の前々回に失った議席の回復を目指す。
(おっと!社民党は都議において議席がなかったのですね・・・)
東京の有権者数は、1066万4249人(男526万7859人、女539万6390人)で、
投票は12日。即日開票されます。
選挙結果がどう出るか、楽しみですね。
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