K-CADの良い点の一つにカスタマイズのし易さがあります。
ホントに簡単でした。
CAD標準のコマンドのほとんどが、
「UIML言語」(K-CAD CORE、パドラスのカスタマイズに使用する言語)で、
作成されていて、しかも公開されていました。
というか、コマンドがインタプリタ型で動作していたので
読むことが出来たのだと思います。
このお陰で、カスタマイズをしていて分からないことがあっても、
標準のコマンドでどの様に処理しているか
調べたり、真似したりすることで解決することが出来ました。
そして、初めて作ったコマンドが
「長穴形バルーン」
丸いバルーンは標準でありますが、
当時、やっていた仕事の品番が、たしか5桁くらいあったため
そのようなバルーンで標記する必要があったのだと思います。
たくさんあるバルーンをいちいち
「長穴作成」もしくは「長穴コピー」、そして引き出し線を作図。
では、時間が掛かって仕方がない。
そこで、作成してみたのが、「長穴形バルーン」でした。
このコマンドはソースが印刷されて残っているのですが、
A4、1ページ半くらいのほんとに小さなプログラムでした。
それから、このバルーンの種類と数を集計して
印刷するコマンドも作成してみたのですが、
こちらの方は、理解されずあまり使用してもらえませんでした。
いい、コマンドだと思ったんだけどなぁ~。
その後、あまり、理解されないと思った私は、
自分のためにカスタマイズする路線に変更し、
CADをカスタマイズしてゆくのでありました。