4月30日  第6回、平成最終日です!

皆さん、こんばんは。

 

私は15年近く 和法(和の作法)を習っています。

茶道や礼法を教えていただくのですが、先生は僧侶です。

 

和法をご教授いただくだけでなく、講話会を通して日本人のこと、歴史、仏教、世界観など、広く深く教えていただいています。


先日、友人たちを誘って講話会へ参加してきました。

元号が令和に決まった直後でしたので、そのお話からスタートし、本題であった「六波羅蜜」のお話へ。



六波羅蜜は、幸せに生きるための実践です。

悪い種を蒔けば悪い結果となり

良い種を蒔けば良い結果となる。

因果とは、原因と結果。

 

その良い結果を生むために、良い種を撒区ほうが良いですよね、ということです。

6つの実践のひとつに「布施」がありました。

これは「私の大切なものをあなたに差し上げます」という心です。


あなたがしてくれたから、お返しに私もしてあげる、ではありません。


先ず私があなたの為に、という心です。


目の前の人に良いことをしてあげられたら、

その人はしてくれた人にお返しするのは「恩返し」。

それも良いでしょうが、してもらった人は、隣の人に何かをしてあげる、その人はまた隣の人に…


これが「ご恩送り」です。

皆がご恩送りをすれば、いずれその恩は自分のところに戻って来ます。



少し話がそれましたが、、


料理を作る時は、美味しく作ろうと思いますよね。


私は使う食材の気持ち…「丁寧に扱ってもらいたいだろうな」「美味しくして欲しいだろうな」という気持ちや、「これを食べてくれる人が美味しい顔になってくれるといいな」

と思いながら作ります。


気持ちは通じます。


以前にも書きましたが、食材を丁寧に扱う事はとても大事!


そして、相手を思って作るものは美味しくなります。



そして、それを食べた人は

「美味しい」という言葉をきちんと伝えてくださいね。


かつて、10年以上もご主人に美味しいと一度も言ってもらえなかった人の話を聞きました。

でも必ず自宅で食事をし、完食するそうです。


いくらすれ違い夫婦であったとしてもね〜。

毎日全部食べているのになぜひと言が言えないのでしょうね。

それぞれの事情があるでしょうから、それはそれとして。。



さて、自分が言った言葉は、心から発したものです。

自分の心が美味しいと感じて「美味しい」と言えて伝われば、こんなに良い循環はありません。


美味しいと感じているのに反対の言葉が口から出たり、または押し殺して言わなかったり。


とても身体に悪そうです。


頭と心がちぐはぐ。

辛いでしようね。。。あせる




自分の口から出た言葉は、自分の耳から脳へ直行です! だれに届くよりも早く。


そして脳はそれを証明しようとします。


プラスの事を考えてそういう言葉を口にすれば、そうなる様に証明しようと動く。


そしてマイナスの事を考えてそういう言葉を口にすれば、これもまたそうなる様に証明しようと動きます。



どっちがいい?

どんな言葉を使えばいい?

どんな言葉を使いたくなる?


って事です。



ついつい言ってしまう口ぐせ。

だいたい口ぐせってマイナスの言葉が多いです。


無理〜

難し〜い

そんなの出来ない

自信ありません


みたいな。


そう言ってしまうと、脳はそうなることを証明しようとしてしまうんですよ。


冒頭に書いた、

《悪い種を蒔けば悪い結果となり

良い種を蒔けば良い結果となる。》

の通りです。




そして、気持ちのよい言葉を使う人の周りには同じ人が集まります。

愚痴や人の悪口が好きな人の周りにも同じような人が集まります。


自分の口から「つい出ちゃう言葉」を見直しましょうビックリマーク



明日から新しい元号となります。

今まで以上に、心が大切とされる時代になるような気がします。


使う言葉をまず意識して、心(脳)を育んでいきましょう。


そして心ある仲間の輪を広げていきたいと思います。




                    根津神社のつつじ祭り