― ジョエル・エンビードニコラ・ヨキッチが5年目と6年目にしていることを踏まえるとそこにたどり着くまでに少し時間がかかった。

フェニックス・サンズのプレーオフ・ランにおける3年目のディアンドレ・エイトンインパクトは注目に値する。

エイトンは、ファウルトラブルに巻き込まれない、これはリズムを保つのに役立つ。

また、彼はフラストレーションとなるファウルを犯すことなく、フィジカリティにマッチする能力を持っている。

では、スピードバンプに遭遇したウォリアーズの2年目センター、ジェームズ・ワイズマンはどうか?


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いつも読んでくださりありがとうございます!!!

「ビッグマン育成に時間が必要な理由-1」の続きです。

ジャレン・ジャクソン Jr.やディアンドレ・エイトンの話が主でしたが、このページは我らがウォリアーズのスーパースターとなる素質を持つジェームズ・ワイズマンについてです。

様々な本物のビッグマンを例に、ワイズマンのプロセスの予測になる内容でもありました。

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Why NBA bigs take more time to develop: 'They're used to imposing their will'Spencer Davies digs into why centers and power forwards typically take longer to adjust to the NBA than guards and wings.リンクwww.basketballnews.com***
『NBAのビッグマンは育成により時間がかかる理由:

彼らは自分達の意思を押し通すことに慣れている』
(現地2021/6/12) by SPENCER DAVIES

1からの続き...

 

おそらく、”時間がかかる”という別の例は、ゴールデンステイト・ウォリアーズのセンターであり、2020NBAドラフト2位のジェームズ・ワイズマンだ。

 

ルーキー・ビッグマンは、フロアでの役割と同様にプレータイムが変動し、怪我に悩まされたシーズンで、わずか39試合に出場した。

 

プロとしてのエイトンと行ったように、トッパートは、NCAAが彼の不適格性について疑わしい判決を下す前、メンフィスでワイズマンと多くの時間を過ごした。

トッパートは、ワイズマンはまだ一貫して成功するために必要な反復数を経験していないため、このオフシーズンはワイズマンにとって大きなものになるだろうと述べている。
 

”人々はこう言う傾向がある、

これにはすべてのプレイヤーに当てはまる理由があるのだが...

’ルーキーの最も良い部分は、2年目または3年目のプレーヤーになってからだ。’

そして、大抵こう言う、

’彼らにとってゲームが遅くなる。’ とね”
とトッパートは言った。
”しかし、ゲームの速度が低下していないことはわかっている。

何が起こっているのかというと、彼らは、これから目にする数百万のシナリオに慣れてきていることだ...
多くの場合、様々な瞬間で成功したり失敗したりしている。

それが実際に育成に役立つものだ。”


どのような決定を下す必要があるのか?
ポップか、それともロールなのか?
スクリーンの角度をスイッチングしているのか?
ドリブル・ハンドオフをするのに適切なタイミングなのか?
ディフェンダーは、ピックの下にいるのか?
リムに飛び込んだり、ショートロールでキャッチしたりする機会はあるのか?
ウィークサイドがキックアウトのためにオープンなのか?

 

これらの答えには、時間と経験が伴う。

ゲームの反復の重要性を説明するために、彼は、NFLスーパーボウルで7回優勝しているトム・ブレイディについて言及した。

”彼はとても正確だ。”
トッパートはブレイディについて言った。
”彼はすべてのシナリオを何度も見てきたので、おそらく一歩を失ったとしても、正しい読みを行うことができるので、彼はまだ対抗することができる。
そして、バスケットボールゲームにおいては、
状況を読むことがすべてだ、それから正しい決断を下すのだ。”

 

”500回のピックアンドロールに関わったプレーヤーは、おそらく5,000回に関わったプレーヤーほど優れていないだろう...
そういうことをすればするほど、上手くる...
だから、ジェームズは、スピードを上げることができるだろうが、残念ながら、ルーキーイヤーはちょっとしたスピードバンプのようなものであり、彼が克服しなければならないちょっとしたハードルだ。”

と語った。

 

トッパートがブレイディを持ち出したのは、バスケットボールのビッグマンたちの育成をフットボールのクォーターバックに例えているからだ。

 

”ビッグマンはトリガー(プレーの引き金)となる選手だ。
彼らは、アクションをトリガーしなければならない。
したがって、彼らは、本当にプレイメイキングのイニシエーターのようなものだ。”

とトッパートは言った。
”ドラッグ・スクリーンで最高のビッグマン、彼らは、ガードがボールスクリーンを要求するのを待ってはいない。

彼らは、ただボールスクリーンに行くだけだ。
彼らはそのアクションを開始している...”

 

”NBAのビッグマンの大多数は、指定されたスクリーナーであるか、遅れたプレイメーカーのようなものだ。
それらは、本当にビッグマンの役割の2つのようなものだ。
つまり、彼らはトレイルを通じてプレイ・メイキングしていて、トレイルでそれらをヒットし、ウィークサウドにドリブルハンドオフするか、スクリーナー、ローラー、ダイバー、ロブキャッチャーなどだ。”


ルディ・ゴベールクリント・カペラを主な例として利用して、トッパートは、スクリーンとスクリーン・アシストがそれらの実行から生じるオフェンスの結果にどのようにつながるかを調べる。


ゴベールは、プレーオフでこれまでのところ合計でその両方のカテゴリーでNBAをリードしている。

彼らがセットするスクリーンの数がいくつであれ、大事なのは、彼らが関わっているプレーの数だ。

一方、ガードやメインのボールハンドラーは、それらすべてを使用するわけではないかもしれない。

”大学レベルで目にするのは、ガードがボールをドリブルすることだ。
そして、彼らがビッグマンのために手を振らなければならないのを目にする、
’こっちへ来てくれ!

これをセットしに来るんだ!
来てくれ!’

とね、NBAでは、それは反対だ。
大学では、ガードがビッグマンを呼ばなければならない。

NBAでは、次のように送る必要がある。

’Oh、欲しいスイッチをゲットした。

今はスクリーンしないでくれ’とね。”

プロに移行するガード選手の場合、キャリアの早い段階で大きくなるのではなく、本来備わっているアドバンテージがある。
ガード選手は常にボールを手に持っており、たとえば、トレイ・ヤングなどの小さなガードは、一生、背が高くてレングスがあって速いディフェンダーを打ち負かすために自分のスキルに依存する。

 

一部のバックコート・プレイヤーは、実際には役割が単純化されているとさえ考えている;
彼らは大学で高い使用率を持ち、チームのためにすべてのプレーをメイクしているgo-to-guy (頼りになる選手)になることが可能だ。
その後、NBA入りすると、主な責任はスラッシャー、コーナーでのスポットアップ・プレイヤー、もしくは自分のポジションをガードすることに縮小され得る。
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対して、ビッグマンは、幼い頃から大学まで、サイズと身長を機能させることに慣れている。
彼らのボディは、他の人よりも背が高くて頑丈で、アマチュアの段階でほとんど簡単い仕事をする。
彼らがそのレベルで間違いを犯したとしても、彼らは両エンドのパワーとフォースがゆえにリカバーすることが可能だ。
...彼らがプロで自分と同じフィジカルのプロファイルと対戦するまで。

”彼らは、ゲームを読むのとは対照的に、ゲームにほとんど自分の意志を押しとおすことが出来る。

ガーととビッグマンは、完全に別の考え方だ。”
とトッパートは言った。
”そして、本質的に肝心なのは、ビッグマンがもはやそういうことをするのができないレベルに達したときだ。

そうなると、彼らは実際にゲームを学ばざるを得なくなる...”

”ジェームズはかなり頑丈な体格だ。
デアンドレはかなり頑丈な体格だった。
しかし、NBAレベルのゲームは、はるかにフィジカルであり、特にビッグマンに対してビッグマンは、正統なフィジカリティを必要とする。

NBAでは、ファウルを求められることなく、大学レベルよりもはるかに多くのことで逃げることができる。
その日常のフィジカリティ、パウンディング(繰り返される強打)、ビーティング(打撃)に慣れるのは簡単ではない。”


ゲームのニュアンスを理解することは、NBAで飛躍するほとんどのプレーヤーにとって、時間がかかる。


ボールを支配する1年目、2年目、3年目のガード選手でさえ、フィジカルの相違のために、途中でこぶ(lump)や打撲(bruise)がかなりの割合を示している。
彼らのスキルセットが原因ではない。

ビッグマンにとっては、そのどれもが反対に作用しているようだ。

”僕は皆の履歴とは違うと思う。
明らかに、ゲームのフィジカルの側面は本当に重要だ。

ビッグマンであれば、対戦相手皆をボックスアウトなどを出来るようにする必要がある。”
とゴベールは言った。
”また、ストレッチ5というプレイヤーがいる。

あらゆるプレイヤーのゲームが異なる。”
[The Best Of Rudy Gobert | 2020-21 Regular Season]

 

”僕にとって、ここに来た最初のシーズンで、デリック・フェイバーズとエネス・カンターに対して実練習していたことを覚えている。
そういうプレイヤーが僕をプッシュしていたので、僕は強くなる必要があることを知っていた。
僕にはそういう気持ちがあったので反撃していましたが、それ以上のものが必要だったね!(笑)
僕は毎年ウェイトルームで時間を延長して過ごしたので、僕のボディは力強くなった。

毎シーズン、僕は強くなるように努力した。
そして、それは、僕がコートへの影響力を高めるのを助けただけでなく、健康を維持するのにも役立った。
強くなれば、そして正しいやり方でトレーニングすれば、怪我をする可能性を低くすることができる。”


再び、地道な努力に戻る。
この種のプレイヤーは、明確なミスマッチに対してポストとブロックで養われていて、フロアを下がるたびに得点力でポゼッションを切り抜ける。

では、なぜ彼らは彼らが知っていることにこだわらないのか?

匿名のNCAAヘッドコーチによると、ビッグマンは大学(高評価を受ける学校を含む)で適切に育成されていない、という。

そのコーチによると、オフェンスの大部分は、読みをベースにしたアクションの代わりに、モーションをベースにした教育パターンだ。

 

彼らは大学でプロスタイルのオフェンスでプレーしていない。

彼らはさまざまな角度でスクリーンをセットする方法を学んでいない。

ローラーとして異なるカバレッジに反応する方法も、
ドリブルハンドオフでプレイする方法も、
ボールを手にしたベースラインカッターの見つけ方なども。

それは、リード・アンド・リアクトでのパターンを学ぶことだ。

 

◆ ◆ ◆

 

一般に、育成には忍耐が必要だ。
より万能で、ポストでの緊張が少ないビッグマンは、ゆっくりとバスケットボールに戻ってきている。
今シーズンのMVPのトップ2候補であるヨキッチとエンビードは、その傾向を示している。


2017年以降のロッタリー・ピックスのビッグマンを見ると、その中にはたくさんの有望な選手がいる。

マイアミ・ヒートの残念なファーストラウンドのプレーオフ敗退にもかかわらず、バム・アデバヨは、リーグで最高のドリブルハンドオフのビッグマンの一人であるスイスアーミーナイフタイプ(=万能なタイプ)だ。

 

マービン・バグリー3世は、スリーポイントラインからのストロークの改善とボールをフロアに置く能力を示した。

 

ウェンデル・カーター Jr.が何であるかはまだわからないが、彼は来シーズン、オーランドでの4シーズンで5回目のヘッドコーチの指揮下に入る。

 

モ・バンバ(モハメット・バンバ)は、2021-11シーズン後半にこれまでになく良い状態に見えた。

 

ジャクソン・ヘイズは、5月には、以前とはまったく異なるプレイヤーのように見えた。

 

オニエカ・オコングはシーズンのほとんどでリザーブだったが、シーズン終盤にプレータイムが増えたとき、現代のビッグマンとして確かな影響を与えた。

 

”ビッグマンを育てる方法を理解しなければならない。
あるいは、私がたいてい言うのは、

バスケットボールプレイヤーの育成方法を理解しなければならない、

サイズは関係ない。”

とロサンゼルス・レイカーズのアシスタントコーチ兼育成の第一人者であるフィル・ハンディがBasketballNews.comに語った。
”フットワークを教えることが出来るのか?
バランスを教えることが出来るのか?
プレイヤーが良くなるためにゲームのエレメンツを教えることができるのか?

ビッグとかスモールは忘れ、私は常にコーチ陣にバスケットボールプレイヤーの育成をさせようとしている。

それに尽きる。”

 

”私の考えでは、ゲームの領域全てがスリーポイントライン付近をベースとしているようなもので、ビッグマンはもはやポストアップしていない。
ほとんどのチームは、ピック・アンド・ロールをセットすること、スクリーン・アンド・ロールをセットすることを彼らにさせたいだけだ。

彼らは、彼らにブロックでプレーする方法も、フットワークさせることも教えたくない。
それには、ゲームがポストアップ出来たりサイズを利用するビッグマンから、誰もがすぐにスリーを撃つことが出来るようにする必要があることに変化している、という状況がある。

 

つまり、7フィートのプレイヤー全員がドリブルやシュートをできるわけではないため、ビッグマンが成長するチャンスを逃すような状況であるのがゲームの全体像だ。
誰もがボールを扱うことができるケビン・デュラントのようにではない。

もしくは、彼らが本当にフロアを広げることができる7フィートのポルジンギスのようでもない。

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ゲームは、スリーポイントラインだけでなく、リムだけでもなく、コートすべてのエリアで行われることを覚えておかなければならない。
従って、ポストアップする能力を持ち、自分の自分のゲームがどのような形成にあるべきかを理解しているビッグマンを持つことは、私たちがやり続けなければならないことだ。
私たちは、バスケットボール・プレイヤーの育成を続けなければならない。

それは私にとって重要なことだ。”

 

前述のジャクソンとワイズマンはそれを解決するだろう。
彼らには、才能が多すぎると言っても言い過ぎではない。
彼らのプレースタイルは比較できないかもしれないが、おそらくエイトンが成功のモデルになる可能性がある。
このようなプロセスを短縮することはできない;
時間、決断力、粘り強さ、適応力が必要だ。

バスケットボールが彼らの特定のポジションでの現代の開発の欠如に対処するまで、それはビッグマンの場合であり続けるだろう。

 

】(情報元:Why NBA bigs take more time to develop: 'They're used to imposing their will' by SPENCER DAVIES)

 

長いコラムで、ちょっとうまく読めないところがあったのですが、なんとか終わりまで読めました...まだまだ勉強不足を痛感...

でも、せっかく読んだので、投稿しちゃいました!笑

 

センターではない、レングスとシュートを持ってる、比類の7フィートのケビン・デュラントは、史上最強。

ワイズマンはそこを目指すのではないのだから、先輩センターの例を参考にして上手く育ってほしいなぁ...。

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私としては、なんとか1シーズンを健康に、ペナルティなく終えて欲しい。

今度のシーズンは定期的なPCR検査の義務がどうなるのかな。

もうカードゲームで遊んで忘れるなんてこと、あってはならない。

ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンの全盛期の終盤を無駄にしないように、本格派のセンターとして支配力を持ってほしいです。

 

が...

 

大学で3試合しかプレーせずに退学、その後コロナ禍の影響もあって、チームとしてのバスケットボールゲームをプレーすることなく、NBAドラフト入り。

ルーキーシーズンでの成長をするチャンスを怪我とコロナ陽性に阻まれ、膝の半月板の修復手術後のリハビリは順調と聞いています。

ワイズマンはトレーニングキャンプに戻ってくるはず、今度のシーズンがルーキーシーズンのやり直し、と言っても良いのかも。

となると2024-25シーズンに頭角を現すのか、もっと早く成長するのか...?

このあたりが賭け、になってしまうのは仕方がないけれど。

 

ワイズマンについて首脳陣の考えが分裂した、と以前報じられたように、結果が出ないと、スタッフ陣崩壊、などということもあるのかな。

それだけは避けて欲しいな...。

才能あるビッグマンが成長しその地位を確立したら、怪我しない限りコートを圧倒出来るという期待もあるのでしょう。

ウォリアーズの勝負のシーズンは、2年後だったりするのかな。。。

何はともあれ、ワイズマンの2シーズン目は目が離せないくらいの何かを見たいです。

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ここまで読んでくださりありがとうございます!
NBAやバスケットボールに興味のない方にも知ってもらえたら嬉しい。
話題の大小に関わらず、”愛情”を持って投稿しています!
特に重視したいのは、報じている記者の意図やストーリー展開です。
ただその事実だけを伝えるだけではなく、
現地の記者の報道への情熱や愛情も、
構成や美しい英語の表現も出来るだけ大事したいと思っています。
まだまだ勉強中です。
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