― マーキース・クリスは保証付きの契約になる前日にウェイブされた。

これはツーウェイ契約のダミオン・リーのスポットを空けるためだ。

リーは来シーズンの部分保証を含めた複数年契約を締結するだろう。

一方、クリスは、解雇の翌朝の心境を語った。彼は別の契約でウォリアーズに再加入する可能性もあると報じられている。―
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いつも読んでくださりありがとうございます(T.T)/
昨日保証付きになる前にウェイブ(権利放棄なので解雇)されたマーキース・クリス。

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その空いたロスタースポットに入る予定のダミオン・リーには複数年部分保証の契約を結ぶとのこと。

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”ダミオン・リーとウォリアーズは、将来のシーズンでの部分保証を含む複数年契約の成立に向かっている。ツーウェイ契約の彼を維持するためにゴールデンステイトはロスタースポットを空けた。”

リー(27歳)にとっては、NBAに関わって初めての正式なNBA契約。

ハッスルプレーや相手のチャージングを取りに行くメンタルのタフさは抜群、

でも一貫性という点ではまだ不安があるし、バタバタする感じのディフェンスもまだ修正が必要、スリーの確率が40+%になると確実に良い契約が取れそう。

複数年となると、遅咲きの年齢と疲労と共に膝の2度の手術の歴史が影響しないか、という点で私はちょっとだけ心配しています。

彼のハッスルプレーがどこまでチームを助けるのか楽しみではありますけど。

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このページでは、解雇された翌朝のクリスのインタビューをまず読みます。
そのあと、ウォリアーズを愛するモンテ・プールさんからのこの後の見解の中に、ウォリアーズとの再会の可能性を説明してくれています。

2つまとめてお届けします。

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『マーキース・クリス、ウォリアーズに解雇された時の感情、NBAの将来について明かす』
”Marquese Chriss opens up about emotional Warriors release, NBA future”
(現地2020/1/7)
【サクラメント発―
火曜の朝、マーキース・クリスは、バスケットボールの煉獄(れんごく)の中で目覚めた。

チェイスセンターのすぐそばで、自分の仕事のない街に住んでいるという自分のユニークな立場に気が付いた。

 

彼の現在の状況は、12時間以内に彼をwaive(解雇)するというウォリアーズの決断の結果だ。

その選択は、彼のプレーとはほどんど関係なく、ゴールデンステイトのサラリー・キャップ(上限)の状況とより多くの関係がある。

当面は、ウォリアーズはハードキャップにあるため、クリスの非保証契約は、ツーウェイ契約のガード、ダミオン・リーをロスターに乗せるために動かされる必要があった。

4か月前、元ドラフト1巡目のクリスは、未熟という評判と戦いながら再生プロジェクトの一人としてベイエリアにやって来た。

ベテラン・ミニマム契約を結んだ彼は、チームの最終ロスタースポットを獲得し、ボロボロのウォリアーズのためにフロントコートの貢献者となった。

月曜の決断を知らされた場所は、クリスにとって重要だった。

サクラメント・キングスのホームのゴールデン・ワン・センターは、サクラメント郊外のエルク・グローブからわずか14マイルの場所にある。

そこは、クリスがキャリアの岐路に立ったときと同じ場所だった。

昨シーズンのサクラメントでのロード・トリップ中にヒューストンロケッツからクリーブランド・キャバリアーズへトレードされた場所でもあったのだ。

 

”なんというか、最悪だったね。”

 

火曜、クリスがNBC Sports Bay Area に語った。

”完全に一周したが、それをちょっと楽にしたと僕は思う。

僕は家族に会うことが出来たから、このことを忘れられた。”

 

現在、クリスは昨夏と同じような立場に戻り、別の機会の電話を待っている。

それまでの間、彼はゴールデンステイトでの時間と今後について話してくれた。

*現在の感情を教えてくれる?
”本当にがっかりしている。

彼ら(ウォリアーズ)は厳しい立場に置かれていた。

彼らの最終的な状況を僕は理解している。

しかし、様々な物事が起こり得る状態に僕達が参加したビジネスであることだと分かっている。

だから、僕は、次の自分の状況を精一杯やるつもりだ。”


”僕達は数日前にその可能性があることを話し合っていたので、そうなるかもしれないということをすでに気づいていたんだ。

しかし、僕が前に行ったように、決して実際のことはわからないし、彼らが厳しい状況にいて、ビジネスとしての決断を下さなければならなかったんだ。”

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*現在のサラリー・キャップの構造の下で、ウォリアーズが君に10日契約をすることが可能だ。君はそれを受け入れる?

”トライし、うまく行かせるための特定の事柄について僕たちは話し合っていた。

しかし、それは僕と彼らの間で保持しておきたいことだと思う。

そうなるかもしれないという状況は、僕は知らないのだから。”


”しかし、誰も知らないことだ。

僕はここに居たい、だから最終的に、そうなったら、僕はそれには大賛成だよ。”

*ゴールデンステイトにいた期間を思い出すと、最も大きなことは何だった?

”僕は全員が本当に気遣うチームにいたんだ、と思う。

僕は以前、ワークアウトにいくのが辛く、あまり楽しくない状況にいた。

心の底から楽しんで、再び自分がしなければならないことが出来て、生きるためにバスケットボールをすることが出来た。”

 

”そして、彼らは目標を持って計画を念頭に置いて、それに向かって努力している優勝経験のあるチームにいること。

僕は、その一員にいることがクールで楽しかったと思う。”

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*ドレイモンド・グリーンは、チームと上手くやれるように君の力になり、シーズンの多くの間、君を守っていた。彼は君にとってどんな存在?
”最も簡単な言い方をすれば、彼は偉大なリーダーだ。

僕にだけ特別なわけではない。

しかし、彼がそういうタイプの人なので、そういう状況にいる人が居ればと、彼は同じようにしたと思う。”

”彼は誰に対しても支持する。

彼は、彼自身のことやプレーのこと、コートの外のことなど、僕にたくさんのことを教えてくれた。

僕は、小さな宝石のようにそれを持ち続け、前に進み続けることができる。”

*このチームの在籍期間がリーグ全体の君の認識を変えたと思う?

”間違いなくそうだね。

昨日、ボブにテキストメッセージを送った。

夏の間ずっと僕はどこにも在籍していなかったので、僕は彼に感謝していると伝えたんだ。

僕には、ここでしたことと同じことをしようとする可能性のあった特定の機会と場所があった。

しかし、ここに来ることが僕にとっての最高のチャンスだと感じたし、彼らは初日から成功するための機会に僕を置いてくれた。”

 

”ここに居るだけで、僕自身にとって別の物語が生まれた、と思う。”

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*君自身を知ったことの中で最大のことは?
”考えてもいなかった多くの逆境に耐えることが出来たと思う。

想像していたよりも、僕のメンタルは強かった。

昨シーズンはジェットコースターのような地獄にいたからね。

僕にとって最大のことは、一貫性と安定性を探すことだと思う。”

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”一部の人々が僕のことを言っていることや、自分が思っているほど自分を信じていなかったというたわいもない話のいくつかを僕は信じ始めていたと思う。
だから僕は、ここに居ることが、その物語を書き直す自分を助けたと思う。”

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】(情報元:Marquese Chriss opens up about emotional Warriors release, NBA future)

 

もうふてくされてコートで立ち止まるQueseはいないでしょう。

よかった...!

”一貫性と安定性を探すこと”という言葉がQueseから出てきたことは凄く嬉しい。

それがあったら、ドラフト上位選手としてこのあとMIPでもDPOYにでもなると思う。

 

★chitter-chatter :おしゃべりを表す擬音語(ペチャクチャ)

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『マーキース・クリスとウォリアーズは、再会に相互の関心がある』
”Sources: Marquese Chriss, Warriors have mutual interest in reuniting”
(現地2020/1/7)
【サンフランシスコ発―

月曜深夜、マーキース・クリスがウォリアーズに別れを告げたが、それは必ずしも将来2回目の挨拶(HELLO)がないことを意味するわけではない。


ウォリアーズはクリスの将来に高い関心があるままで、複数のリーグ情報筋によると、彼をキープする方法を探していたが、火曜の午後の期限までにスポットを作ることが出来なかったという。

さらに、クリスはチームでの時間を楽しんだので、戻って来ることに非常にオープンであることを明らかにしている。

 

しかし、障壁はある。
再会の機会を得るには、クリスがウェイバーをクリアすることが必要だ。

(キャ:ウェイブされてから48時間後にウェイバーをクリアするとFAになる。その間に他のチームが契約を引き継ぐことが可能)

クリス(22歳)は、3か月間に成長の兆しを示していて、ウォリアーズだけでなく、他のチームも気づいている。

次に、ウォリアーズはまだロスター・スポットを空ける必要がある。

 

彼らがまだやろうとしていることは、ツーウェイ契約下にいるダミオン・リーとカイ・ボウマンがNBA45日間の制限に近づいているので、二人をキープしながらクリスを取り戻す方法を見つけたいと考えている。

 

”彼は優れた若い才能のある選手だ。”

コーチのスティーブ・カーが火曜のチーム練習後に行った。

”彼は成長した。彼は素晴らしい態度になった。

彼は、我々全員がキープして欲しいと本当に望んでいる選手だ。”

”しかし規則は、我々がお金を削減しなければならないと規定している。
これが最終的な結果だった。
選手、コーチ、フロント・オフィスの誰もが失望している。
しかし、そういう仕組みなのだ。”


ここまでの38試合で、チーム最高の37試合に出場したクリスを失うことは、チームのセンター・ローテーションとパワー・フォワードを劇的に変えるだけでなく、NBAのビジネスという点が、関係者全ての欲望を否定できることを思い出させる役割も果たす。

”誰もが仲間との関係を築く。そして一部はそれを辛くもする。”

とドレイモンド・グリーンが言った。

”しかし、それはまたビジネスの最悪な状況でもある。

トレーニングキャンプにやって来て、チームの中で自分のやり方を整えた選手だ。

彼がしたのはそれだけではない。

彼はスポットを獲得した。

残念なことに、ビジネスという点がどのように機能するかということだ。

それが唯一の選択肢になったような状況だった。”

クリスは、無保証契約にサインした後、9月末にウォリアーズに加わった。

ウォリアーズは1月7日までに完全保証の契約にするか、クリスをウェーブする必要があった。

 

ウォリアーズは数週間トレードの議論をしてきたが、彼らの選択肢を模索し続けて行く予定だ。
トレードされる可能性が最も高いのは、アレック・バークス、ウィリー・コーリー・スタイン、グレン・ロビンソンIIIだ。

彼らはベテランで、将来の見通しのために交換される可能性が高く、それにより、ロスター・スポットが生み出される。

 

月曜の夜の時点では、クリスのためのスポットがなかった。
火曜の午後の時点では、リーがNBAの残り2日間のうち、1日を節約するためにチーム練習から解放された。

 

そのため、今のところ、話は続いている。

 

リーを正規のNBA契約に転換したいという願望が優先事項であるが、今週、その願望は、ウォリアーズがベテランをトレードする気持ちを起こさせる。

クリスとの再会の望みは、複数のファクターに依存する。

しかし双方に願望があることに疑いはない。

】(情報元:Sources: Marquese Chriss, Warriors have mutual interest in reuniting)

 

トレードの候補にWCSの名前がしっかり加わっているのがびっくり。

先発センターがいなくなるよ...?

ABとGRIIIはトレードで出されちゃうのか....。

最近この二人のシュート確率が下がっているのは噂が気持ちを揺らしているからなのか、単に一貫性がない選手なのか...。

グレンには2年目にPO持ってるので、トレードに出されないで、ウォリアーズを気に入ってもらえれば、来シーズンにイグダーラに直接アドバイス貰えるチャンスもあるかもしれない、と思うと、もう少しイグダーラチックにグレンを育てたい、と思う私なのでした。

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オマリ・スペルマンが↓この写真をインスタに投稿してクリスとの別れを惜しんでいました。

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NBAを語る英語がなかなか上手に訳せないけど、”愛情”持って頑張ります!
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