いつも読んでくださりありがとうございます(^^)/♪
だいぶ前のこと、デイビッド・ウェストがつぶやいたツイートの意味がずっときになっていたのですが、ある記事を読んで、それが分かってすっきり
しました。
皆さまもよろしかったら読んでみてください。
ウェスト関連の記事はとにかく長い...
”大好きなデイビッド・ウェストのことをもっと知りたい”
という一念だけで長文に挑戦している英語学習中のキャサリンです。
『コートで成功しているウォリアーズのデイビッド・ウェストは、コートの外にも少し興味がある』
”Warriors’ David West thrives on court, has multiple interests off court”
(現地2018/1/16)
【シカゴ発－
デイビッド・ウェストは、ニュージャージー州ティーネックの彼の家の近くの通りで起こった事件があった時、まだ9歳だった。
当時(1990年4月10日)、人種的な暴動が起こったことがきっかけで、Phillip Pannell という10代の男子が白人警官によって背中を撃たれて殺されたのだ。
”僕のルーツを解き明かそうとするときはいつでもそうだ。”
ウェストは言った。
” ’Damn(=破滅させる／こんちくしょう：苛立ちを表すスラング)’のような言葉は、いつから使うようになったのか？
僕は、いつもあの彼の事件にさかのぼる ”
ウォリアーズのファンは、ウェストについて、ヘッドコーチ、スチーブ・カーのバスケットボール・ムーブメントを重視するシステムのための支柱として優れているセンターだと思っている。
ファン達は、彼の年齢を裏切る情熱
をもってプレイする37歳の男だと思っている、
ウェストは今季これまで試合平均13分プレイし、7ポイント、3.4リバウンド、1.8アシスト、1.1ブロックを記録している。
しかし、NBAキャリア15年目の中ほどになるウェストが、アフリカ系アメリカ人史を独学したエキスパートであり、思慮深い内気な人物であることはあまり知られていない。
[参：デビッド・ウェストのことがもっと知りたい／スパーズは生涯の夢／彼の図書館]
チームメイト達は、トランプ大統領や警官の残虐行為、今日(こんにち)までの人種問題の緊張の背景にある深い理由などへの質問をたくさんするために、ウェストを夕食に招待する。
チームの専用機でのフライト中、多くのプレイヤーがカード
で遊んでいるが、ウェストはジェイムズ・ボールドウィン(James Baldwin：小説家で公民権運動家)やタナハシ・コーツ(Ta-Nehisi Coates：著作家・ジャーナリスト、代表作「世界と僕のあいだに」)などの本
を読む。
過去3年間に渡って、ウェストは、アフリカの国外離散者を研究することに頭がいっぱいになりそうだった。
”僕は、インドの一部に足止めされている国外離散者のアフリカ系集団の何人かの種族を見たくて、様々なつながりを持とうとしていた。”
ウェストは言った。
“彼らは、どこへどんな風に行きついたのだ？
他の人々との彼らのコネクションは何なのか？
それは、過去数年、僕が真剣に考えていたことだ。
たくさんの点をつないで、国外離散者とつながろうとした。”
ウェストのゴールは、独学だ。
しかし、彼は政治家が偽の情報を事実として押し通そうとしているのを知ると、時々反応を強要されたと感じている。
先週、なぜ米国がアフリカでハイチなどの国々のような”shithole(=肥溜め・便所)”都市から移民を受け入れなければならないのかというホワイトハウスの会議が報じられた後、ウェストは、“A Short Account of the Destruction of the Indies(=インディアスの破壊についての簡潔な報告)”という本のコピーを取り出た。
これには、どのようにして発展途上国が植民地化を通して貧困になったかの詳細が記述されている。
How they became "Shit Holes"... pic.twitter.com/BBYH26Nz1N
— David West (@D_West30) 2018年1月12日
彼がツイッターにそのページの写真を貼り、こんな言葉を添えた。
”彼らはどうして ’Shit Holes’になったのだろう ”
これは、ゴールデンステイト・ウォリアーズのフォワード、アンドレ・イグダーラが一つの単語でそれを支持し、素早くリツイートした。
“Preach.(説教してください)”
Preach https://t.co/wyTonHOsVB
— Andre Iguodala (@andre) 2018年1月12日
”デビッドは、対DAL戦(12/4)～対DEN戦(12/9)に勝利している一方で、世界で何が起こっているかを知っている”
とスポーツ界で社会的意識の強いコーチの一人であるカーは言った。
”彼は、情報通で、博識(well-read)だ。
彼は彼なりの意見を持っていて、社会に自分の理解を持ち込むことに恐れない。
私は、彼が意見を言うことを称賛する。”
Spath が Pannell を銃撃した後5年以上経った高校一年か二年生までは、ウェストはティーネックでの人種的緊張の深さを理解していなかった。
ウェストのジュニア時代になる前の夏、彼の父が郵便局の仕事を引退して、家族はノースカロライナ州ガーナ、ローリー(Raleigh)の郊外に引っ越した。
主にティーネックの黒人街で育ったウェストは、突然、集合住宅に住む数少ないアフリカ系アメリカ人の子供の一人になった。
彼の親友の何人かの家へいくと、入口に米国南北戦争時代の南部連合国旗(confederate flag)を掲げた家があることが、彼に印象づかせた。
ザビエル大学での最初の授業で様々な本をリサーチする方法を学んだ後、ウェストは、彼の自由時間のほとんどをアフリカ系アメリカ人史を読むことに費やし始めた。
マスケッターズ(Musketeers:ザビエル大学のバスケットボールチーム)で彼の最初の２年間をコーチしたスキップ・プロサー(Skip Prosser)は、バスケットボールよりも大きな問題(人種的な抑圧、哲学、時事など)を議論するために毎回練習の前にチームを集めた。
2007年、プロサーは、ウェイク・フォレスト(Wake Forest)大学でコーチしているときに心臓発作で亡くなったが、バスケットボールのトラディションが切り替わる前に、彼は選手たちにラテン語で“carpe diem(今を楽しめ)”、英語では”seize the day( 同 )”という意味の言葉を伝えた。
彼の元コーチの教えの精神で生きていくため、毎日思い出させるように、ウェストはその言葉を左ふくらはぎに“carpe”、右に“diem” のタトゥを入れた。
Tattoos on tonight's #bobblehead man David West say, "Carpe diem." pic.twitter.com/QL55uvY46x
— LetsGoWarriors👌💛💙 (@LetsGoWarriors) 2017年11月28日
ウェストは、コートの外にたくさんの興味がある。
彼は、GarnerのサマーAAUプログラムをスポンサーしている。
彼の慈善団体、ウェストグループは、ノースカロライナ大学の低収入の学生400人以上を対象とした奨学金を集めた。
彼のTwitterのタイムラインには、彼が教えた若いプレイヤー達のハイライトや、トランプ大統領の政治の欠陥をハイライトしたニュース記事、黒人のリーダーたちから引用されるインスピレーションがたくさんあがっている。
昨夏、ウェストは、ガーナ大学でバスケットボールクリニックを開催した。
だいぶ前のことだが、アフリカ系アメリカ人に対する警察の残虐な行為に抗議するために、元NFL49ersのクウォーターバック、コリン・キャパニック(Colin Kaepernick)はゲーム前の国歌斉唱中に膝を立てた。
ウェストは、黒人に対する組織的制圧に抗議するために国歌斉唱中にチームメイト達よりも２フィート下がって立つことを始めた。
彼は今日(こんにち)もまだそれを実行している。
”彼は、単にバスケットボールだけでなく、人生について理解している”
ウォリアーズのセンター、ザザ・パチュリアは言った。
”ロッカールームでそんな個性を持っていることが興味深い。
そこでは、何についてでも彼と話が出来るよ。”
この3日間、ウェストは、黒人に対する人種差別の広い歴史を述べる “Stamped from the Beginning” という本を読んでいる。
”Phillip (Pannell)が殺されたとき、
僕が本当に人種差別の影響を感じさせられた最初のことだった。”
ウェストは言った。
”しかし真実は、人間が存在している長い間、それはずっとあったということだ。”
】(情報元：Warriors’ David West thrives on court, has multiple interests off court)
現地の記事を訳すと大好きなNBA選手のことをたくさん知ることが出来る。
そして、それ知ることは、時にアメリカを知ることでもあると感じます。
この種の問題は、まだまだ勉強しないと語ることが出来ない。
もっと知りたい、それだけが私を動かしています。
【Black History is Golden】via Golden State Warriros
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：
[デイビッド・ウェストのことがもっと知りたい／スパーズは生涯の夢／彼の図書館]
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[原文：
CHICAGO — David West was 9 years old when Phillip Pannell — an African American teenager in his Teaneck, N.J., neighborhood — was shot in the back and killed by a white police officer, triggering a night of racially charged violence in the streets near West’s house.
“It’s whenever I try to figure out where I got started,” West said. “Like, ‘Damn, when did all this stuff start to consume you?’ I always go back to him.”
When Warriors fans look at West, they see a center who excels as the fulcrum for head coach Steve Kerr’s movement-heavy system. They see a 37-year-old who plays with a fervor that belies his age, and averages seven points, 3.4 rebounds, 1.8 assists and 1.1 blocks in 13.3 minutes per game.
What they don’t see is the deep-thinking introvert who, midway through his 15th NBA season, is a self-taught expert on African American history.
Teammates invite him to dinner to pepper him with questions about President Trump, police brutality and the deeper reasons behind today’s racial tensions. On team charter flights, while many players play cards, West reads books by James Baldwin and Ta-Nehisi Coates. Over the past three years, West has become borderline obsessed with studying the African diaspora.
“I like to look at some of the tribes in the African groups of the diaspora that are stranded in parts of India, and just try to connect those different dots,” West said. “How did they get there? What is their connection to this other group of people? That’s really been what I’ve been on the last few years, just trying to connect a lot of dots, connect the diaspora to one another.”
West’s goal is self-education. But when he sees politicians try to pass off misinformation as fact, he sometimes feels compelled to respond.
Last week, after reports surfaced that President Trump had demanded to know at a White House meeting why the U.S. should accept immigrants from “shithole” countries like Haiti and some nations in Africa, West pulled out his copy of “A Short Account of the Destruction of the Indies,” which details how third-world countries became impoverished through colonization. Underneath the excerpt of which he posted a picture to Twitter was the caption, “How they became ‘Shit Holes.’” Golden State forward Andre Iguodala quickly retweeted it with a single word of support: “Preach.”
“David knows what’s happening in the world way beyond who’s winning the Nuggets-Mavs game,” said Kerr, one of the most socially conscious coaches in sports. “He’s informed, well-read. He’s got his opinions, and he’s fearless when it comes to his take on society. I admire him for speaking out.”
It wasn’t until he was a freshman or sophomore in high school, more than a half-decade after Spath shot Pannell in the back, that West realized the depth of the racial tensions in Teaneck. The summer before West’s junior year, his father retired from the postal service and the family moved to Garner, N.C., a suburb of Raleigh.
West, who had grown up in a predominantly black section of Teaneck, was suddenly one of the few African American kids in his apartment complex. It struck him that some of his best friends went home to houses with a confederate flag hanging off the front porch.
After learning in one of his first classes at Xavier University how to research books, West began to spend much of his free time reading African American history. His head coach his first two seasons with the Musketeers, Skip Prosser, gathered the team before each practice to discuss matters bigger than basketball: racial oppression, philosophy, current events.
Before transitioning to basketball activities, Prosser, who died from a heart attack while with Wake Forest in 2007, told his players, “carpe diem,” Latin for “seize the day.” Those words are tattooed on the back of West’s calves, “carpe” on the left and “diem” on the right, as a daily reminder to live in the spirit of his former coach’s teachings.
West has many outside interests. He sponsors a summer AAU program in Garner. His charity, the West Group, has raised college scholarships for more than 400 low-income students in North Carolina. West is on the advisory board for Zoetic Global, a renewable-energy company.
His Twitter timeline is filled with highlights of young players with whom he has worked, news articles highlighting the shortcomings of President Trump’s administration and inspirational quotes from black leaders. Last summer, West ran a basketball clinic at the University of Ghana.
Long before former 49ers quarterback Colin Kaepernick took a knee during the national anthem before games to protest police brutality against African Americans, West started standing about 2 feet behind his teammates during the national anthem to protest systematic oppression against blacks, a practice he still employs today.
“He understands that it’s about life, not just basketball,” Warriors center Zaza Pachulia said. “It’s so interesting to have that kind of personality in the locker room, where you can talk to him about anything.”
These days, West is reading a book called “Stamped from the Beginning” that provides a comprehensive history of racism against blacks.
“When Phillip (Pannell) was killed, that was the first time I think I was really forced to feel the impact of racism,” West said. “But the truth is, it’s been going on as long as human beings have existed.”]