さてと、旅の記録をしようと思う。ストックホルムにいると周りが英語なのでなんとか自分の思っていることも英語で話そうとしてしまう。頭で考えたことを英語化しようと試みている。今もこうやって文章を頭の中で作り出すわけだけども、それを英語にしているような感じを受ける。
しかし、そういった英語化作業によって、言語は陳腐になっていることは確実である。それは、日本語と英語のボキャブラリーの差であろうし表現力の差である。そのギャップを埋めるためには、英語をしようするしかないのである。今日、おとづれた美術館に当然のように英語の幼児向けのえほんが置かれていた。また、図鑑も置かれていた。僕にはそれを読解する能力がない。といっても、日本語でも初めましての言葉を英語で学ぶわけだから、日本語で覚えなくていいという理論になる。医学と同様で例えば、microgliaを日本語訳しようとすると非常に困るように、microgliaはmicrogliaでいい。それと同様に火山の噴火によって生じた石の名前もその英語でいい。ということになる。が、なぜそれではいけないか。
客観的な評価かどうかは知らないが、自分にとっては、英語のその言葉を暗記することに非常に時間がかかる、日本語ではすぐに覚えることができることでも英語となると困難になる。これは、artsにおける人名も同様で、今日みたswedenのartistsの名前を一人でも覚えただろうか。否。全く記憶にない。今日、眺めていた単語帳の英語を言葉にすることができるだろうか。これも難しい。その横に書いてあった日本語ならまだしもである。ということは、なんらかの作用によって、日本人は日本語を覚える能力に長けているということである。
しかし、そのような能力が遺伝的に先天的に決まっているとは考えにくい。なぜなら、日本人でも幼少期から海外で過ごしていれば、英語でも他の言語でも簡単に習得できるはずだからである。ということは、後天的な影響が言語記憶の面においても差異を与えていることになろう。
であれば、どのように差を与えるか。無意識的な記憶が作用しているような印象を受ける。例えば、日本語で、”リンゴリ”という変な言葉があったとしよう。これは、リンゴやゴリラとは全く関係がなくて、ある地方の名前だということにしよう。ある地方では黒髮の日本人形に良く似た人形が有名な産業物産であるとしよう。そして、場所は北半球にあるとする。リンゴリの英語表記がLingoliとすると、おそらく、英語で書かれていても自分は覚えられないが、日本語なら覚えることができる自信がある。脳の中がどうなっているかは判断ができない。以前、嗅球の話をした時に、人間の脳には存在しうる全ての臭いの組み合わせがすでにあるとする理論があることを聞いた。つまり、ある匂いをパラメータ化するとその組み合わせによって脳の中にすでに存在したことになる。同様の理論で、たかだか日本語の発音は有限で、リンゴリという意味が不明な単語を聞いても、リンゴとゴリラ、「り」「ん」「ご」「り」と分解してある種の神経細胞が発火するのではないだろうか。その組み合わせが長期増強されれば、その記憶は定着しやすそうだ。逆に、英語の場合には、「リン」によって、何も頭の中に想起されない。rinが何を意味しているか分からない。意味がないから記憶に結びつかない。日本語であれば、りんと響いている音だったり林だったりと何かが想起される。そういった記憶の仕方が無意識的に働いているのではないだろうか。語源に基づいた覚え方はこういったチャンク化を意識的にしているとも言える。
ということは、僕がボキャブラリーを増やす上でまず、大事なことは幼児語のような2-3語の単語で形成される単語群ではないだろうか。それもシラブルで。そうしたら、その発音が無意識的に頭の中にできて、それに関連しながら記憶できるのではないだろうか。これは非常にありうる面白い話である。試しに、やってみたい。
日本語の場合は、母音5個と子音14個で、プラス9個の音節がある。
あいうえお
かさたなはまやらわがざだばぱ
きゃぎゃ
しゃじゃ
ちゃぢゃ
ひゃびゃ
ぴゃ
それぞれ三個しか母音がつかないものもあるが、じゃっと5*23=115個+5(母音のみをたした)の音節しかない。
それぞれ、なんとなく自分の中で意味ができるのだろうか?
あ:阿(阿吽のあ)、驚きのあ
い:胃、位、意、いー
う:ウサギ、鵜、宇宙
え:絵、柄、
お:尾、
か:蚊
き:木
く:句
け:毛
こ:子、個、
さ:差
し:死、師、詩
す:酢、
せ:背、世
そ:素、祖先
た:田
・・・・多分全部できる。きゃ:脚、客、キャラバン
ぴゃ、ピューマ、ぴょん、100、
英語ではどうか?
母音が24個ある。。。
子音は、25個ある・・・
ということは、単純な計算では、24*(25+1)=624個も発音がある!!!
これってどういうことだ?
言語間では、単語数はほとんど差がないはずなのに、この理由は日本語は同音異義語が無茶苦茶なほど多いということ?日本語って難しいと思っていたけど、簡単なんじゃないかと思う。。。
だって、とりあえず、あめ(あ、め)といったらいいだけだもの、
さて、英語に戻って、子音pと母音で試してみよう。
pi, piano, picture, picnic, pick, pickle.picket, piddle, pier, pierce, pig, pigeon
pai, pai, paid(マダラの), pike (槍), pile, pineapple, pioneer, pious (敬虔な), pipe,
pi:, piece, pea, peace, peach, peak, peal, peanut, peat (泥炭), pee
pǝ, pearl, peculiar, pedestrian,
pe, peasant, pebble, peck, pectoral, pedal, pen,
pa, par, pod, pocket,
pou, poem, poet, poultry,
pæ, Paris, parish,
pau, pouch,
pʊ
pɑ:r
pǝ:r
pɔ:m, pour,
pʌ, pub, public, publish, pucker, pump
pu, pudding, pull,
pju, pupa, pupil, pure,
めちゃくちゃある