ゴィエスカスより
第5曲「愛と死」
グラナドス
画家ゴヤの世界観に
インスピレーションを受け
選曲に迷いがあったので、、、
レッスンで相談をしました。
「弾けます。今弾くべき。
4と5を合せて弾いてもいい。
◯◯さん、何に迷っているのかな?
、、、なぜ?」
興味深いお話しをしてきました。
精神を(曲の)
丸裸で剥き出すことへの
躊躇い
作曲家の作品なので
現在の自分自身をさらけ出す訳ではなく
書くと難しい!
曲が内包する感情(キャラクタ)を
剥き出しにする。
「自分」が曲のブレーキにならないように。
精神面だけでなく、耳の精度、技術的な面でのブレーキを解消することは、基礎中の基礎。
自分がいくら
「取り乱して泣き喚くのは恥ずかしい」
と思う性格の持ち主でも
曲が泣き喚くなら躊躇いなく出す。
「日常では理性や節度があっても
(ないと現代社会的に困るけど)
音楽では別。かなり出しているんだけど、
もっと躊躇いなく出して!」
出せるエネルギーがあるくせに
ブレーキをかけていることを
デュオの先生にも指摘されました。
まだ出し足りないのですね。。
音量じゃないよ。
なので、
スペインを代表する曲で
さらけ出してみようかと。
諸々に向き合い。
どっぷり曲や作曲者に浸かり。
覚悟を決めて、丸裸で絞り出す。
、、、脱け殻になるまで。
という。
エネルギー使うし
面倒なことになるよね。
要するに
サボリーナな私は
1番重要な課題から
怠け心で、逃げ腰に(^_^;)。
先生方はまた、、
到達したい目的があるくせに
面倒くさがって躊躇う私を見抜いていらした。
避けては通れない。。。
やらないことには
出来るようには、ならない。

もしかしたら
素通りできてしまう、感情。
じっくり見ようとしなければ、
感情と感性の荒波に揉まれずに
穏やかにいられる。
日常に、生活に紛れて
醜い感情には蓋をしておける。
現代のパンドラの箱。。
誰の中にもある。
もちろん、私にも。
蓋が開かないようにするのか。
箱すら無かったことにするのか。
、、、見据えて清濁併せ呑むのか。
私は、見過ごせない質。
ではあります。
✾✾✾✾✾✾
レッスンは充実して楽しく。
ブラームスの和声に萌えて
色々と質問して帰宅しました。
歴史に残る作曲家は
並々ならぬ感性で生き
普通じゃないから、、、。
と、お話しを締め括り。
音符にしてきたものに
深く深く、食い込んでゆく。