先日の隠れ家(cachette)レッスンにて。
この春に高校に入学した生徒。
さっそく合唱コンクールがあるとのこと。(行事が復活して良かったですね♪)
オーディションを受ける、と通常の曲の他に合唱の楽譜を持って来ました。
もう譜読みはすませて来ています。
いい曲〜。
一緒にアナリーゼして(楽曲分析)、ポイントを。「作曲家や作詞家ってスゴイね!」を楽譜から読みとり、場所やピアノが変わった時のペダルの確認をしました。
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そこで、生徒からオーディション基準について言われた、と質問がありました。
・先生は「楽譜に忠実に」
・クラスメイトは「感情がこもっているかどうか」
で、判断する。。。
いい質問を持って来てくれました!
質問するということは「?」な部分があるから。。。
聞いてみると
「感情がこもっているか」に戸惑いを覚えた様子。
、、、「やる気」の感情じゃないよね。
オーディション受ける時点で、充分やる気がある(笑)もんね。。と笑いながら話して
感情を込めたように弾いても、音で伝わっていないことが多々ある。
のような意味で話しをしてきた生徒。
、、、自分で答え出している!
成長したな〜♡
あんなに小さかったのに。。。
曲にキャラクタや感情はあるけれど。
(合唱は歌詞もあります。)
そこに自分の感情を込めて弾いても(大切なことではあるのですが)、なかなかそのようには聴こえないからピアノは難しいのよね。。。
キモは、アナリーゼにあり。
そしてそれを音にするには、、、。
本質的な楽譜に忠実にとは、、、。
キャラクタと呼吸とか、それに伴うタッチとか。「私もそこに頭を使いながら参加してきたよ。」とゴールデンウィークのマスタークラス体験もお話しながら、その日は楽しく終了しました。
自発的にオーディションにチャレンジしようとして「疑問を持って考えて弾いてくる」ことに1番の意味があるなあ。
と、成長に感慨深くなり。
生徒を見て、私もそうありたいものだと。