昔むかし、某番組で「妄想料理」というものがあったそうな、、、。(Eテレ?)
日本の料理を、色々な国の料理人に「文章だけ」で伝えて、イメージでお題の料理を作るという。
それはそれは、実際とはかなり違う面白いものが出来上がっていました。お国柄や料理ジャンルにより特色が出て、逆に食べてみたいな!美味しそう。というものが多々ありました。
世界は広いですね♡
素晴らしい。
例えば「ずんだ餅」。
オハギの小豆部分が枝豆になっている美味しい食べ物。緑色も綺麗です。
検索すれば、今はレシピから何から簡単に出てきますが、「食べたことのない人」は想像するしかありません。
枝豆やオハギを知っているなら、想像し易いかもしれません。豆を砂糖で甘く煮て餡を作り、米の周りに付けて食べる、という概念があれば。「○○な感じになるかな?」と。
その概念が無い状態の人に、味やら香りやら、音やらを文字で説明、、、。
何やら、人それぞれの「妄想力」「想像力」が試されそうです♪
見た目は映像で、造り方は動画で何とかなるかもしれません。では味と香りと温度感や歯ごたえは?材料調達は?
妄想料理、は他のものにも置き換えられそうです。一つの内容なのに、お互いに違うものを頭にイメージしてしまう。
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以前ピアノレッスンを始めたばかりの若いころのお話しです。
レッスン中に「一拍め、二拍め、三拍め」と拍の話をしていました。
生徒は「先生?3回も吐いたら大変だね!」(→ノロウイルスか?)と、お互いに違う「はく」を認識していたことが判明(笑)。その生徒は今は大人になり結婚しました、、、。
説明一つとっても、どのように、どこから話を始めるかは、相手によって変えないとならず。もちろん年齢だけではないですから、話をしつつ見極める。
見極めや説明力は、マニュアルを探してはダメだと実感しています。レッスンする側が熟知していないと。(拍とは何か?等、知識だけでなく)
ただ、、、私が知る内容は数多の中の一つのジャンル。どれだけ年数を重ねてもまだまだですし、他にも知らないことがたくさん。私もきっと、知らずに妄想力を発揮しているときがあるはず。
、、、謙虚でありたいと思います。
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さて、聴く音もそうですが、能動的につくる音については
1、音楽を聴く(料理を食べる)(香りをかぐ)。
2、楽器を演奏する(料理をする)(一人で好きな香りを纏う)。
3、聴いてもらう(食べてもらう)(香りを纏い相応しいシーンに出向く)。
2までは自己完結できそうですが、、、。
3までくると、客観的な視点がないと、受け取る人に不快感なく受けとめてもらえるかは、難しいかもしれません。
長くなってきたので、また次に。