来たときは5歳だったのに、、、


いつの間にか、足台が必要なくなり

オクターブが届くようになり

自分で計画を立てながら

質問をしてくるようになりました。


毎週通い

毎年発表会に出て

コンクールに出る生徒もいましたが

この生徒は、周りを気にすることなく

ゆっくりと自分のペースで習い続けてきました。


いつの間にか

学校では伴奏を任されるようになり


楽譜を読むのが難しい!

リズムが解らないと言っていましたが

 

現在ではラフマニノフを弾いています。

「楽しい」 ピアノが自信になった。

と話していました。


その「楽しさ」や自信は

本人の継続の賜であると思います。

与えられた楽しさではなく

自ら手にした楽しさと自信です。


自ら手にした「楽しい」は

決して「楽」だった訳ではない。


成長を感じる春。

長い時間をかけて、成長する姿を見せてくれてありがとう。


大学生になっても、

ピアノは続けるそうなので

色々な曲に触れてください。



生徒から教えられることばかりです。




今、5歳の生徒が

一生懸命にドレミを弾いているのを見ると

誰かと競うことなく

自らの「楽しい」を手にして欲しいと

心から願います。



(写真は年明けの私のものです。生徒の手はもっと若い♪)