数日前になうで投稿した悲しくて寂しいこと。
それが今日、確定となってしまいました。
人づてに噂で聞いていたのが、一枚の葉書によって揺ぎ無い事実となった。
大好きだったお店が閉店してしまいました。
私がこよなく愛し、通い続けたお店。
初めてそのお店に行ったのは、私が20歳の時。
そこから7年。
色んな事があって、家族よりも早く報告したり相談したり。
私にとって、本当に大切な場所でした。
しばらく前から、マスターの体調が悪いというのは知っていました。
そのお店は気のいいご夫婦で営まれていたパスタ屋さん。
あのお店で一度パスタを食べたら、もう他のパスタには手を出せない。
マスターの生み出す料理はとても温かくて、美味しくて。
イタリア料理の巨匠本にも名を連ねるという、凄腕の料理人でした。
アットホームで居心地の良い、温かいお店。
どんなに食欲がない時でも、マスターの料理は完食出来る、奇跡の店。
…拒食症だった女の子を自らの料理で治してしまったという位の。
たくさんのお客さんに愛されたお店は、六月末のランチを最後に閉店しました。
マスターが持病の治療に専念するため。
数年前から、いつやめるかわからないよ。とマスターにもママさんにも言われていました。
その時から、覚悟していたつもり。
だからいつも、
「今日が最後になるかもしれないから、しっかり味わうよ!」
そんな風に言って食事をしていました。
私が最後に行ったのも、閉店をする僅か3日前。
でも、いざこの時がきてわかりました。
全然、覚悟なんてしてなかったんだってこと。
こんなにも早く、この時が来るなんて思ってなかったんです。
あと1年は、いや2年…ううん、もっともっとずっと先だ。
そんな風に思ってた。
今日の午後、郵便受けにお店から閉店のお知らせを伝える葉書が入っていました。
取り出して文面を読んで、玄関先で固まってしまいました。
知ってた。
聞いたから、閉店してしまったこと知ってた。
でも、心のどこかで、、、
嘘だと思いたかった。
大好きだったあの空間がなくなってしまった。
もう二度と、マスターのパスタを食べられることはないんだ。
そう思うと…。
今までずっと無理をしてお店を続けてくれていた事。
お客さんの為に、そして自らが好きだからという信念をもって、営業を続けていた事。
ありがとうございました。
それしか、頭に浮かんでこなくて。
どうか、ゆっくり治療をして。
ずっと頑張ってくれていた分、今度は自分の為にご夫婦で幸せな時間を過ごしてください。
当たり前だった景色が、本当は特別だったこと。
変わらないものはなく、移り変わっていくのが必然。
でも、与えてもらった気持ちは、いつまでもこの胸に。
ご夫婦がお店を営まれて21年とありました。
私が通ったのは7年。
21年の中の7年なんて、本当にわずかな時間でしかなかったかもしれない。
もっと早く出逢いたかったなんて思うのは、無理なことで。
でもその僅かな時間でも、私はあの店の客でいられることがとても幸せでした。
辛い時悲しい時、勿論幸せな時も。
色んなことを話して、たくさん教わって。
本当に大好きな、かけがえのない、他の誰かに教えるのが勿体無いと思ってしまうほどの場所。
ランチを食べて「行ってきます」と店をでて、「ただいま」ってディナーを食べに行く。
そんなことも何度しただろう。
感謝の気持ちでいっぱい。
寂しい気持ちでいっぱい。
どうもありがとう。
マスターの作るパスタもリゾットも。
ママの淹れてくれる紅茶もナイスなトークも。
愛していました。
いえ、これからも、ずっと愛し続けるのだと思います。
長い間、お疲れ様でした。
本当にどうもありがとうございました。
あなたたちは私の憧れです。
そしてこれからも大切なひとです。
いつか、私も。