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シネマトゥデイより・・・足の不自由な元漁師の忠男(仲代達矢)と仕事を失った18歳の孫娘・春(徳永えり)は、忠男の生活の面倒を見てもらおうと疎遠だった親類縁者を訪ね歩く旅に出る。親族との気まずい再会を経るうちに、忠男はこれまで避けてきた過去と向き合わざるを得なくなる。そんな祖父の葛藤(かっとう)を間近に見ていた春にも、ある感情が芽生えていく。
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「春との旅」を見てきました

出演されている方もとて豪華ですし、作品紹介を見て興味深い内容でしたので期待して見に行きました


見ている途中から、なんとなく違和感というかなんともモヤモヤした気分になってきてしまって
主人公の忠男と春に全く共感できないんです

忠男の兄弟の間を訪ねていくうちに春の気持ちに変化が出てくるのですが、その気持ちもわからなくはないのですがだんだんそれが忠男と春の依存にしか見えてこない
愛情じゃないと思えてしまって。。。
ただただ情に流されている春と、わかっていると言葉にはするものの本質は全く理解しようともしていない忠男
共存じゃなくて、お互いが依存しあっているだけの関係
その関係に未来は全くなくて、この2人は今後どうするつもりなんだ?と疑問ばかりが残ってしまいました

春が仕事見つけて働くと言っているシーンがありますが、どうやっても甘いとしか思えないし

忠男にしても春にしてもいろいろと言ってくれる人がいて凄く幸せなのに、わかろうとしない2人の気持ちもわかるところはあります、でもそれじゃ共倒れになってしまうということを何故ちゃんと描かないんだろう


妙に現実的でもあって、だから余計に共感するどころか本当にこれでいいとおもっているんだろうか?という気持ちになってしまったのかもしれないですね


感動で泣いていらっしゃる方もいましたが、私はそんな気持ちにはなれませんでした(冷たいかもしれませんが・・・)