3月20日。さて今日はコリカで走り、チョコで飲み食いしてサン・セバスティアンへと移動する。

 

 

 

まずはエネルギー補給

大した距離は走らないが、やはり走る前にはエネルギーを摂取しなければならない。9時ごろに朝ごはん。

 

 

 

トルティージャにチョコのナポリターナ。がっつり食べるよ。

 

 

朝食を済ませた後はバトンを受け取る地点へと向かう。コリカはいくつもの団体がバトンを繋ぎながらバスクをぐるっと周るマラソンである。こちらのベストを着て準備万端だ。

 

 

 

 

バスク語マラソン コリカ

僕たちは10時10分ごろバトンを受け取って決められた区間を先頭で走る。余裕を持って9時半ごろに到着したが結局遅れて10時25分ごろにバトンが回ってきた。

 

こちらの放送でどんな感じの様子かを見ることができる。僕らは左下の距離が1515kmになってから少し経ったくらいに登場する。よければぜひ見ていただきたい。

 

 

 

映像がライブ配信でカクカクしているところもあるがこんなにしっかりとバスクのTVに映るなんて思ってもいなかった。僕は東京バスクの家の旗を持っているのだが、どの様な感じで始まるのか分からず、初め遅れてしまった。申し訳ない。

 

 

 

先頭で走るのはわずか100mほどだったが、その後も集団の後ろにくっついて走ることができる。エルムアの街をぐるっとした後、エイバルに向かう手前くらいまで、およそ3キロほどの距離を走った。

 

こんな経験はなかなかできるものではないし、掛け声をしながら走り、いい運動になった。

 

本当に誘っていただきありがとうございます🙇‍♂️

 

 

 

さていい運動をした後はパーっと行こうじゃないか。

 

 

 

 

 

と思ったのだが、ある方が急に「山に登ろう」と言い始める。

 

まぁある方とはサン・セバスティアンに留学している某日本人なのだが、それを聞いた周りの人は冗談で「行って来なよ」と言ったつもりが本当に行く感じの雰囲気になる。まだ山に登っていないのは彼と僕ともう1人。

 

「うん、登ろうか」

 

 

こういうのは早めの決断が大事。急遽予定になかったウルコ山への登山が決まった。

 

走った後に登山とか正直頭がおかしいとは僕も思う。

 

 

 

ウルコ登山とチョコ

ウルコ山はここエルムアの象徴的な山。前日に他のメンバーが登った際には1時間半かかったという。いやーーなかなかハードな戦いになりそうだ。

 

でもやるしかない。水を買い、気合を入れて登山を開始する。

 

 

 

アスファルトなのだが、初めからなかなか勾配がきつい。途中緩やかになったりはするものの気休め程度。

 

疲れすぎて途中のどのくらいでどんな景色だったかなどは正確に覚えていないが、頂上まであと半分くらいで昨日までいたエイバルの街が見えた。

 

 

 

右下には一昨日訪れたイプルーアのスタジアムが小さく写っている。この景色まではアスファルトの道だが、少しするとこの様な道になる。

 

 

 

あぁ、登山だ……。

 

ここまで来て引き返すわけにもいかないので一歩一歩、poco a pocoで進む(partido a partidoみたいにね)。

 

 

ひたすら登ること1時間。文字に起こすとすぐだが、かなりの時間を費やして頂上に辿り着いた。

 

 

 

 

いつだかのヒメネスの裸エプロンではないが、裸ベストというキモい格好の写真を載せてしまって申し訳ない。半袖を着ていたのだが、暑すぎて途中から上半身裸で登ったのだ。

 

ここの地元の人も裸にリュックサックを背負って駆け上がったりしているので問題はないだろう(笑)

 

 

 

さて登山は登って終わりではない。下山しなければならない。下山は膝が痛くなるし怖いし登りよりも嫌いかもしれない。登りと同じ1時間をかけて下山したのだが、途中山を駆け降りる方や駆け上る(普通に走る)方を何人も見つけ、バスク人の屈強さを改めて痛感した。おじいさんが余裕そうな顔で登山していたり、本当に信じられない。

 

 

マラソンと登山で疲弊した体にはエネルギーを与えなければ。

 

 

 

くーーー体に染みますわ。

 

 

昨夜と同様何軒か回った後はチョコ (txoko) にお邪魔する。チョコとは美食倶楽部といったらいいのだろうか、キッチンと食堂がある場所を会員が借り、料理を食べて飲んで楽しむところだ。

 

 

 

僕も詳しくは知らないのでぜひ調べてみてほしい。これまたありがたいことに招待していただいた。本当にありがとうございます。

 

 

 

もう入らないほどたらふく食って飲んでワイワイすることができるこの空間は特別だった。何度も書くが本当にありがたい経験をさせてもらった。

 

 

 

2度目のサン・セバスティアンへ

今夜の宿はサン・セバスティアンなので夜にはエルムアを離れなければならない。バスや電車で向かうことができるので、友人らと相談しこちらのバスク鉄道を利用して帰ることにした(写真は到着後に撮影)。

 

 

 

 

7時ごろ、ちょうどエルムアの駅に着いたタイミングで土砂降りの雨が降り出し雷も鳴り始めたので、帰るのはちょうど良かったかもしれない。

 

 

電車に揺られること1時間半強。ホテル最寄り駅のラガリツに到着した。

 

 

 

 

最寄りといっても徒歩で25分ほど離れている。ちょうど雨が止んでいたのでこれは歩くしかないか。本日最後の力を振り絞ってホテルへと向かう。

 

いやーここでも坂かよ。

 

 

 

そして坂がぬるく感じる、50段ほどの階段も。

 

 

 

なんだこれ。

 

本当に力を振り絞り25分かけて9時ごろホテルに到着した。

 

マラソンと登山の後にシャワーを浴びていないので風呂へ直行。もう今日は何もできないよね。

 

 

 

 

 

今回かかったお金

朝食:€ 5.10 (→ ¥ 851)

飲み代:€ 10.00 (→ ¥ 1,670)

水:€ 0.65 (→ ¥ 109)

チョコ:€ ??? (→ ¥ )

電車(ドノスティアへ):€ 5.10 (→ ¥ 861)