函館の街は快晴です。
青森市以来の大きな街なので、タイヤを交換するためにホンダウイングを探しました。
しかしホンダウイングは見つかりませんでした。
ここでタイヤ交換が出来なかったとなれば、このツルツルのタイヤで札幌まで行かなくてはいけない事になります。
しかし札幌は大きな街。
新品のタイヤを常備するホンダの店が必ずあるはず。
そこまでもう少し…もう何日かの辛抱です。
エンジンは絶好調だと言うのに、タイヤのせいでなかなか先へ進めないのがもどかしく思います。
昼食をとるためにセイコーマートに寄りました。
値段の安さから、旅人の間で人気のコンビニです。
中へ入ってみると、あれもこれも安いと言うわけではなかったけれど、一部の少量の商品が安く提供されています。
少なくても良いから安く上げたい時には重宝するでしょう。
少食の自分にはありがたい値段設定だと言えます。
北海道に来てみたものの、右も左もわかりません。
いえ、実際には右と左くらいは分かるのですが、とりあえずの目的地がないために、どっちに向かおうか悩んでしまいます。
そこでまずは函館から東へ向かい、海岸に出て、そのまま海岸線を北上する事にしました。
北海道の路側帯は、車が1台通れるほどの広さがあります。
とても走りやすく快適なのですが、寒さに震えてスピードが出せません。
8月にカイロを使用したのは初めての経験です。
この寒さが、ここ数日だけの異常気象である事を願います。
しかしここは北海道。
道路には「ここからが歩道だ！」という矢印や…
「ここが停止線だ！」という標識もあり…
雪への備えが半端ないのです。
冗談抜きでセーターを買おうか迷っています。
北海道は、どこを撮っても画になります。
そして、そんな道がどこまでも続くのです。
正直、50ccの原付で来る場所ではなかったと思います。
ずっと30㎞で右手を固定したまま、何時間経ったでしょうか。
道の駅の隣にキャンプ場を見つけました。
有料と書いてあったので値段を調べると、300円だそうです。
出せない金額ではないけれど、まだまだ北海道の初日。
これからの旅を思うと財布の紐も固くなります。
キャンプ場は諦めて先へ進みました。
陽が暮れると共に気温も下がっていきます。
時間的にギリギリの所、辿り着いた道の駅はとても寒々とした場所でした。
昼間の熱を少しでも保っているコンクリートの上にテントを張り、今日は就寝します。
今日は8月。
旅の100日目。
北海道は寒いです。
2014.08.13
■天候:晴れ
■走行距離:89㎞
■総走行距離:11391㎞
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